A.T. カーニーは100年の歴史を持ち、40カ国以上に拠点を置く戦略コンサルティングファームです。日本オフィスは1972年に開設され、16のプラクティスを構えています。この面接は、同社のケース面接を想定した練習です。お題は当日その場で示されます。準備できるのは正解ではなく、初見の問いに向き合う型のほうです。
背景:A.T. カーニーが置かれている環境
- 画一的な優秀さよりも一人ひとりの独自性を重んじ、尖った個を求める姿勢を打ち出しています
- 少数精鋭の体制を保ちながら、人材の育成に力を入れていることも特徴です
面接官・選考の特徴
- 面接は正解当てではなく、考え方を共同で進める対話として進みます。伴走型で穏やかですが、すべての選択に理由を求められます
- 面接官の指摘を取り入れて結論を更新できるかが見られます。前提を置き直すなら、その理由も添えて話しましょう
この面接で見られている力
まず見られているのは、課題をどう定義し、何を変え、どの指標が動くのかまで筋を通して語れる力です。そのうえで、事実と自分の意見を分けて判断の根拠を示せるか、そして制約のなかで優先順位をつけ、関係者を動かす道筋まで描けるかが重視されます。
この形式では特に、売上を構成要素に分解してどこに伸びしろがあるのかを見定める力と、打ち手をインパクトと実現性の両面から選び切る力が問われます。前提と対象範囲を自分で確認して解くべき問いを定め、市場と顧客、競合と業界構造、自社、外部環境の観点から効く要因を洗い出せるかも見られています。
通る人と落ちる人で差がつくところ
- 分解が粗いまま施策の話に進んでしまうと、なぜその打ち手なのかが伝わりません。構造の分解と課題の定義に時間をかけましょう
- 一般的な施策を並べるだけだと、どの顧客層にどう効くのかが見えません。狙う相手と顧客接点まで具体化しましょう
- 売上を伸ばす話だけに寄ると、コストや現場の負荷、既存顧客への副作用を見落とします。実行に必要な資源と副作用にも触れましょう
練習の進み方
- お題が提示されたあと、考えをまとめるための思考時間があります
- まとまったら結論から先に、売上をどう分解したのかを添えて説明します
- そのあと面接官から質問や指摘が入るので、応じながら打ち手を具体化していきます
取り組む際に意識すべきポイント
以下が言語化できているか、確認してみてください。
- 前提と対象範囲を、なぜそれを確認するのかまで添えて聞けているか
- 売上を分解したうえで、重要な課題を自分で定義できているか
- 打ち手をインパクトと実現性の両面から選び切れているか
- 実行に必要な資源や、副作用への配慮まで語れているか
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