この練習は、マーサージャパンの新卒選考の面接で課されるフェルミ推定を想定したものです。同社の選考ではES審査とWebテストのあと、ケース面接やグループディスカッションを含む複数回の面接が行われ、その中で推定のお題が繰り返し登場します。マーサージャパンは組織・人事領域に特化したコンサルティングファームで、マーシュ・マクレナンの一員として日本で40年以上の歴史を持ちます。人事という一見定性的なテーマを扱う会社だからこそ、数字で構造を捉える力が面接の前半で確かめられます。
この練習で見られている力
見られているのは、推定する対象を自分で定義し、意味のある切り口で分解できるかどうかです。対象の数が単純な比例では決まらない場合、規模別や属性別に分けられるかどうかが精度を分けます。加えて、思考時間が3分から5分と短いため、完璧を目指さずに概算をやりきる胆力が問われます。発表後はディスカッションに移り、置いた前提を自分の言葉で説明できるか、指摘を受けて数字を修正できるかが見られます。
面接官・選考の特徴
- 推定の思考時間は3分から5分と短く、その後に発表とディスカッションが続きます。時間内に出しきる練習をしておきましょう
- お題が受験者の経験や趣味から作られることがあります。自分の話した内容から推定を振られても対応できるようにしておきましょう
- 推定のあと人物面接へ移り、ガクチカや志望動機の深掘りに入ります。頭を切り替える練習も必要です
- 面接の後半が丸ごと逆質問になることがあります。組織・人事領域について聞きたいことを準備しておきましょう
通る人と落ちる人で差がつくところ
- 何を1単位と数えるかを決めずに始めると、途中で数字の意味が崩れます。定義を先に宣言しましょう
- 一律の係数を掛けると実態から大きく外れます。規模別に分けるところが差になります
- 時間内に数字を出しきれないと、その後のディスカッションに入れません。粗くても最後まで到達しましょう
取り組む際に意識すべきポイント
- 数える対象の定義と、含めないものの線引き
- 分解の切り口と、置いた前提の根拠
- 短い持ち時間で概算をやりきる時間感覚
- ディスカッションで前提を修正する柔軟さ