この練習は、ウルシステムズ中途採用の一次から二次面接を想定したものです。ウルシステムズは経営とITの両面からクライアントに伴走する独立系のITコンサルティング会社で、お客様の成功を第一に考え、口だけではなく手を動かすという価値観を選考の入口から掲げています。戦略を描くだけで終わらせず実装まで伴走することを事業の核に置いているため、案が本当に動くかどうかを最後まで問われます。お題は当日その場で示されるので、答えを覚えるのではなく考える順序を身体に入れておくことが役に立ちます。
この練習で見られている力
売上を構成する要素まで分解し、どこに伸ばせる余地があるのかを特定する力が問われます。打ち手を思いつきで並べるのではなく、インパクトと実現性の両面から比べて絞り込めるかを見られます。ウルシステムズが重く見るのは、結論そのものよりも、どういう順序で何を確かめたのかという思考のプロセスです。口だけではなく手を動かすという価値観のとおり、打ち手を実装まで見通せる具体性が評価されます。クライアントの成功を第一に考える姿勢が、打ち手の選び方に表れているかも問われます。
面接官・選考の特徴
- 一次面接の面接官は配属先の部門長かシニアメンバーです。配属後に一緒に働く相手が経験とスキルを直接確かめるので、担当したい領域を具体的に語れるようにしておきましょう
- 公式の選考案内にケース面接という独立した項目はなく、経験の深掘りの流れのなかでクライアントの課題にどう向き合うかを確かめる形で問われます。解法の暗記より、自分の経験をこの型で語り直す練習が効きます
- 最終面接は仕事に対する価値観やキャリアビジョンが中心です。なぜコンサルタントか、なぜウルシステムズかを自分のキャリアと一貫させて語れるようにしておきましょう
通る人と落ちる人で差がつくところ
- 思いついた打ち手を並べてしまうと、なぜそれなのかが説明できません。抜け出す一手は、どこがボトルネックかを数字の分解で先に特定することです
- 打ち手の副作用に触れないまま進めると、詰めの甘さが見えます。何かを取ると何かが減るというトレードオフを自分から言及しましょう
- アイディアが現場で回らない提案に終わると、実現性を欠くと判断されます。誰がどう運用するのかまで一段降ろしてください
取り組む際に意識すべきポイント
- 売上の分解式と、ボトルネックの置きどころ
- 客数と単価のどちらを取りにいくかの判断
- 打ち手のインパクトと実現性の比較
- 現場のオパレーションに落ちるところまでの具体化