
エージェントの選び方
2026/10/19
転職エージェント第二新卒向けの選び方|20代の職種選びと初めての転職準備
目次
第二新卒は希望職種の求人と選考支援が合うエージェントを選ぶ
求人数の多さより自分が応募できる求人と担当者の対応を確かめる
転職エージェントと就活エージェントと転職サイトを使い分ける
短い職歴から次の仕事に持ち込める経験を整理する
実績が少なくても担当業務と工夫と変化を具体化する
辞めたい理由を次の職場に求める条件へ変える
20代の職種選びは今の経験と入社後に学べる内容から考える
営業や事務やIT職は仕事内容と応募要件を見て候補を絞る
メーカー志望なら業界名だけでなく配属職種と勤務地を決める
紹介された求人は仕事内容と変更の範囲まで確かめる
入社直後の配属と将来の異動を分けて確認する
求人票と内定時の労働条件を照合してから承諾する
登録から入社まで本人が確認することを押さえる
面談から求人紹介と応募へ進む流れを把握する
在職中は連絡時間と情報共有の範囲を先に決める
書類と面接では短い職歴と志望理由を一貫して伝える
職務経歴書は担当業務と応募先で生かせる経験を中心に書く
退職理由と志望動機は次の職場で実現したいことにつなげる
第二新卒のエージェント利用でよくある質問
相談だけでも利用できるか、費用はかかるか
求人を紹介されない場合や第二新卒の対象外の場合はどうするか
最初の相談に向けて職歴と希望条件を一枚にまとめる
今日やることは経験の棚卸しと確認したい質問の準備
職歴が短いと、「紹介してもらえる求人はあるのか」「何を相談すればいいのか」と迷いますよね。 第二新卒のエージェント選びでは、知名度よりも自分が応募できる求人と支援内容を確かめることが大切です。希望職種の絞り方、短い職歴の伝え方、求人票の確認から面接準備まで、初めての転職で本人が判断することを整理します。
第二新卒は希望職種の求人と選考支援が合うエージェントを選ぶ
初めての転職では、自分の職歴で応募できる求人を紹介し、書類や面接の改善まで支援してくれるエージェントを選びましょう。求人を探す作業は任せても、応募する理由は自分の言葉で説明できる状態にしておきます。
求人数の多さより自分が応募できる求人と担当者の対応を確かめる
選ぶ基準は、サービス全体の求人数ではなく、希望職種・勤務地・就業経験に合う求人があるかです。未経験職へ移るなら、未経験者が対象の求人と入社後の教育を重視します。今の経験を生かすなら、担当者がその職種の業務を理解し、経験のどこが応募要件に合うか説明できることを優先してください。
たとえば架空の例として、販売職から法人営業への転職を考える人なら、「営業求人を多く扱っています」という説明だけでは選べません。法人対応の経験がなくても応募できるのか、接客経験の何が評価につながるのか、入社後にどんな商品知識を学ぶのかまで質問すると、自分に合う紹介か判断しやすくなります。
面談では、次の質問を使って担当者の対応を確かめましょう。
- この求人を紹介する理由と、私の経歴に合う点は何ですか。
- 必須条件のうち、私の経験では補足説明が必要な項目はありますか。
- 書類添削や模擬面接では、どこまで支援してもらえますか。
- 条件が合わない求人を断った場合、次の紹介にどう反映されますか。
質問への返答が具体的で、希望と異なる求人を出す理由も説明してくれる担当者を選ぶのがおすすめです。応募を急かすだけで仕事内容の疑問が解消されないなら、まず希望を伝え直し、改善しなければ担当変更や利用先変更を検討します。担当者への遠慮で応募を決める必要はありません。
紹介の偏りを確かめたい場合には複数利用も役立ちますが、最初から多数登録すると連絡や応募管理が負担になります。まず相談した先で希望に合う求人が出るかを見て、不足する職種や地域を補う目的で追加する順を勧めます。同じ企業へ別経路で応募しないよう、応募済みの企業は共有しましょう。
求人数ではなく、自分が応募できる求人と紹介理由で選びます。 エージェントは判断材料を集める相手であり、応募先を決めるのは本人です。
▼紹介の偏りを確かめるために併用するなら、応募管理と担当者への伝え方も先に押さえておきましょう。
転職エージェントと就活エージェントと転職サイトを使い分ける
社会人経験がある第二新卒は、中途求人を扱う転職エージェントを基本に、募集対象に合う窓口を選ぶと進めやすくなります。第二新卒は一般に新卒就職後おおむね3年以内の社会人経験が浅い人を指すことが多く、応募時は年齢だけでなく卒業年・入社年・就業経験の条件を確認してください。
手段 | 主な対象 | 求人の探し方・支援 | 本人が担うこと |
|---|---|---|---|
転職エージェント | 社会人経験のある転職希望者など | 面談後の求人紹介、選考に関する支援 | 希望の提示、応募先・提出内容の確認 |
就活エージェント | 主に新卒就活生 | 新卒求人の紹介、就活に関する支援 | 卒業年や既卒者への対応条件の確認 |
転職サイト | 自分で求人を探したい人 | 求人検索、応募機能など | 求人選び、応募、企業との連絡 |
就活エージェントが既卒者や第二新卒にも対応するか、転職エージェントがどこまで添削や日程調整をするかは利用先ごとに確かめます。「若手向け」という表現だけで自分が対象だと決めず、現在の就業状況を伝えて相談しましょう。
職業紹介は求人企業と求職者の間のマッチングを行うサービスで、求人広告の掲載などを行う求人情報提供とは区別されます。サイト内で両方を提供していることもあるので、登録後に誰が応募先との連絡を担うのかを把握しておくと安心です。(出典:知っておきたい! 民間人材サービス利用のポイント)
相談先を選ぶ前に希望が曖昧なら、まず仕事内容と譲れない条件を整理しましょう。CaseMatchのAIキャリアアドバイザーでは、経歴を話しながらエージェントに伝える希望を整理できます。

短い職歴から次の仕事に持ち込める経験を整理する
職歴の整理では、勤続年数を長く見せるよりも、自分が何を担当し、何を工夫したかを明らかにします。経歴と希望がつながると、担当者にも求人を探す方向性が伝わります。
実績が少なくても担当業務と工夫と変化を具体化する
実績が少ないときは、担当業務、対象や頻度、課題、自分の行動、結果の順に書き出しましょう。大きな売上や表彰だけが材料ではありません。日々の確認作業、顧客への説明、他部署との連絡などにも、次の仕事に持ち込める経験があります。
厚生労働省のマイジョブ・カードでは、職務経歴、免許・資格、学習歴・訓練歴を分けて整理できる様式が提供されています。この区分を参考にすると、実務経験と研修で学んだことを混ぜずにまとめられます。(出典:ジョブ・カード様式のダウンロード | マイジョブ・カード)
次は、業務支援を担当した人の架空の記入例です。
- 担当業務は、営業担当者から届く注文内容の確認と入力。
- 課題は、記入漏れがあると確認の往復が発生していたこと。
- 自分の行動は、よくある不足項目を整理し、確認用の一覧を作って上司に相談したこと。
- 結果は、一覧を使って確認する手順がチーム内で共有されたこと。
改善率を測っていないなら、「ミスを半減させた」と数字を作る必要はありません。何が変わったかを事実の範囲で伝えれば、課題を見つけて周囲と改善する姿勢を説明できます。逆に、チーム全体の成果しか分からない場合は、自分が担った工程を分けて書いてください。
整理した経験は、応募先の仕事と接点があるかまで考えます。注文内容の確認経験なら、正確な処理や相手への確認は生かせる一方、新しいシステムや商品知識は入社後の学習が必要です。この二つを区別すると、「何でもできます」と背伸びせず、担当者に適合性を相談できます。
自分では当たり前の仕事ほど、強みとして説明する言葉が見つかりにくいものです。業務を細かく分けて、何を判断したかを振り返ると材料が出てきます。CaseMatchのAIキャリアアドバイザーでは、経歴を対話で整理できます。担当業務と工夫を話し、相談用のメモを作る入口にしましょう。
立派な実績より、本人が担った仕事と工夫を具体的に示すことが先です。 数字で測っていない成果は、観察できた変化で説明しましょう。
辞めたい理由を次の職場に求める条件へ変える
退職理由は、次の職場で何を確かめるべきかを決める材料として整理します。「今の会社が嫌だから」だけでは、紹介された求人が改善につながるか判断できません。不満、実際に困った事実、改善したい条件、譲れる条件の順に書いてみてください。
たとえば架空の例として、「仕事を教えてもらえない」という不満なら、何が起きていたかを分けます。担当者が不在で質問できなかったのか、手順書がなかったのか、独り立ちの基準が曖昧だったのかによって、次の企業に聞くべきことが変わります。「研修あり」の表示だけでなく、配属後の相談相手や業務を任せる順番を確認する条件へ変えましょう。
希望条件は、次の観点から優先順位を付けます。
- 仕事内容は、続けたい業務と避けたい業務を分ける。
- 育成は、研修の有無だけでなく質問や振り返りの機会を見る。
- 評価は、何を基準に仕事の成果を判断するかを確かめる。
- 勤務時間は、生活上対応できる範囲を決める。
- 勤務地は、通勤、転勤、将来の配属変更を分けて考える。
すべてを必須条件にするより、どうしても変えたいことを絞るのがおすすめです。譲れる項目は理由も添えて担当者に伝えると、何を優先して紹介すべきか共有できます。在職中なら応募に使える時間、離職中なら入社希望時期もメモに加えましょう。退職を先に決めるより、希望に合う求人があるかを確認してから予定を組む順を勧めます。
▼退職の時期や経験を積む期間も迷っているなら、20代の転職を進める判断軸から確認できます。

自分だけでは言語化が進まないときは、経験を話して整理する方法が使えます。CaseMatchのAIキャリアアドバイザーで、担当業務と工夫から相談に使う材料をまとめてみましょう。

20代の職種選びは今の経験と入社後に学べる内容から考える
職種選びでは、今の経験と接点があり、足りない知識を学ぶ道筋が見える仕事を優先しましょう。業界の印象や職種名だけで決めず、実際の仕事内容を比較します。
営業や事務やIT職は仕事内容と応募要件を見て候補を絞る
20代の転職でおすすめの職種を探すなら、万人向けの正解を探すより、経験との接点、仕事内容への関心、応募要件の三つで候補を絞るのが実用的です。対人調整が得意だから必ず営業、パソコンを使うのが好きだから必ずIT職、と決めるのではなく、日々の業務を想像できるまで調べます。
職種候補 | 仕事内容の確認ポイント | 生かせる経験の例 | 学習・研修で確かめること |
|---|---|---|---|
営業 | 法人・個人、新規・既存、商材、目標の置き方 | 顧客への説明、要望の把握、関係者との調整 | 商品知識の研修、同行、独り立ちの基準 |
事務・業務支援 | 入力、経理、受発注など担当範囲と処理量 | 正確な処理、期限管理、手順改善 | 使用システム、必要知識、引き継ぎ方法 |
IT関連職 | 開発、運用、サポートなど実際の業務 | 課題の整理、手順に沿った対応、学習経験 | 必要スキル、研修内容、配属後の支援 |
この表は候補を調べるための入口であり、採用されやすさの順位ではありません。同じ営業でも商材や顧客が違えば働き方が変わり、同じIT関連職でも開発とサポートでは必要な準備が異なります。求人票を読んだあと、「入社後の一日の仕事を説明できるか」を自分に聞いてみましょう。
厚生労働省のjob tagでは、仕事内容や必要な知識・スキル、仕事に就く方法などを調べられます。気になる職種のタスクを確認してから求人票と照合すると、職種名のイメージと実際の仕事の違いを見つけやすくなります。(出典:ホームページ | 職業情報提供サイト(job tag))
未経験の職種では、「未経験歓迎」に加えて必須条件と配属後の仕事を読みます。研修がある場合も、学ぶ内容、期間中の業務、研修後に任される役割を質問してください。業務への関心を確かめるために関連分野を学ぶことは有効ですが、求人に必要ない資格を先に集めるより、候補の要件を見て学習を選ぶほうが無駄を減らせます。
担当者には候補を一つだけ伝えるのではなく、興味を持った理由と比較中の職種も共有しましょう。紹介求人を通じて仕事内容の違いをつかみ、納得できる方向へ絞っていきます。
職種名ではなく、実際の業務と応募要件で候補を選びます。 経験を生かせる部分と、新しく学ぶ部分を分けると準備が具体的になります。
▼資格の取得を先に進めるか迷ったら、応募先で評価されるスキルとのつながりを確認しましょう。
メーカー志望なら業界名だけでなく配属職種と勤務地を決める
メーカーへの転職では、製品や企業への興味に加えて、希望する配属職種と勤務地を伝えることが大切です。メーカーには営業、生産管理、品質管理、技術系など異なる仕事があり、専攻・資格・実務経験の条件も求人ごとに違います。「メーカーで働きたい」だけでは、担当者も何を優先して紹介すべきか絞りにくくなります。
まず、製品に興味がある理由と、その製品にどう関わりたいかを分けて考えましょう。顧客へ提案したいのか、生産の段取りを支えたいのか、品質や技術に携わりたいのかによって、調べる仕事が変わります。技術職を希望する場合は、20代だから応募できると決めず、専攻や経験の必須要件を照合してください。
未経験者は、教育体制だけでなく、どこまでの担当範囲から始めるかも質問します。工場勤務や交替勤務の有無、出張の頻度、通勤できる事業所かどうかなど、生活への影響も確認しましょう。勤務地が決まっている求人でも将来の異動は別の条件なので、次の節の「変更の範囲」まで読みます。
「大手メーカーなら安心」と会社の規模だけで判断せず、配属先の仕事内容と育成の説明を集めるのがおすすめです。第二新卒枠で応募する場合も、応募対象の卒業年や就業経験を確認し、経験が短い分をどう説明するか準備してから応募しましょう。
▼大手企業も候補にするなら、第二新卒として応募条件と選考準備をどう確かめるかを押さえられます。
職種の候補が多くて決められないときは、今の経験と希望から比較の軸を作りましょう。CaseMatchのAIキャリアアドバイザーで、自分の経歴を踏まえた職種選びを相談できます。

紹介された求人は仕事内容と変更の範囲まで確かめる
求人の確認では、入社直後の条件と、入社後に変わり得る条件を分けて読むことが重要です。紹介理由に納得できても、仕事内容や勤務地の範囲が希望と合うかは本人が確かめます。
入社直後の配属と将来の異動を分けて確認する
求人票では、「雇入れ直後」と「変更の範囲」をセットで確認してください。2024年4月から、募集や職業紹介事業者への求人申込みで明示する事項に、業務・就業場所の変更の範囲、有期労働契約の更新基準が追加されています。変更の範囲は、将来の配置転換などで見込まれる範囲も含みます。(出典:2024(令和6)年4月1 明示すべき労働条件が追加されます!)
確認欄 | 読み取ること | 担当者に聞く質問 |
|---|---|---|
仕事内容 | 最初の担当業務、業務の変更の範囲 | 希望職種以外への配属や異動はありますか |
勤務地 | 最初の事業所、就業場所の変更の範囲 | 転勤の対象地域と配属の決め方は何ですか |
雇用形態 | 正社員、有期契約、派遣などの区分 | 契約期間や更新の基準・上限はどうなっていますか |
研修・育成 | 研修後の配属、相談できる相手 | 配属後は誰が、どのように仕事を教えますか |
賃金・固定残業代 | 基本給、手当、固定残業代の区分 | 対象時間と超過分の扱いを説明してもらえますか |
勤務時間 | 始終業、休憩、休日、勤務制度 | 交替勤務の有無や残業の実態はどうですか |
「変更なし」と書かれている条件と、「会社の定める業務」「会社の定める事業所」と書かれている条件は分けて読みましょう。後者では、最初の配属だけを見て仕事や地域が固定されると考えないことが大切です。広い範囲が示されている場合は、具体的に想定される異動と自分の希望の扱いを質問します。
求人票の「研修あり」から、配属後の育成まで読み取れるとは限りません。最初に任される仕事、独り立ちの基準、質問先を担当者経由で企業に照会してください。「未経験でも大丈夫です」という返答だけなら、どのような支援を前提としているのかをもう一歩聞きます。
確認結果は、求人ごとにメモを残すと比較しやすくなります。転勤が難しい、特定の職種を続けたいといった譲れない条件は、応募前に具体的に伝えてください。条件の相違が分かった時点で相談すれば、選考を続けるか判断する材料を早くそろえられます。
最初の配属だけでなく、将来変わり得る仕事内容と勤務地まで確かめます。 希望と合わない範囲があるなら、応募前に質問して解消しましょう。
求人票と内定時の労働条件を照合してから承諾する
内定を承諾する前は、労働条件通知書などと求人票を照合します。仕事内容、勤務地、賃金、勤務時間、契約期間などに変更があれば、担当者を通して理由と最終条件を書面で確かめましょう。
労働契約の締結時にも、業務と就業場所の変更の範囲などの明示が必要です。(出典:2024年4月から労働条件明示のルールが変わります ー 厚生労働省|厚生労働省)
承諾期限が迫っていても確認は省略せず、疑問点と回答に必要な時間を伝えて相談してください。

登録から入社まで本人が確認することを押さえる
進め方の基本は、経歴と希望を伝え、紹介求人を確認してから応募することです。担当者に任せる作業と本人が決めることを分けておけば、初めての転職でも状況を把握できます。
面談から求人紹介と応募へ進む流れを把握する
登録後は、面談、求人紹介、応募・選考、内定、入社という流れを基本に考えましょう。支援の範囲は利用先によって異なるため、最初の面談で連絡方法と各段階の担当を確かめます。
段階 | エージェントに相談・依頼すること | 本人が確認すること |
|---|---|---|
登録 | 面談の案内、対象条件 | 規約、連絡先、利用目的 |
面談 | 経験と希望に合う求人の方向性 | 職歴、希望の優先順位、入社希望時期 |
求人紹介 | 紹介理由、企業への質問 | 応募要件、仕事内容、労働条件 |
応募・選考 | 書類の助言、日程調整など | 応募先、提出内容、面接準備 |
内定 | 最終条件と入社日の調整 | 条件の照合、承諾・辞退の判断 |
入社 | 必要な連絡や手続きの案内 | 退職手続き、入社書類、初日の予定 |
面談に向けては、職歴のメモ、希望条件、連絡可能な時間を用意します。完成した志望動機がなくても、なぜ転職を考えているかと比較したい仕事を伝えられれば相談の出発点になります。まだ決めていないことは、決定済みの条件と分けて説明してください。
紹介された求人が合わなければ、「勤務地が希望外」「業務に求める経験が足りない」など理由を伝えて断ります。選考中に希望が変わった場合も早めに共有しましょう。応募先と提出書類の内容は本人が把握し、別経路での重複応募を避けます。
転職にかかる期間は平均値だけで予定を組まず、企業の選考日程と現職の退職手続きから逆算します。入社希望日に合わせて、いつまでに内定条件を確かめる必要があるかを担当者と相談すると、無理のない計画を立てられます。
▼選考中の求人を辞退したいときは、担当者経由の伝え方を確認してから連絡しましょう。
在職中は連絡時間と情報共有の範囲を先に決める
在職中の活動では、私用の連絡先と連絡可能な時間を先に指定します。勤務先のメールや端末は使わず、求人を確認できる時間を担当者に伝えてください。
応募企業への情報提供のタイミング、紹介を停止する方法も規約や面談で確認します。勤務先や関係企業への応募を避けたい場合は、企業名を伝える方法と対応可能な範囲を質問しましょう。複数利用では、それぞれの応募状況を自分の一覧に残すと、情報共有の行き違いを減らせます。
書類と面接では短い職歴と志望理由を一貫して伝える
選考準備では、今の仕事で得た経験と、次の仕事を選ぶ理由をつなげることを重視します。短い職歴を隠すより、事実を具体的に伝え、入社後に生かす経験と学ぶ内容を示しましょう。
職務経歴書は担当業務と応募先で生かせる経験を中心に書く
職務経歴書には、担当業務、工夫、成果や学び、応募先との接点を書きます。経験が短くても、実際に任された仕事を説明することが先です。学生時代の経験は補足に使えますが、それだけで社会人経験の説明を埋めないようにしましょう。
まず、勤務先や在籍期間などの基本情報に続けて、自分が担当した業務を整理します。どんな相手に、何を、どの範囲まで行っていたかが分かる書き方を目指してください。役職がなくても、日々の確認や改善、関係者との連携を具体化すると働き方が伝わります。
次は架空の記載例です。実際に提出するときは、自分が行った内容だけに置き換えます。
比較する点 | 曖昧な記載 | 具体的な記載 |
|---|---|---|
担当業務と本人の行動 | 営業事務を担当。コミュニケーション力があります。 | 受注内容の入力と納期確認を担当。不足情報がある際は営業担当者に確認し、確認項目を一覧にして共有。 |
具体的な記載では、仕事の内容と行動が見えるので、読み手が応募先の業務との接点を検討できます。成果がチーム全体のものなら、チームの結果と自分の担当を区別してください。経験していない仕事や、研修で触れただけのツールを実務経験として書くのは避けます。
マイジョブ・カードには職務経歴書の様式や記入例も用意されています。整理用のシートで材料を取り出してから、提出先に合う書類へまとめる方法が使えます。(出典:ジョブ・カード様式のダウンロード | マイジョブ・カード)
エージェントに添削を頼むときは、「全体を見てください」だけでなく、求人のどの要件に対して説明が不足しているかを質問しましょう。応募先が求める経験との接点を確認し、書類に書いた内容を面接でも説明できる状態にしておくことが大切です。
材料はあるのに文章化で止まる場合は、担当業務を対話で整理して書類にまとめる方法が使えます。CaseMatchの職務経歴書作成支援では、チャットで経歴を整理し、docx・PDFの書類を生成できます。求人紹介とは役割が異なるため、作った書類は担当者にも相談し、応募要件に合う説明へ整えましょう。
職歴が短くても、担当業務と応募先で生かせる経験を中心に書きます。 文章を立派に見せるより、自分が実際に行ったことを読み手が理解できる書類を目指しましょう。
退職理由と志望動機は次の職場で実現したいことにつなげる
面接では、現職の経験、変えたい点、応募先を選ぶ根拠、入社後の行動の順に答えると、一貫した説明を作りやすくなります。短期離職の事実は隠さず、同じミスマッチを避けるために何を確認したかまで伝えましょう。
次は、仕事の進め方を変えたい人の架空の回答例です。
「現職では受注入力と顧客への確認を担当し、正確に処理するための確認項目を整理してきました。今後は処理だけでなく、業務改善にも継続して関わりたいと考えています。御社の募集では業務支援に加えて手順の改善も担当すると伺い、経験を生かせると考えました。まずは商品とシステムを学び、現場の手順を理解したうえで改善に取り組みたいです。」
この例のように、前職の経験と応募先の実際の仕事をつなげます。求人にない役割を都合よく加えたり、前職への責任転嫁だけで終えたりしないことが重要です。
- 現職で改善を試したことはあるか。
- なぜ別の会社だけでなく、この職種を選ぶのか。
- 同じ理由で辞めないために、何を確認したのか。
原稿では答えられても、追加質問を受けると言葉に詰まることがあります。答えを声に出し、具体性と説明のつながりを確認しましょう。CaseMatchのAI面接練習では、AI面接官への回答に採点とフィードバックを受けられます。書類に書いた経験を自分の言葉で説明する練習に使ってください。
▼退職理由の深掘りに備えるなら、20代の転職面接で聞かれる質問と評価のポイントを確認できます。

書類と面接の説明がつながらないときは、経歴と転職理由を同じメモで整理しましょう。CaseMatchのAIキャリアアドバイザーに話しながら、応募先を選ぶ理由を組み立てる材料を確認できます。

第二新卒のエージェント利用でよくある質問
利用前の疑問は、費用、相談できる段階、対象条件を確認して解消しましょう。紹介される求人がない場合も、別の応募経路を含めて次の動きを選べます。
相談だけでも利用できるか、費用はかかるか
転職するか決めていない段階でも、検討中であることを伝えて相談可能か確認できます。希望時期や迷っている点を説明し、求人紹介を受けながら判断したいのか、まず市場や条件を知りたいのかを共有しましょう。登録しただけで応募や入社を決める必要はありません。
職業紹介サービスは、求職者が基本的に無料で利用できます。「有料職業紹介」は求人企業側が料金を支払う仕組みを指し、求職者が必ず料金を払うという意味ではありません。(出典:知っておきたい! 民間人材サービス利用のポイント)
例外となる職業や別の有料支援を利用する場合は、規約で対象と費用を確認してください。求人企業が負担する紹介手数料と、本人に提示される契約条件は分けて読みます。
求人を紹介されない場合や第二新卒の対象外の場合はどうするか
紹介求人がないときは、対象条件・希望職種・地域のどこが合わないかを確認します。求人を紹介されないことを、自分に採用の可能性がないという意味に受け取る必要はありません。譲れない条件を残しつつ探索範囲を見直し、直接応募やハローワークも検討しましょう。
新卒応援ハローワークは大学等の卒業予定者や卒業後おおむね3年以内の人、わかものハローワークは正社員就職を目指すおおむね35歳未満の人を対象に支援しています。(出典:若者への就職支援|厚生労働省 - mhlw.go.jp)
利用条件は各窓口で確認し、自分の経歴と希望を伝えて相談してください。紹介を受けるために、希望条件をすべて下げる必要はありません。
最初の相談に向けて職歴と希望条件を一枚にまとめる
最初の一歩は、担当業務と希望を一枚のメモにすることです。求人紹介を受けたときに何を判断したいかまで用意すると、相談の目的が明確になります。
今日やることは経験の棚卸しと確認したい質問の準備
今日は、経歴・希望・質問の三つをまとめましょう。
- 担当業務と自分の工夫を、事実の範囲で書く。
- 希望職種と譲れない条件、まだ迷っていることを分ける。
- 紹介理由、入社後の仕事、変更の範囲について聞く質問を用意する。
このメモを基にエージェントへ相談し、紹介された求人が希望に合うかを判断してください。転職意思が固まっていなければ、まず経験と希望の整理まで進めれば十分です。退職や応募を急ぐより、自分が納得して選べる材料をそろえましょう。
相談用のメモがうまく書けないときは、経歴を話すところから始められます。CaseMatchのAIキャリアアドバイザーで、初めての転職相談に持っていく経験と希望を整理しましょう。

著者
小野 孝之
CaseMatch株式会社 CSO早稲田大学大学院卒業後、デロイト トーマツ コンサルティングを経て、アクセンチュアにてマネージャーを務める。現在はCaseMatchのCSO兼エージェントHeadとしてハイクラス層の転職を支援。エージェントとしては、ビズリーチSランク、外資就活ネクストAランクの実績を持つ。
監修者
畑中 翼
Senior Managerフジクラで研究開発・新規事業開発に従事した後、アクセンチュア、デロイト、イグニション・ポイント、ADLでコンサルティングを経験。現在はSenior Managerとして転職支援を担当。製造業・R&D領域に強みを持ち、QUNIE Award 2024優秀個人賞、外資就活ネクストAランクの実績を持つ。
面接練習で、選考を有利に進めよう。
1分で完了









