この面接は、アビームコンサルティングのケース面接をもとにした過去問で、飲食店の売上向上をテーマにしています。アビームは日本発の総合コンサルティングファームで、経営理念にリアルパートナーを掲げ、戦略を描くだけで終わらせずクライアントと共に実行までやりきることを重視しています。だからこのケースでも、目新しいアイデアそのものよりも、その施策が現場のオペレーションに載るのかという視点が見られやすい面接です。以下は、この面接に向かうあなたが今なにを意識すべきかを掴むためのメモとして読んでください。
押さえておきたい業界の動き
- 直近の外食売上は前年を上回っているが、伸びの主因は客単価であり客数の伸びは小さい
- 最低賃金の全国加重平均は2025年度に1,121円へ引き上げられ、人件費を押し上げている
- 配膳ロボットやセルフレジなど省人化への投資が広がっている
- 値上げが進む中で、消費者は安さよりもその価格で満足できるかで店を選ぶようになっている
この問いが測ろうとしている力
- 前提が曖昧な状態で、自分から論点とスコープを決められるか
- 売上の構造を分解し、どこに伸ばす余地があるかを特定できるか
- 複数の打ち手を出したうえで、評価軸を置いて絞り込めるか
- 提案が現場のオペレーションに載る現実感を伴っているか
この会社の評価の傾向
- 思考プロセス:正解よりも、結論に至る筋道が見られている
- 現実感:人手と時間の制約を踏まえた施策として語れているか
- 発想力:既存の枠にとらわれない切り口を出せているか
- 素直さ:指摘を受けて、その場で論理を組み替えられるか
本番の面接の進み方
- 一次・二次から役員クラスとの最終まで複数回あり、同日に一次から最終まで進む1day選考会の形もある
- ケース面接ではお題の発表後に思考時間が与えられ、ロジックツリーに整理して発表し、そのあと質疑応答に入る
- 面接官の職位は幅広く、若手からプリンシパルクラスまでが担当する
- 経験の深掘りも徹底されるため、ケースだけを固めても足元をすくわれる
- 客数と客単価のどちらを狙うのかを、根拠を置いて選べているか
- 結論から先に、要点を絞って話せているか
- 分解したあとに、どこを攻めるかを自分で選び切れているか
- 打ち手を並べるだけでなく、優先順位とその理由を言えているか
- 人手と原価の制約を、打ち手の前提に織り込めているか