
エージェントの選び方
2026/10/14
転職 エージェントおすすめの選び方|30代・40代・第二新卒の相談と活用法
目次
おすすめは希望職種を扱う支援から選び必要に応じて特化型を加える
希望職種と勤務地に合う求人を扱うかを最初に確かめる
求人紹介を受けたいか自分で応募したいかで利用方法を分ける
30代・40代・第二新卒は経験の伝え方から相談先を絞る
30代は実績を生かす転職か未経験への転職かを先に決める
40代は専門性と役割を具体化して対象求人を確かめる
第二新卒や未経験者は入社後に生かせる経験を整理する
口コミは評価の高さより支援内容と対象者を確かめる
よりそい転職とキャリカミは公式情報と利用者評価を分けて読む
支援の口コミから初回面談で聞く質問を作る
登録前に運営会社と個人情報の提供先を確認する
公的な事業者情報と利用規約を照合する
紹介求人の労働条件を自分で照合する
求人票と内定時の条件を同じ項目で比べる
応募経路と条件変更の記録を残す
面談前に経歴と希望条件を一枚にまとめる
担当業務と成果を応募先で再現できる強みに変える
譲れない条件と相談できる条件を分ける
登録から内定までは支援を使いながら自分で応募と承諾を決める
各段階で担当者に頼むことと自分で行うことを分ける
最初の相談までに希望職種と経験を整理しよう
次に行うことを三つに絞る
転職エージェントを探しても、紹介されるサービスが多く「自分に合うのはどこか」と迷いますよね。 選ぶ軸は、希望する仕事に合う求人と、必要な支援を受けられるかです。年代別の選び方から口コミの読み方、面談前の準備、内定時の条件確認まで、相談を応募につなげる方法を解説します。
おすすめは希望職種を扱う支援から選び必要に応じて特化型を加える
迷うなら希望職種を扱う総合型で相談を始め、専門性の高い仕事を狙う場合は特化型を加えるのがおすすめです。順位や知名度ではなく、あなたの経験と希望に合う募集を扱うかで選びましょう。
希望職種と勤務地に合う求人を扱うかを最初に確かめる
最初に見るのは、希望職種・勤務地・経験水準の三つです。求人総数が多くても、希望地域で応募できる仕事が少なければ、相談後の選択肢は広がりません。公式の求人検索や支援対象の案内で職種と地域を確認し、面談では自分の経験に近い求人を扱っているか尋ねてください。
希望職種がまだ定まらない人は、複数の職種を扱う総合型で経験の使い道を相談すると整理しやすくなります。すでに専門職としての転職先が明確な人は、業界や職種に詳しい特化型を候補に入れましょう。総合型と特化型は優劣ではなく、相談したい内容によって使い分けるものです。
希望・状況 | 相談する支援タイプ | 初回面談で確認すること |
|---|---|---|
職種を広く検討したい | 希望地域を扱う総合型 | 現職の経験を使える職種と紹介理由 |
専門職として経験を深めたい | 業界・職種の特化型 | 必要な技術・専門性と募集要件 |
管理や事業推進の経験を生かしたい | 該当する役割を扱う支援 | 責任範囲と組織規模が合う募集の有無 |
地元で働き続けたい | 希望地域に対応する支援 | 勤務地、転勤範囲、通勤の条件 |
経験の少ない職種へ挑戦したい | 未経験者の応募を扱う支援 | 対象職種、育成体制、応募条件 |
比較では、同じ希望条件を伝えて、紹介の理由が具体的かを見ると判断できます。「営業経験があるから」だけではなく、「既存顧客との調整経験が、この求人の法人対応に使える」と説明してもらえるかがポイントです。紹介できる求人が少ない場合も、理由が職種・地域・経験のどこにあるかを説明してくれる担当者なら、次に見直す条件を決められます。
登録社数を増やすこと自体は目的にしません。連絡と応募履歴を管理できる範囲で始め、対象求人が足りないと分かったときに別の支援を加えてください。同じ求人への応募を複数社に依頼すると調整が複雑になるため、応募窓口は一つに決めます。
おすすめを決める基準は、希望する仕事を扱っているかです。複数利用するなら、求人を広く探す窓口と専門的な相談の窓口など、それぞれの役割を決めましょう。
▼複数利用を始める前に、担当者への伝え方と重複応募を防ぐ管理方法を確認できます
求人紹介を受けたいか自分で応募したいかで利用方法を分ける
相談と応募支援が必要ならエージェント、自分で探して応募したいなら転職サイトを軸にしましょう。エージェントには求人紹介、書類の助言、日程調整を依頼できます。転職サイトは求人探索と応募、口コミサイトは職場を調べる補助として使います。
スカウトは企業や仲介者から連絡を受ける仕組みで、届いただけで採用が決まるわけではありません。誰からの連絡か、どの求人か、選考がどう進むかを確認して返事をしてください。

▼スカウトを併用するなら、連絡の種類と応募前に確認する項目を押さえておきましょう
相談先を選ぶ前に希望職種を言葉にしたい場合は、CaseMatchのAIキャリアアドバイザーで、これまでの経験と転職の目的を対話しながら整理できます。

30代・40代・第二新卒は経験の伝え方から相談先を絞る
年代別に選ぶときも、中心に置くのは経験と希望する役割です。年齢の名称に合うサービスを探すだけでなく、どの経験を評価してもらいたいかを決めて相談しましょう。
30代は実績を生かす転職か未経験への転職かを先に決める
30代は、同じ職種で経験を生かすか、未経験の職種へ移るかを先に分けましょう。この二つでは、紹介してほしい求人も、書類で示す材料も変わります。両方を検討する場合は、面談でそれぞれの希望を伝え、別の選択肢として提案を受けてください。
同職種への転職では「経験年数」だけでなく、任された範囲と成果が重要です。営業なら新規開拓と既存対応の割合、事務なら担当した業務と改善、技術職なら工程や使用技術を整理します。担当者が求人を探せる粒度で説明すると、求人の名称は同じでも仕事内容の違う募集を区別しやすくなります。
未経験職種への転職では、前職の経験を次の業務へどう使うかを考えます。例えば接客から法人対応を目指すなら、顧客の要望を聞き取った経験や、社内へ情報をつないだ経験が材料になります。学習も大切ですが、資格名を並べるだけでなく、何を学び、どの業務に使いたいかまで説明しましょう。
年代・経験 | 相談前に整理すること | 担当者に聞くこと | 書類で示す材料 |
|---|---|---|---|
30代 | 同職種か職種変更か | 経験を評価される業務領域 | 担当範囲、自分の行動、成果 |
40代 | 専門性と希望する役割 | 求められる責任範囲と経験の接点 | 専門業務、改善、育成の実績 |
第二新卒 | 離職の背景と次に続けたい仕事 | 初期経験を生かせる求人と育成 | 担当業務、工夫、学んだこと |
未経験職種を希望 | 転用できる技能と学習 | 未経験応募の範囲と入社後の業務 | 関連する経験、学習内容、実践 |
例えば「幅広く紹介してください」とだけ伝えると、業界を変えたいのか、業務を変えたいのかが担当者に伝わりません。「法人営業は続けたいが、短期販売より継続支援に関わりたい」のように、残す経験と変える条件を分けると、紹介理由も確認しやすくなります。
方向性が決まらない場合は、最初の面談を職種検討に使って構いません。現職で得意だったこと、負担だったこと、続けたい業務を挙げ、求人の具体例を見せてもらいましょう。
▼30代で経験を生かす方向性が見えたら、相談先との相性と活用方法を詳しく確認できます
40代は専門性と役割を具体化して対象求人を確かめる
40代は、専門性と担当してきた役割を具体化してから対象求人を確かめましょう。管理職経験があれば、役職名に加えて組織の規模、意思決定の範囲、採用や育成への関与を整理します。専門職なら、何を任され、どんな課題を解決してきたかを中心に伝えてください。
40代だから必ず管理職向けの支援を選ぶ必要はありません。現場の専門業務を深めたい人、管理より実務へ戻りたい人、働く地域を変えたい人では、探す募集が異なります。年齢の対象だけでなく、自分が望む責任範囲の求人を扱うかを確認するほうが、相談先を絞りやすくなります。
「マネジメント経験あり」という説明は、採用側にも担当者にも解釈の幅があります。評価面談や人員配置まで担当したのか、後輩指導を担ったのか、プロジェクトの進行を管理したのかを分けて書きましょう。正式な役職がなくても、業務改善や育成を担った事実は相談材料になります。
求人紹介が少ないときは、職種、地域、必要経験、希望する働き方のどこが制約になっているか尋ねます。勤務地は動かせないが業界は広げられる、といった調整ができれば、次の検索条件を決められます。現在の条件と、条件を変えた場合の求人例を分けて示してもらうと判断しやすいでしょう。
経験の強みを自分だけで整理すると、長く続けてきた業務ほど「当たり前」に感じてしまいます。改善前後と自分の役割を切り分けることが、説明を具体化する近道です。CaseMatchのAIキャリアアドバイザーでは、職務経験を対話で整理できます。面談前に、どの経験を相談材料にするか見直してみましょう。
40代の相談では、役職名より任された仕事と希望する役割を具体化します。紹介が少ない場合は、変えられる条件を一つずつ検討し、譲れない条件まで急に下げないようにしましょう。
▼40代の経験を整理できたら、紹介求人の検討と担当者への相談の進め方を確認できます
第二新卒や未経験者は入社後に生かせる経験を整理する
第二新卒や未経験者は、経験の短さを隠すより、入社後に使える行動と技能を示しましょう。第二新卒の支援対象はサービスによって異なるため、卒業年だけで判断せず、就業経験や希望職種が対象になるかを確かめます。未経験者向けの案内では、対象地域と紹介職種も重要です。
短期離職の背景は、事実、改善に向けて試したこと、次の職場で実現したいことの順に整理すると伝わります。例えば「業務が合わなかった」で止めず、どの仕事を期待し、実際には何を担当し、今後はどんな業務に取り組みたいのかを説明してください。会社への不満だけでなく、次の選択で確かめる条件までつなげます。
未経験職種を希望する場合も、前職での報告、顧客対応、進捗管理、ミス防止の工夫などを材料にできます。資格取得だけを唯一の道にせず、求人に必要な技能を見て学習を選びましょう。学んだ内容を小さく実践した経験があれば、取り組んだ理由と結果を添えて伝えます。
支援の説明に「未経験歓迎」とあっても、すべての求人が未経験応募に対応するわけではありません。「この求人で経験が必要な部分はどこか」「入社後は何から担当するのか」と尋ね、応募できることと、希望した経験を積めることを分けて判断してください。
▼経験を応募先で使える言葉に変えるときは、未経験転職の志望動機の組み立て方が参考になります
年代より経験を軸に職種を考えたい場合は、CaseMatchのAIキャリアアドバイザーで、これまでの担当業務から転職の方向性を整理できます。

口コミは評価の高さより支援内容と対象者を確かめる
口コミはおすすめ順位を決める材料より、相談時に確認する項目を探す材料として使いましょう。評価の高低だけでは、投稿者の希望と自分の希望が同じか判断できません。
よりそい転職とキャリカミは公式情報と利用者評価を分けて読む
口コミを読む前に、運営主体、実際の支援担当、情報提供先の三つを調べましょう。ここでは、自社で転職支援を行うサービスと、他社の担当者を紹介するサービスの違いを見る事例として、よりそい転職とキャリカミを取り上げます。おすすめ順位をつけるためではなく、ほかの相談先にも使える確認方法を示すためです。
よりそい転職は株式会社ミギナナメウエの転職支援事業です。同社の公式沿革では、第二新卒を中心とする人材紹介サービスとして開始したことが示されています。(出典:Company Info|株式会社ミギナナメウエ)キャリカミは株式会社TAiNERが運営し、提携エージェントのキャリアアドバイザーを紹介する仕組みを案内しています。企業公式の事業案内では、人材ソリューションを展開しています。(出典:株式会社TAiNER|TAiNER.inc)
調べる順番は、まず会社概要で運営会社名を確認し、次にサービス説明やFAQで、誰が求人紹介と選考支援を行うかを確認します。担当者を紹介する仕組みなら、紹介先の会社名と、担当変更をどの窓口へ相談するかも尋ねてください。最後に、利用規約と個人情報保護方針で、登録情報の提供先、同意する範囲、提供停止の方法を確認します。登録した窓口と実際の支援会社が同じとは限りません。
そのうえで口コミを読み、どの会社の、どの支援を評価した投稿かを見ます。時期、年代、職種、地域も確認し、「良かった」という一言より、添削や求人説明など具体的な場面を判断材料にしましょう。公式の利用者紹介と第三者の投稿は区別し、広告表示や調査方法も確認してください。希望職種への対応や連絡方法は、口コミから推測するだけでなく面談で質問して確かめます。
▼口コミを判断材料にする前に、投稿の具体性と自分との条件の違いを見分ける方法を確認できます
支援の口コミから初回面談で聞く質問を作る
気になる口コミは、面談で聞ける質問に変換しましょう。連絡頻度の好みや希望求人は人によって異なるので、自分の条件を伝えたうえで支援方法を確認するほうが役立ちます。
- 「連絡が多い」が気になるなら、「平日はメール中心にして、電話は事前調整できますか」
- 「求人が合わない」が気になるなら、「私の希望職種をどの範囲で扱い、何を理由に紹介しますか」
- 「添削が手厚い」が気になるなら、「事実の整理、文章の修正、応募先別の調整のどこまで相談できますか」
- 「面接対策が良い」が気になるなら、「模擬面接と回答へのフィードバックは受けられますか」
質問への回答が具体的で、希望との違いを説明してもらえるかを見てください。合わない点がある場合は、最初に調整できるか尋ねましょう。
登録前に運営会社と個人情報の提供先を確認する
登録前には、サービス名だけでなく運営会社名と利用規約を確認しましょう。特に別の事業者へ情報が渡る仕組みでは、相談窓口と実際の支援担当を区別して把握します。
公的な事業者情報と利用規約を照合する
職業紹介を受けるなら、公的な事業者情報と登録先の規約を照合してください。厚生労働省の人材サービス総合サイトでは、職業紹介事業者の情報を検索できます。サービス名ではなく、会社概要にある運営会社名を使い、事業所や許可情報を確認しましょう。許可があることは、担当者との相性や内定を保証するものではありません。(出典:「人材サービス総合サイト」 - mhlw.go.jp)
有料・無料いずれの職業紹介事業者も、求職者は基本的に無料で利用できます。「有料職業紹介」という名称だけで、求職者への課金を意味すると捉える必要はありません。別途有料の相談や講座を申し込む場合は、紹介サービスと分けて料金、解約、返金条件を確認してください。(出典:知っておきたい! 民間人材サービス利用のポイント)
個人情報については、提供先、提供する情報、提供期間、停止方法を読みます。退会と第三者への情報提供停止が同じ手続きか、利用をやめた後に連絡が続く場合の窓口も確かめておくと安心です。今の勤務先に知られたくない場合は、その企業への情報公開や応募をどう管理できるかも尋ねましょう。
規約では就職報告や違約金の条項も確認します。求人企業に対する紹介手数料の契約と、求職者が同意する規約は別です。請求があった場合は支払い義務を即断せず、同意した規約と利用記録を照合し、根拠となる条項の説明を求めてください。
登録時の規約は日付とともに保存し、「今回同意する規約はどの会社のものか」を確認してから進めましょう。
紹介求人の労働条件を自分で照合する
求人を紹介してもらっても、入社する仕事の条件は自分で照合しましょう。説明を受けた内容を保存し、内定時の書面と同じ項目で比べると、確認すべき違いを見つけられます。
求人票と内定時の条件を同じ項目で比べる
求人票、面談時の説明、内定時の書面を並べ、差がある項目だけを質問する方法がおすすめです。記憶だけで比較すると、応募当初の条件と途中で変わった説明が混ざります。求人票は応募時点の版を保存し、口頭で追加された内容は面談日とともにメモしてください。
2024年4月から、募集時などに明示すべき事項として、業務の変更範囲、就業場所の変更範囲、有期労働契約の更新基準が追加されました。今の仕事と勤務地だけでなく、将来の配置転換や契約更新も確認する必要があります。(出典:職業安定法施行規則改正|労働条件明示等|厚生労働省)
照合する項目 | 求人票で保存する内容 | 内定時に確認する差分 |
|---|---|---|
業務内容と変更範囲 | 入社直後の業務、将来変更される範囲 | 希望する職種を続けられる条件 |
勤務地と変更範囲 | 初期配属、転勤・異動の範囲 | 通勤や転居の条件への影響 |
雇用形態・契約更新 | 期間の定め、更新基準、上限の有無 | 説明された雇用形態との一致 |
賃金と固定残業代 | 基本給、手当、固定残業代の内訳 | 含まれる時間、超過分の扱い |
労働時間・休日 | 所定時間、休日、勤務制度 | 希望する働き方を満たすか |
表を使うときは、企業間の比較より先に、一つの求人の説明が一貫しているかを確認します。例えば勤務地が「現在の事業所」から「会社の定める事業所」へ変わっていたら、転勤の対象範囲を質問してください。「当面は予定なし」という説明と、契約上の変更範囲は同じ意味ではありません。
条件の違いを見つけた場合は、「求人票ではこの記載でしたが、内定時の書面ではこの内容になっています。変更理由と最終条件を確認したいです」と伝えます。担当者に企業への確認を依頼したら、回答をメールなどで残し、契約書面にも反映されているかを見ましょう。厚生労働省も、調整した条件が実際の契約に反映されているかを求職者自身で確認するよう案内しています。(出典:知っておきたい! 民間人材サービス利用のポイント)
承諾前に必要なのは、説明への納得だけでなく最終条件の書面確認です。差分を絞って質問し、回答と契約内容が一致した状態で判断しましょう。

応募経路と条件変更の記録を残す
応募先ごとに企業名、職種、応募日、応募経路を記録してください。同じ企業でも職種が違う場合があるので、求人名や管理番号も残すと重複を防げます。応募を依頼する前に、別の窓口ですでに選考が進んでいないか確認しましょう。
条件変更や辞退の連絡も、日付と内容を保存します。承諾を急ぐよう求められても、未確認の項目があれば「勤務地の変更範囲を確認してから判断したいです」と伝えてください。退会後に履歴を見られなくなる場合に備えて、利用中に記録を残すことが大切です。
面談前に経歴と希望条件を一枚にまとめる
面談前には、経験と希望を一枚にまとめることをおすすめします。どの相談先でも同じ資料を使えば、紹介の違いが希望の伝え方によるものか、扱う求人によるものかを判断しやすくなります。
担当業務と成果を応募先で再現できる強みに変える
一枚の資料には、担当業務、扱った規模、自分の行動、成果、次に生かしたい強みを記載しましょう。会社の説明や部署の実績だけでなく、その中で自分が何をしたかを分けると、書類と面接に使える材料になります。
例えば「問い合わせ対応を担当」とだけ書くより、「問い合わせの内容を分類し、よくある質問の案内を更新した」と書くほうが行動が伝わります。これは書き方の例なので、自分が実際に行ったことだけに置き換えてください。成果を数字で示せない場合も、頻度、対応した対象、改善前後の手順で具体化できます。
資料は、次の順番でメモすると作りやすくなります。
- 業務の事実 誰に対して、どの業務を、どの期間担当したか
- 任された範囲 自分で判断したこと、上司や他部署と分担したこと
- 行動と結果 困った点、試した工夫、変わったこと
- 使える強み 調整、分析、提案、改善など行動から説明できる力
- 次の仕事との接点 希望求人のどの業務に使えそうか
経験の棚卸しでは、成果を大きく見せるより、追加質問に答えられることを優先します。チームで達成した結果はチームの成果と明記し、自分の担当を添えましょう。売上などの情報を出しにくい場合は、守秘義務に配慮した範囲や割合で表し、外部に伝えてよい内容かを確認します。
同じ材料を職務経歴書と面接に使うと、自分の役割の説明がずれることを防げます。添削では「この行動が募集要件につながるか見てください」と頼むと、具体的な助言を受け取りやすくなります。
経歴の事実は分かっていても、書類の形にまとめる段階で手が止まることがあります。整理した材料をもとに下書きを作り、事実を確認しながら直すと進めやすくなります。CaseMatchの職務経歴書作成支援では、チャットで対話しながら職務経歴書を作成できます。完成後は担当範囲や成果の表現を自分で確認して、相談用の資料に使いましょう。
職務経歴書と面接の土台は、自分の行動を説明できる事実です。数字がなくても具体化できますが、結果を創作したりチームの成果を自分だけの成果にしたりしないようにしましょう。

譲れない条件と相談できる条件を分ける
希望条件は、必須条件、希望条件、確認したい条件の三つに分けましょう。すべてを必須にすると、紹介求人が少ない理由を整理しにくくなります。最初に、今回の転職で解決したい問題に直結する条件を決めてください。
例えば通勤を短くしたいなら、会社名や業界より勤務地と出社頻度の確認を優先します。仕事内容を変えたいなら、魅力的な制度があっても担当業務が変わらない求人は慎重に検討しましょう。転職理由を「今の職場を離れたい」で止めず、「次の職場で何を実現するか」に変えることが選択の軸になります。
条件が多く候補が出ない場合は、まず希望条件の中で柔軟にできるものを探します。次に、情報が不足している条件を質問で明らかにしてください。確認できていない働き方を、良さそうな印象だけで必須条件を満たすと判断しないことが大切です。生活上必要な条件は、求人を増やすためだけに下げる必要はありません。
希望する仕事が曖昧な人は、応募を急ぐより経験の棚卸しを先に行いましょう。提案された職種の業務と必要な力を尋ね、経験を使えるかを検討します。資料は面談ごとに更新し、条件を変えた理由も担当者に伝えてください。
「必須は勤務地、希望は担当業務、確認したいのは出社頻度」のように分けて話せれば、提案にも自分の基準で返事ができます。
経歴と条件を一度にまとめるのが難しいときは、CaseMatchのAIキャリアアドバイザーで、面談に持っていく材料を対話で整理できます。

登録から内定までは支援を使いながら自分で応募と承諾を決める
エージェントには情報収集と調整を任せ、応募と承諾は自分で決めましょう。任せる範囲を把握しておくと、支援を受けながらも希望と異なる方向へ進むことを防げます。
各段階で担当者に頼むことと自分で行うことを分ける
担当者の支援と、自分が判断することを段階ごとに分けておきましょう。支援内容はサービスや担当者によって異なるため、表の項目を面談で確認して利用します。
段階 | 担当者に頼む支援 | 自分が行うこと |
|---|---|---|
登録 | 利用方法と支援対象の説明 | 運営会社と規約の確認 |
初回面談 | 経験と希望に合う方向性の提案 | 経歴と優先条件の共有 |
求人紹介 | 紹介理由と募集要件の説明 | 求人保存と応募判断 |
応募・書類準備 | 添削、企業への確認、応募手続き | 記載内容の事実確認 |
面接 | 日程調整、想定質問への助言 | 自分の言葉で話す練習 |
内定・条件確認 | 不明点の照会、条件調整の相談 | 最終条件の照合と承諾判断 |
入社 | 入社日などの調整 | 現職の退職と引き継ぎの準備 |
紹介を断る場合は、「勤務地が必須条件に合わない」「希望する業務を担当できない」など理由を伝えると、次の提案を修正してもらえます。連絡が負担なら頻度や手段の変更、説明が合わないなら担当変更を相談してください。紹介がない場合も、対象求人と条件を確認し、必要なら別の応募経路を加えます。
書類を整えてもらっても、面接で説明できるかは別の準備です。第三者に聞いてもらい、担当範囲や行動の理由が伝わるかを確かめましょう。CaseMatchのAI面接練習では、回答への採点とフィードバックを受けられます。応募する職種に合う練習を選び、指摘された点を実際の経験に沿って直してください。
エネルギー領域の経験を生かしてコンサル職を検討する人なら、次の人物面接も練習の選択肢です。PwCの該当領域を想定したお題なので、志望領域が合う場合に自分の役割と行動を説明する練習として使ってください。
▼エネルギー領域のコンサル職を検討する人は、業務経験を深掘りされる面接を練習できます
選考を辞退するときは、応募窓口の担当者へ早めに伝えます。企業と直接やり取りしている場合は、誰へ連絡するかを確認し、放置せず辞退の意思を明確にしましょう。
▼選考を辞退する場合は、エージェント経由と企業への直接連絡で伝え方を使い分けましょう
紹介された求人に応募する理由を整理したいときは、CaseMatchのAIキャリアアドバイザーで、仕事内容と自分の経験の接点を考えられます。

最初の相談までに希望職種と経験を整理しよう
最初の相談では、希望する仕事と経験の接点を確かめることを目標にしましょう。紹介数だけでなく、応募する理由を自分で説明できる求人が見つかるかが大切です。
次に行うことを三つに絞る
次に行うことは、希望の整理、経験の整理、相談先の確認の三つです。職種が未決定なら、経験の整理から始めて構いません。面談準備の節で挙げた資料を作るための補助として、CaseMatchのAIキャリアアドバイザーでは経験と希望条件を対話で整理できます。

面談を予約する前に、次の三つを一枚のメモにまとめてください。
1. 希望 職種と勤務地を書き、必須条件と相談できる条件を分ける。
2. 経験 担当業務を一つ選び、自分の行動と結果を事実に沿って書く。
3. 確認事項 相談先の運営会社と支援担当を調べ、対象求人、連絡方法、情報提供先について聞きたいことを残す。
面談では、そのメモを使って「この経験を生かせる求人はありますか」と尋ねましょう。紹介されたら仕事内容と紹介理由を確認し、応募する求人票を保存してください。内定時に条件を照合できるよう、説明と応募経路の記録も最初から残しておきましょう。
著者
小野 孝之
CaseMatch株式会社 CSO早稲田大学大学院卒業後、デロイト トーマツ コンサルティングを経て、アクセンチュアにてマネージャーを務める。現在はCaseMatchのCSO兼エージェントHeadとしてハイクラス層の転職を支援。エージェントとしては、ビズリーチSランク、外資就活ネクストAランクの実績を持つ。
監修者
畑中 翼
Senior Managerフジクラで研究開発・新規事業開発に従事した後、アクセンチュア、デロイト、イグニション・ポイント、ADLでコンサルティングを経験。現在はSenior Managerとして転職支援を担当。製造業・R&D領域に強みを持ち、QUNIE Award 2024優秀個人賞、外資就活ネクストAランクの実績を持つ。
面接練習で、選考を有利に進めよう。
1分で完了








