この面接は、アビームコンサルティングのケース面接をもとにした過去問で、小売の売上向上をテーマにしています。アビームは日本発の総合コンサルティングファームで、経営理念にリアルパートナーを掲げ、戦略を描くだけで終わらせずクライアントと共に実行までやりきることを重視しています。だからこのケースでも、正解そのものよりも、結論に至るまでの筋道と、その施策が本当に現場で回るのかという地に足のついた思考が見られやすい面接です。以下は、この面接に向かうあなたが今なにを意識すべきかを掴むためのメモとして読んでください。
押さえておきたい業界の動き
- 国内のBtoC-EC市場は約24.8兆円規模まで拡大し、物販分野のEC化率も1割に近づいている
- 実店舗で見てネットで買う行動が定着し、来店が売上に結びつきにくくなっている
- 人手不足が慢性化し、省人化と接客の質の両立が課題になっている
- 物価高で消費者の価格意識が強まり、支出の選別が進んでいる
この問いが測ろうとしている力
- 前提が曖昧な状態で、自分から論点とスコープを決められるか
- 売上の構造を分解し、どこに伸ばす余地があるかを特定できるか
- 複数の打ち手を出したうえで、評価軸を置いて絞り込めるか
- 提案が実行できる現実感を伴っているか
この会社の評価の傾向
- 思考プロセス:正解よりも、結論に至る筋道が見られている
- 現実感:机上の正解よりも、現場で回る施策として語れているか
- 発想力:既存の枠にとらわれない切り口を出せているか
- 素直さ:指摘を受けて、その場で論理を組み替えられるか
本番の面接の進み方
- 一次・二次から役員クラスとの最終まで複数回あり、同日に一次から最終まで進む1day選考会の形もある
- ケース面接ではお題の発表後に思考時間が与えられ、ロジックツリーに整理して発表し、そのあと質疑応答に入る
- 面接官の職位は幅広く、若手からプリンシパルクラスまでが担当する
- 経験の深掘りも徹底されるため、ケースだけを固めても足元をすくわれる
- 前提とスコープを、なぜそれを確認するのかを添えて聞けているか
- 結論から先に、要点を絞って話せているか
- 分解したあとに、どこを攻めるかを自分で選び切れているか
- 打ち手を並べるだけでなく、優先順位とその理由を言えているか
- 指摘を受けたときに、迎合も防衛もせず論理で応じられているか