2025/09/03 (更新日: 2025/09/03)
目次
🎓 第1章 野村證券インターンの全体像
🔶インターンの目的と位置づけ|「優遇は本当にあるのか?」
🔶 開催時期と期間|夏・冬で何が違う?
🔶 インターンで得られる経験|金融業界志望者が注目する理由
📝 第2章 選考フローを徹底解説
🔶 エントリーからインターンまでの流れ
🔶 ESの特徴と通過のポイント|「金融業界らしい回答」とは?
🔶 Webテストの難易度は?出題形式と対策のヒント
🔶 録画面接(1分間の自己PR)
🔶 面接・グループディスカッションの実態|評価されるのはここ!
🔶 インターン当日|M&A提案ワークと講義のバランス
📊 第3章 倍率と難易度のリアル
🔶 倍率はどれくらい?数字から見える競争の厳しさ
🔶 合格する学生の共通点|学歴・スキル・人物像
🔶 「やばい」と噂される理由を検証してみた
🎁 第4章 インターン参加後の優遇
🔶 優遇の実態|本選考への直結はあるのか?
🔶 併願は可能?自社インターンとの両立について
🔶 インターン経験者の声|参加後にどう変わったか
💼 第5章 野村證券IBDの採用とキャリア
🔶 新卒採用の特徴|投資銀行ならではの人材像
🔶 初任給はいくら?待遇と昇給制度を解説
🔶 年収モデル|20代・30代でどこまで伸びる?
🔶 転職先|野村IBD出身者のキャリアの広がり
✅ まとめ
野村證券の投資銀行部門(IBD)インターンは、就活生の間で 「日系IBDの中で最も参加しやすいプログラム」 と言われています。
外資系IBDは受け入れ人数が数十名規模にとどまる一方で、野村は 夏冬あわせて約300名 を受け入れるため、間口の広さが特徴です。もちろん「誰でも受かる」わけではなく、選考を突破する力は必要ですが、日系IBDの中で最も挑戦しやすい門戸となっています。
このインターンの目的は大きく二つあります。
1️⃣ 学生にM&Aや資金調達の業務を体験させ、IBDの理解を深めてもらうこと
2️⃣ 優秀な学生を早期に見極め、将来的な採用候補者としてリストアップすること
表向きは「教育型」とされていますが、実際にはインターン参加者の一部に 追加面談やキャリアアドバイザー面談の案内が届く など、選考とのつながりを感じさせる仕組みがあります。したがって就活生にとっては、実務を学びながら評価も受ける二重の場 と捉えるべきでしょう。
📅 野村IBDのインターンは 夏(8月)と冬(2月)に開催 されます。いずれも 5日間のフルタイムプログラム で、座学とワークを組み合わせた濃密な内容になっています。
- 夏インターン:参加者はおよそ120名規模。他のインターンと被りがちなこともあり、比較的多様な学生が集まる。
- 冬インターン:夏よりも本気な学生が集まる。夏外銀インターン経験者などが冬に挑戦しやすく、ハイレベルな議論が展開されやすい。
いずれも「講義3割+ワーク7割」という構成で、M&A提案や資金調達戦略の立案を通じて実際の投資銀行業務を体験できます。
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野村のIBDインターンでは、単なるグループワークを超えた 実務に近いプロセス を経験できる点が最大の魅力です。
- 毎日、M&Aやファイナンスに関する 講義が用意され、基礎知識を学んだ上でワークに挑戦できる安心感 がある。
- ワークでは企業や業界の選定、バリュエーション、資金調達の検討まで行い、ストーリー性を重視した提案 が求められる。
- 最終日には 全チームが発表・質疑応答を行い、優勝チームが選ばれる。ここでの評価は、その後の追加面談や優遇に直結する可能性がある。
加えて、インターン中は常に社員が付きっきりでいるわけではなく、時折訪れて壁打ちやフィードバックを行う形式です。そのため学生主体で考え抜く力が問われる一方、最終発表ではクオリティの高さが強く意識されます。
野村證券IBDインターンの選考は、段階ごとに明確に設計されています。大まかな流れは以下の通りです。
- エントリーシート提出
- Webテスト(SPI形式)受験
- 録画面接(自己PR形式、取り直し可)
- 集団面接+グループディスカッション
- インターン参加(5日間)
- 優勝チームの決定・発表
- 一部学生にキャリアアドバイザー面談の案内
インターン後に社員との面談へ進む学生もおり、ここで評価を得ると本選考へとつながるケースがあります。つまり、参加できるだけでなく、インターン中にどう評価されるかが次のステップに直結する仕組みになっています。
ESでは、志望動機や学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)に加えて、直近のニュースに関する設問が課されるのが特徴です。これは金融業界ならではの時事性を重視する姿勢が表れています。
- 志望動機:「なぜ投資銀行か」「なぜ野村か」を分けて論理的に記すことが重要。
- ガクチカ:数字や成果を交えたロジカルな表現が好まれる。
- ニュース設問:単なる要約ではなく自分の意見やなぜ興味を持ったかをしっかり述べられるかがカギ。
ES通過率は体感で2割程度とされ、ここを突破してWebテストに進める学生は限られています。奇抜さよりも誠実さと論理性が重視されるため、落ち着いたトーンで仕上げるのが効果的です。
▼ES準備はこちらから
【例文あり】エントリーシートの強み・長所の伝え方|性格との違いもわかりやすく解説 - CaseMatch(ケースマッチ)| 完全無料のAIケース面接対策
【テンプレあり】ESで通過する志望動機とは?|評価される志望理由とNG例も紹介 - CaseMatch(ケースマッチ)| 完全無料のAIケース面接対策
WebテストはSPI ウェブ形式で、言語・非言語・性格の3分野から出題されます。問題そのものの難易度は高くないものの、足切りラインが比較的高いと言われており、特に計数分野ではスピードと正確性が求められます。
- 問題集を使い時間配分に慣れておくことが合否を分ける。
- SPIの中でも非言語分野での処理スピードを鍛えておくと有利。
このステップは人数調整の役割が強いため、突破すれば一気に可能性が広がります。逆にここで落ちる学生も多いため、軽視は禁物です。
Webテスト合格後、動画選考が実施されます。指定されたテーマに基づき、1分間で自己PRを行う形式です。短時間で自分の強みや志望動機を明確に伝える能力が求められます。事前に録画練習を行い、スムーズに話せるよう準備しておくことが推奨されます。
▼自分の強みや志望動機を準備する方法についてはこちらから
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面接は基本的に集団面接とグループディスカッションが同日に実施されます。
内容はオーソドックスな志望動機やガクチカに加え、「失敗経験」や「コンプライアンス観を問う質問」といった突発的なテーマも出題されます。短い時間で論理的に話せるかに加え、誠実さや価値観が見られるのが特徴です。
👉一方、グループディスカッションは金融知識を必須とするものではなく、一般的なテーマで議論を進める形式です。その場で考え、限られた時間で結論を出す力が評価対象となります。
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グループディスカッションの進め方完全ガイド!通過率を上げる方法と役割別のコツ- CaseMatch(ケースマッチ)| 完全無料のAIケース面接対策
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インターンは5日間のプログラムで、講義(3割)とワーク(7割)のバランスで進行します。講義ではM&Aや資金調達に関する基礎が解説され、その後のグループワークで実際に企業を選定し、業界分析やバリュエーションを踏まえた提案を行います。
- 特に重視されるのは、数値そのものよりも企業選定のストーリーや一貫性のある提案。
- 社員は常時同席するわけではなく、要所でフィードバックを行う形。
- 最終日の発表で優勝チームが選ばれ、評価はフィードバックを通じて伝えられる。
ここで高評価を得る学生は、その後キャリアアドバイザー面談に進むケースもあります。最終発表のクオリティやプレゼン力が、次のステップを左右する大きなポイントです。
野村證券IBDインターンは、日系IBDの中で最も参加しやすいとされながらも、倍率は決して低くありません。
- 全体倍率:約20倍
- 面接以降:2〜3倍程度
- 参加規模:夏冬あわせて約300名
📝夏・冬あわせて 延べ300名近く が参加できる規模感は外銀より門戸が広い一方、母集団が非常に大きいため依然として厳しい競争が待っています。特に Webテストで大幅に人数調整が行われるため、ここで落ちる学生が最も多いのが実態です。最初の関門を突破できなければ面接やGDに進めない構造になっており、「誰でも参加できる」というわけではありません。
参加者の顔ぶれを見ると、MARCH〜早慶・旧帝大まで幅広い大学から集まります。外銀インターンと比べると初心者層も多く、金融知識が浅いまま挑む学生も少なくありません。
🌟ただし評価されるのは知識量ではなく、論理性・誠実さ・協調性 の3点です。ESや面接では「経験を数値で語れるか」、GDでは「他者の意見を取り込みつつ結論に導けるか」といった基本資質が重視されます。特別な金融スキルよりも、考えを整理し周囲と共有する力が合否を分ける傾向にあります。
就活生の間では「野村IBDインターンはやばい」と表現されることがあります。これは多くの場合、外資系IBDインターンの徹夜続きのハードワーク を想像しての混同です。
👉実際には、野村のプログラムは学生向けに設計されており、過度な負担はかかりません。
5日間のプログラムは基本的に定時で終了し、残業もなく、毎日 8時間程度の睡眠 を確保できる余裕があります。講義やワークの密度は高いものの、無理のない設計で進むため、極端に体力を消耗することはありません。
😲むしろ「想像していたよりホワイトだった」という声が多く、安心して挑戦できるプログラム と言えます。選考を突破する大変さはあるものの、インターン中の生活環境は健全であり、過度に恐れる必要はないでしょう。
野村IBDインターンは「教育目的」と説明されているが、実際には 本選考につながる優遇的要素 が存在します。特に、最終発表やグループワークで高評価を受けた学生には、後日 キャリアアドバイザー面談 の案内が届くケースがあります。
この面談は形式上「就活相談」とされているものの、実質的には 追加面談や早期選考の入口 として機能することが多いです。参加者の間では📝「全体の約 4割程度 が案内を受ける」と言われており、その後の本選考に直結した例も少なくないです。
👂また、噂によるとキャリアアドバイザーは1人ではなく、3人が担当につく仕組みがあり、異なる視点から学生を評価する体制が整えられているらしい。
つまり、IBDインターンは単なる学習機会ではなく、評価と選考の場 でもあると認識しておく必要があります。
野村證券では、IBDのほかに グローバル・マーケッツ(GM) や リサーチ など複数の部門でインターンを実施しています。
- インターン段階では複数部門への参加が可能。実際にIBDとGM両方に参加した学生も存在する。
- ただし、本選考では必ず一つの部門を選ぶ必要がある。
- 複数部門を経験すること自体はプラスだが、「どの部門を志望するか」を明確に切り分けられないと、志望度が薄いと見なされるリスクもある。
したがって、IBD・GM・リサーチなどを横断して受ける場合でも、最終的にどの部門でキャリアを築きたいのか を言語化しておくことが不可欠です。
「キャリアアドバイザー面談を通じて、就活の進め方が具体的に見えた」
「金融知識ゼロだったが、基礎を学んだことで他社の選考でも自信を持てるようになった」
「議論でストーリー性を重視する姿勢を体感し、その後の面接やGDで活かせた」
このように、野村IBDインターンは 実務理解と本選考優遇の両面でリターンが大きい プログラムです。
野村IBDは毎年数十名規模で新卒を採用しており、日系投資銀行の中では最大級の採用数を誇ります。
求められるのは 論理性・誠実さ・協調性 を備えた人材。M&Aや資金調達などの大型案件を扱うため、知識以上に「信頼を得て成果を出す力」が重視されます。外資系のように即戦力を求めるのではなく、中長期的に育成する素養 を見ている点が特徴です。
💡2025年度の初任給は 月給約30万円+賞与。残業代やボーナスを含めれば 初年度で600万円を超えるケースもあります。
昇給は成果連動色が強く、特にIBDでは案件単位での貢献度によって 賞与が大きく変動します。年次よりも実力が重視され、20代のうちに年収1,000万円に届く例もあります。
✅一方で、その裏返しとして 勤務環境はかなり厳しいです。案件のピーク期には終電帰りや徹夜が発生し、休日対応も求められることがあります。
外資に比べればややマイルドとはいえ、「ホワイトな職場」とは言い難く、体力・精神力を求められる点は残ります。つまり野村IBDの待遇は、高収入とキャリアの加速 を得る代わりに、ハードワークを覚悟する必要がある という両面性を持つといえるでしょう。
野村IBDの年収は以下のレンジが目安となる。
20代後半:700〜900万円
30代前半:1,200〜1,500万円
30代後半〜40代:2,000万円以上
外資系ほどの水準ではないが、安定性と成長性の両立 が可能な待遇であり、「成果を出せば確実に報われる」構造になっている。
野村IBDで数年経験を積んだ後は、国内外で多様なキャリアパスが開ける。代表的な転職先としては以下が挙げられる。
🌟外資系投資銀行(GS、MS、JPモルガンなど)
┗ より高待遇・グローバル案件を求めて移るパターン。
🌟PEファンド/投資ファンド
┗ M&A実務を活かしてバイサイドへ転向する例。
🌟事業会社(総合商社、大手メーカーの経営企画など)
┗ 事業投資やM&Aを進める立場にシフトするルート。
🌟その他(コンサル・IT/エンジニア転職など)
┗ 一般的ではないが、財務スキルやデータ知識を応用してキャリアチェンジするケースも存在する。
このように、野村IBDは 金融・事業会社を中心に幅広いキャリア展開を可能にする“汎用性の高いキャリア基盤” を提供している。インターン参加は、その後のキャリアの選択肢を広げる重要な一歩だ。
野村證券の投資銀行部門(IBD)インターンは、IBDの中でも最大規模のプログラムであり、夏・冬あわせて約300名が参加します。講義とグループワークを通じて、M&Aや資金調達の実務を疑似体験できる点が大きな魅力です。
選考フローはエントリーシート、Webテスト(SPI)、録画面接、面接・グループディスカッションと段階的に進み、倍率は20倍前後と高い難易度。その分、参加できれば実務に近いプロセスを経験できるだけでなく、最終発表の評価をきっかけにキャリアアドバイザー面談や本選考優遇につながるチャンスもあります。
論理性・誠実さ・協調性が評価の軸となるため、金融知識が浅い学生でも挑戦可能。金融業界を志望する学生にとって、学びと選考の両面で大きな価値を持つインターンだと言えるでしょう。