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【最新版】外資戦略コンサル人気7社徹底解説 |選考フローから過去問まで

2025/02/26

【最新版】外資戦略コンサル人気7社徹底解説 |選考フローから過去問まで

選考対策
戦略コンサル
27卒

🌍外資戦略コンサルとは?その魅力とキャリアの可能性

 外資戦略コンサルとは、グローバルな視点と最先端の経営手法を駆使し、企業の成長戦略や組織改革、業界再編など、さまざまな経営課題に対してアドバイスを行うプロフェッショナルファームです。

 外資戦略コンサルでは、国内外の有力企業や経営層と直接対話する機会があり、ビジネスセンスやリーダーシップを磨く絶好の環境が整っています。さらには、早期に高い報酬水準やキャリアアップが期待できる点も大きな魅力です。


🔸外資コンサルが新卒に人気の理由

 新卒採用において外資戦略コンサルが人気を集める理由は多岐にわたります。まず、新卒でありながらもCxOレベルの方と関われるというのは大きな魅力になります。一般的な企業であれば関わるまで何十年とかかるところを、新卒から関わることができます。

 また、厳しい選考プロセスを突破した者だけが入社できるというブランドイメージや、入社後のハードワークにより、論理的思考や問題解決能力を飛躍的に向上させられる点も新卒にとって魅力的です。さらに、外資ならではのフラットな組織文化や成果主義の評価制度による高収入さなども人気の理由です。


🔸戦略コンサルタントの仕事内容とやりがい

 戦略コンサルタントは、クライアント企業の経営課題を把握し、分析から提案、実行支援までをトータルにサポートする役割を担います。プロジェクトごとに取り扱う業界やテーマは多岐にわたり、中期経営計画の策定、オペレーション改善、新規事業立案など、実にバラエティ豊かな業務に挑戦できます。

 仕事のやりがいとしては、クライアント企業の成長や変革に貢献できる点が挙げられます。さらに、自分の提案が企業を動かし、実際に施策として動く姿を見ることもできます。また、常に最新の市場動向や経営手法に触れ続けるため、自己研鑽と成長を実感できる環境が整っているのも大きな魅力です。


🔸外資コンサルと日系コンサルの違いとは?

 外資コンサルと日系コンサルは案件の内容と報酬体系について明確な違いがあります。

 まず、外資コンサルはグローバルなネットワークを活かした多様なプロジェクトに携われる点が特徴です。クライアントは大手多国籍企業が多く、案件自体も大規模かつ戦略的な内容が多い傾向にあります。一方、日系コンサルは長年にわたる国内市場での信頼関係を背景に、細やかなサポートや実務レベルでのフォローアップに定評があります。

 また報酬体系については、外資戦略コンサルでは初任給から700万以上の報酬が一般的で、そのあとの伸び率の角度も高くなっています。一方で、日系コンサルでは日系企業の水準と変わらない程度の初任給や伸び率も芳しくない傾向にあります。

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🏢人気外資戦略コンサル7社の選考を徹底解説!


 ここからは、外資戦略コンサルの中でも特に人気のある企業7社について、選考プロセスやケース面接、企業文化などの観点から徹底比較していきます。各企業の特徴を把握することで、自分に最適なキャリアパスの選択や対策のヒントが見えてくるでしょう。

🔸McKinsey & Company

 MBBの中でも最も明るいです。DeNAの南場さん、プログリットの岡田さんなど多数の起業家を輩出しています。世界的なネームバリューがあるため、世界中のクライアントを相手に、常に国際的な働き方ができることが特徴です。

選考フロー

ES、Webテスト→(人事面接)→(ケース面接)→最終面接→内定

募集時期

夏・秋・冬の3回。2年に1度しかエントリーできない。

ES

過去2年以内にエントリーしていなければ基本的に全通。

- 特殊な経歴などはなるべく書いた方がよいと思われる。(ただし、下記のWebテストとほぼ同時の実施のため両方見られている可能性もあり、しっかりとした内容を書くべき)

内容:

「マッキンゼーのコンサルタントを志望する理由 (200字)」

「学生時代で最も力を入れたことについて(400字以内)」

Webテスト

オリジナルのゲームテスト。25卒では生態ゲームと研究ゲームの2題が出題された。

- 評価ポイントは明確ではなく、高得点を取れば通過する訳ではない。また25卒では男女でウェブテスト通過率が異なり、男性の通過率は極めて低く、女性は大体通過していた。

- 対策はかなり難しいが、もし対策したい場合は、youtube で「problem solving mckinsey」と調べると参考になる動画が上がっている。

- 注意点として、25卒からは24卒まで課されていたタワーディフェンスゲームはなくなり、代わりに研究ゲームが登場した。内容としては環境の設定が与えられ、情報の取捨選択を行いつつ計算や表・グラフの穴埋めをして研究レポートを完成させるというものであった。

人事面接

- この面接がない人もいるが、何を基準にスキップの有無を判断しているのかは不明。コンサルタントではなくバックオフィスの新卒採用チームと面接する。

内容:志望動機+ガクチカ

 - 志望動機やガクチカでは、「マッキンゼーで働くこととがあなたのビジョンと乖離していないか」を基準に評価している。マッキンゼーが日本の大企業をクライアントに持つため、複数のステークホルダーの間で活動した経験、チームの中でどのようにコミュニケーションを取ったか、その中で自分だからこそできた工夫はあったかなどが問われる。

 - 他にも、今までやってきたことが入社後どう生きるかや、乗り越えた困難などが聞かれる。

ケース面接

- 人によって面接回数が異なる点が特徴的。面接回数が少ない人(1回目の面接の後最終面接の案内が来た人)の方が内定可能性が高いように思われる。網羅構造系の問題が多く、マッキンゼーのホームページにて例題を解き、資料に記載されている事実から示唆を生む訓練を積む練習をすると良い。

・マッキンゼーケース例題:Electro-Light | McKinsey & Company

内容例:(30分、思考時間3分)

・アメリカでレンタカーの市場規模が3年連続で下がってい理由を構造的に説明せよ

・レンタカー会社の利益率向上について

1)原因と考えられる内容を構造的に列挙せよ

その上で、調査すべき内容を列挙せよ

2)資料のグラフを見て、簡単な計算問題をとく

3)面接官が提示した解決策を実行した際に考えられるリスクを列挙せよ

最終面接

- 15分の人物面接に加え、30分のケース面接が出題される。人物面接よりもケース面接の方が重要視されるため、最後まで気を抜かずに頑張りましょう。24卒から2セット行われるようになった。

人物面接内容:

- 様々な状況下でのリーダーシップ経験を詳細に説明できるようにする(例:多様な環境下)

- McKinseyで成し遂げたいこと、ビジョン

内定後

- 英会話が内定者課題として課される。そのボーダーはBCGでマネージャークラスになるのに必要なボーダーと同じであると噂されており、極めて難易度が高い。

24卒60人

25卒15人(9月1日時点)


🔸BCG (ボストン コンサルティング グループ)

 MBBの中でもDX支援で先行するなど近年さらに勢いが増しており、世界の他オフィスと比較して、特に日本オフィスが存在感を発揮しているファームです。基本どのプラクティスエリアでも日本で強い顧客基盤を持っているため、案件の量も質も高い点が魅力です。

 採用にも非常に力を入れており、多くの採用イベントが常時開かれています。イベントでは実際のマネージャークラスの社員から直々にフィードバックを頂ける機会もあるので、可能な限り参加することをおすすめします。

選考フロー

ES→SPI→Webテスト(26卒選考ではGMAP)→ケース面接→ケース面接→3days ジョブ→最終面接→内定

募集時期

夏・冬・春の3回。エントリー回数に制限なし。

ES

- 通過率は高いため特段の対策は不要だが、面接において聞かれることもあるためしっかりと内容は練っておくべき。

内容:

- 学業以外で力を入れたこと

- 今までの人生で成し遂げたことで,人に話したいこと

- 一生の内に成し遂げたい夢

Webテスト(GMAP)

- テストセンターで実施。問題はSPIと玉手箱の中間の難易度であり、時間にも余裕があるため満点近い得点を取らないといけない。

ケース面接1回目

- コンサルタントがフェルミやケースを出題。フェルミ推定では、複数の切り口(5つなど)を聞かれることが多いため、多様な切り口を準備しておく必要がある。またフェルミでは商材の特徴を踏まえた因数分解ができるかどうかが重視されており、なぜその切り口で分解したかを自分なりの仮説を踏まえて述べるべきである。

- BCGが出しているケースインタビューに関する記事です。面接情報 | 日本 | ボストン コンサルティング グループ-BCG

- フェルミやケース以外にも、人物面接が出題された人も多数いた。なぜ戦略コンサルなのか、なぜBCGなのかは準備しておくと良い。

内容:

フェルミ

  • 缶コーヒーの市場規模
  • 高級腕時計の市場規模
  • JR山手線の1年間の延べ利用回数
  • オンライン会議の総時間
  • (好きな食べ物は?)市場規模推定

ケース

  • ミニリップの登場によってリップの市場規模はどのように変化したか
  • 高齢ドライバーの免許制限に賛成か反対か。賛成ならどのように制限をかけるのがいいか。
  • 好きな食べ物の売上向上
  • JR山手線の1年間の延べ利用回数を向上させるには

ケース面接2回目

- マネージャークラスとディスカッションベースでケース面接を行う。公共系や抽象系ケース等、より幅広いテーマについてディスカッションになることが多い。

内容:

  • コロナ後、旅行代理店はどのように売上を立て直すべきか。
  • AIにより産業構造はどのように変化するのか。
  • 自動運転が普及することにより生まれる新たなビジネスは何か。
  • 地方企業を成長させるための課題は何か。
  • 映画館の動員数を増加させるにはどうしたら良いか。
  • ジムを5年後に上場させるにはどうしたら良いか。

3days Job

- パートナーへの中間報告では、仮説修正力・咀嚼力=指摘の理解力+議論へ反映させる力が問われる。 メンター社員との1on1では直接的なFBを言われ、そこからの改善努力が観られる。

- 1チーム3~4人ほどと少なめで、班全員が通過するケースもあれば、班全員が落ちるケースもある。そのため班のアウトプットの質がまず重視され、その上で個人の能力が見られている可能性がある。

最終面接

- 人物面接。人によってはケース面接が出題されることもある。その場で内定の人もいる。

内定

- 25卒:50人程度


🔸Bain & Company

 Bain & Companyは、その企業文化やコンサルティングスタイルにおいて「True North」(真北)という概念を重視しています。True Northとは、道に迷うことなく常に正しい方向を示す北極星のような指針を意味し、Bainでは「常に正しいことを行い、クライアントにとって最適な価値を提供すること」を象徴する言葉として使われています。

 MBBの中でも内定者数は少なく、25卒ではかなり採用人数を減らしたようですが、26卒からは夏選考・冬選考ともに実施され、採用が復活しています。ジョブにおける選コミュ比率は25卒/26卒どちらも5割程と高く、25卒の内定者は全員が選コミュ複数所属するようなトップ就活層でした。少数精鋭ながらグローバルな環境で働ける点が魅力です。

選考フロー

ES→Webテスト→録画面接→ケース面接→ケース面接→3daysJob→最終面接→内定

募集時期

夏、冬。エントリー回数に制限はないが、夏でジョブ選考に一度参加すると冬選考でジョブに行くことはできない。

ES

基本的に通過するので問題ない。内容は基本以下の通り。

「あなたが目標として思い描く5年後の御自身の姿、及びそれを実現する過程で、戦略コンサルティングに興味を持ち志望した理由を教えてください。(200字)」

「あなたがご自身の強みを生かして問題を解決し、成果を出された経験を説明してください。(200字)」

Webテスト

- 25卒までは玉手箱だったが、26卒はBainによるオリジナル問題であった。A.Tカーニーと同様の形式。

1次面接(フェルミ推定+ケース面接)

- 25卒までは録画面接を実施していたが、26卒からは1次面接になっている。基本的にはアソシエイトが担当し、フェルミ+ケースで3~5分程度の思考時間となっている。基本はフェルミとケースのセットになっている。出題内容はオーソドックスであり、基礎力の有無が選考通過をかなり左右する。通過率は3倍ほどと推定。

フェルミ内容:思考時間5分

  • TOEICの年間売上
  • 居酒屋の市場規模
  • タバコの市場規模推定
  • フリマアプリの年間流通総額
  • 成人式振袖レンタル国内市場規模
  • 都内のフィットネスジムの数

ケース面接2回目

- マネージャー層が担当し、フェルミ+ケースで3~5分。発表時間は3分ほどで、残り時間はディスカッションという構成。

- 1回目と同様お題はオーソドックスな場合が多いが、25卒ではノータイムケースや網羅構造系の問題が出題された場合も散見される。かなり踏み込んだディスカッションを要求される場合があるため、1回目よりも地頭が見られ、難易度が上がる印象。

お題例:

  • 国内の書店の市場規模と売上向上施策
  • マッチングアプリの市場規模と売上向上施策
  • ファミレスの市場規模と売上向上施策
  • フードデリバリーの市場規模推定と利益向上
  • オフィス向けコーヒーマシンの市場規模推定と売上向上

3days ジョブ(25卒はジョブ参加者16名)

- 1班4~5人。与えられた資料ベースでリサーチは不可

- ジョブではリサーチ不可なので与えられるデータから「示唆は何か」考える必要がある

最終面接

- 30分程度。ジョブの出来によって、ケースが出題される場合とされない場合が存在し、出題される場合は内定率が低く、出題されない場合は内定率が高い。

内定

- 24卒の夏内定12名程

- 25卒の3名


🔸A.T. KEARNEY

 「尖った個」を求めており、実際に尖った人が多いファームです。
日本では勢いのある戦略コンサルティングファームであり、昨年ではMBBの一角であるBain & Companyに従業員数で抜いたことが話題になりました。

 他ファーム同様グローバルネットワークを持った戦略ファームですが、特に少数精鋭の体制を維持しており、人材育成に力を入れている点が特徴的です。代表である関灘さんの記事も面白いのでぜひ見てみてください。

選考フロー

- ES→Webテスト→GD→ケース面接①→ケース面接②→ジョブ→最終面接→内定

- (26卒から開始されたCasematch選考の場合)Casematch選考→ケース面接→ケース面接→内定

募集時期

夏・冬・春の3回。エントリー回数に制限はない。

ES

- 変わり種の内容が出題される。この設問に答えなくてもWebテストには進めるが、25卒ではいい答案を提出した人はWebテスト免除になっていた。

- 2020年の冬選考のESは公式ホームページに解説が上がっており、評価ポイントなども参考になる。またGPAの記入欄が有り、比較的重視している模様。(GPAに自信がない人は「変わり種」の設問にも力をいれることをおすすめ)

『タンタカポンの憂鬱』 | Kearney

Webテスト

 オリジナルの判断推理系問題が出題される。40分15-20問。対策は公務員試験の「判定推理、判断推理」を読んでおくのがおすすめ。後半の方にも簡単な問題があったりする為、簡単な問題の見極めが大切。

GD

事前にお題に関する資料が送られてくる形式

- お題例:移民の増加やAI技術の進展、インターネット・SNSなどによって、言語や文化、伝統における国ごとの固有性が徐々に薄れ、それらに根差した『国民』の概念が、ある種薄まっている。22世紀の世の中では、『国民』という概念は無くなっているか

ケース面接1回目

- 3分の思考時間でケースを解き、最後に逆質問がある。軽い資料が添付されているが、示唆がもともと付いているものではないので、自分での示唆出しが必要。

- 内容:新たに税金を導入するなら何がいいか 等

ケース面接2回目

- 40分の思考時間が与えられ、30ページほどの資料が添付されている。資料を活用しつつ、資料冒頭のお題に回答する形式。網羅構造的に論点を考える事が重要視される。

ジョブ

- 4日間の個人ジョブ。ジョブ中にはメンター社員と2,3回壁打ちがある。その際、メンター社員のFBを踏まえた修正が重要。

最終面接

- ほぼ入社意思の確認程度であるが、カルチャーフィットなどを理由に落とされた人もいるので、油断は禁物。

内定

25卒サマー内定者4人


🔸Strategy &

 PwCコンサルティングの戦略部門であり、ブーズ・アンド・カンパニー株式会社を統合して作られた部門です。24卒からPwcコンサルティング合同会社で戦略コンサルタント職の募集 (通称XVS:クロスブイエス)が始まりましたが、純粋な戦略部門はStrategy&だと言えるでしょう。

 Strategy&の特徴や選考対策については以下の記事にて詳しく解説しています。


🔸Roland Berger

 ​ローランド・ベルガーは、1967年にドイツで設立された大手グローバル経営戦略コンサルティングファームです。​日本オフィスは1991年にアジア初の拠点として設立され、以来30年以上にわたり日本企業や外資系企業の変革支援を行っています。

 同社は、企業理念として多様な個性・文化・価値の尊重を掲げ、異業種との共創を通じて新しい価値を創造することを重視しています。 また、従来の「少数精鋭」から「規模拡大」へと戦略をシフトし、組織的な強みを発揮するための改革に着手しています。​これに伴い、日本法人では新卒採用を含む人員拡大を進めています。

ローランド・ベルガー日本法人が少数精鋭から「採用増」へ!国内トップが明かす大改革の中身 | コンサル大解剖 | ダイヤモンド・オンライン

選考フロー

- ES→Webテスト→GD→面接→ジョブ→内定

- 募集時期:秋、冬、エントリーは実質一回

ES

- 25卒から若干ESの通過率が低くなった印象。特殊な質問が多く対策が必要。

内容:

  • 「ファーストキャリアとしてあなたが経営コンサルタントを目指す理由と数あるコンサルティング・ファームの中でもローランド・ベルガーに興味を持った理由を教えてください(140字数)」
  • 「あなたの願い事が1つ必ず叶うとしたら、どんなことをお願いしますか(140文字以下)」
  • 「あなたの最も面白いと思っている企業の戦略とその理由を教えてください(140文字以下)」

Webテスト

- 監視型TGウェブ。24卒までは特殊な形式のTGウェブが出たようだが、25卒では通常のものとなっていた。

GD

- 4〜5人で30分程度GDを行う。基本的には成長戦略や売上向上系のお題が出題され、自分で論点や仮説を述べ議論をリードできるブルドーザーのような人が通過している印象。このGSでかなり絞られ、通過は班に1人であることが多い。

内容:国内のカラオケチェーンの成長戦略

面接

- ⼀時間程度⾏われる。ケース+⼈物⾯接の⼈もいれば、ケース⾯接のみの⼈もいる。

- ⼈物⾯接では志望動機、ガクチカ、研究内容、他社先⾏状況などが聞かれ、 逆質問の時間も存在。

内容:

  • 「現在鉄道会社の労働力不足が問題視されている。2040年にはこの労働力は何%減少すると考えられるか。また、DXを用いてこの問題を対処するにはどのような施策が有効か?」
  • 自己紹介から出題 など

ジョブ

- 1班4⼈で1⽇のみ。 メンターディスカッションが数回あるが、メンターは班にずっといるわけではないので、メンターディスカッションの場で評価を⾏っていると思われる。

- 最終⾯接がないため、このジョブのディスカッションあるいは発表で最終的な判断を下していると思われる。

内定

- 応募から内定まで約3ヶ月。採用人数も少ない。


🔸ADL (Arthur D. Little)

 世界最古の経営コンサルティングファームであり、評判通り「穏やかな人」が多いです。ケース面接、Job共に詰められることは少なく、穏やかに進む場合が多いです。昔は研究者気質の方が多く集まっており、大学院生や理系学生を多く採用している印象でしたが、今は幅広く採用活動を行っているようです。

選考フロー

- ES→Webテスト(玉手箱)→筆記ケース(売上成長戦略系)→人物+ケース面接→Job →1時間面接)→1時間×2面接(最終面接)→オファー

応募時期

夏、冬。エントリー回数に制限はない。

ES

設問が一つでほぼ全通。

内容:「学生時代に一番力を入れて取り組んだことと、そこから学んだことは何かを記述ください。(300字)」

Webテスト

- 通常の玉手箱。ボーダーが非常に高く、かなりの人がここで落ちる印象。夏で落ちても冬で再応募可能ですが、準備は万全にしておくことを勧めます。

筆記ケース

制限時間45分で800字以内で取り組む。倍率はおおよそ三倍くらい。

お題例:

  • 日本市場における最大手コンタクトレンズメーカーをクライアントとする。当該クライアントの「5年後の日本国内売上戦略」を考え、理由と共に説明してください。
  • 日本国内におけるコンビニエンスストア業界最大手の5年後の成長戦略

人物+ケース面接

- 人物+ケースの人もいれば、ケースのみの人もいる。人物面接は志望動機やガクチカ。ケースでは思考時間長めにもらえることが多い。

お題例:

  • 男性用化粧品の市場規模推定と売上向上施策
  • ディズニーランドの年間売上推定
  • 劇団四季の観客数向上施策
  • 缶ビールの市場規模推定とアサヒビールの売上向上施策
  • コンタクトレンズメーカーの売上向上施策

Job

- 1班2〜3人で構成。原則新規事業立案系が出題される。午前と午後に⼀回ずつメンター2⼈が来るため、そのディスカッションを通して修正していく 。

最終面接

- 論理的思考⼒よりもカルチャーフィットを主にみている。なぜADLを志望するのかを深堀りされるため、志望理由は練っておく必要がある。

- 3回以上⾯接を⾏った⼈もいたようで、内定までの⾯接回数は⼈によって異なる。

📊 【比較表つき】外資コンサル選考対策に役立つ情報まとめ


🔸各企業の面接回数・選考ステップを一目で確認!

 以下の表にて、それぞれの会社の選考フローについて整理しました。共通点や相違点を把握するのにぜひ活用してください。


🔸各社内定者のエピソードから学ぶ成功の秘訣

 各社それぞれカラーがあるので、人物面、ケース面でもその特徴を抑えることが重要になります。特に戦略コンサルは、ファームによって人物面の面接の重さは変わってきます。

 例えば、McKinsey&Companyでは人物面接においてリーダーシップを持った経験について何本も聞かれることになります。つまり、リーダーシップのある人間性が求められています。

 また、BCGやローランドベルガーでは人物面接なしで内定が出る人もいるからか、ジョブ選考では性格などのソフト面を重く見ている傾向にあります。ジョブ選考でソフト面が見られるのは当然ですが、その中でも人物面接がないファームでは、ジョブにおける人物の比重が重くなります。

 ケースにおいては、網羅構造的なお題が出るファームや、仮説思考や思考の幅を試すファームなど様々な傾向があります。特にA.T.カーニーにおいては、尖った性格の人物を求めるため、ケースのお題の情報量が多かったり、GDやインターンの内容が突飛なものなこともあります。ケースのお題はファームの文化が出やすい傾向にあり、求められる答えや組み立て方もそれぞれ違うので、ファームごとに厚い対策が必要になります。

⏱️外資戦略コンサルを目指すなら今すぐ始めたい準備とは?


🔸ケース問題対策におすすめの書籍・サイト

 ケース面接対策におすすめな本については以下の記事にて解説しています。

 また以下の記事ではケース面接の頻出お題や対策方法について、詳細に解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

【完全ガイド】ケース面接のお題&回答例頻出パターンと攻略法を徹底解説! - CaseMatch(ケースマッチ)

ケース面接の流れを完全解説!初心者が知るべきコツと合格するやり方 - CaseMatch(ケースマッチ)

ケース面接はどう練習する?初心者でもできる対策方法&合格率を上げるコツ - CaseMatch(ケースマッチ)

ケース面接の必須フレームワーク一覧効果的な使い方と合格するコツを解説 - CaseMatch(ケースマッチ)


🔸実践型トレーニングで選考本番に備える!

 実際のケース面接では、書籍などで学ぶだけでなく、より実践形式でのトレーニングが非常に有効です。新しい切り口や思考法を手にいれるために、外資コンサル各社のケースを効率よく解く必要があります。

 Casematchでは、本番さながらの対話式模擬ケース面接やフィードバックが充実しており、AIによって実際の選考本番に近い環境で対策を行うことができます。完全無料でケース面接対策できることも魅力の一つです。また、26卒ではA.T.KearnyでCasematch選考が行われるなど、実際のケース面接にも使用されています。自分の弱点を客観的に把握し、改善するための環境として積極的に活用しましょう。

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まとめ|外資戦略コンサルで理想のキャリアを実現しよう


🔸人気7社の比較から見えてきた戦略的な対策方法

選考プロセスとケース面接の対策

各社共通の選考フローや特徴を理解し、特にケース面接で求められる論理的思考を徹底的に鍛えることが鍵となります。

企業文化と自身の適性

McKinseyやBCG、Bainなど、各社それぞれに強みや文化が異なるため、自分のキャリアビジョンや働き方に合致する企業を選ぶことが重要です。

実践的な準備と継続的な学び

エントリーシートからオンラインテスト、複数回にわたる面接まで、各ステップで求められるスキルは異なるため、段階的かつ実践的なトレーニングが不可欠です。Casematchで実践的なトレーニングを重ねましょう。Casematchの点数の基準は以下になります。参考にしてトレーニングを積んでくださいね。