ベイン・アンド・カンパニーのケース面接を想定した練習
ベイン・アンド・カンパニーは、マッキンゼー、BCGと並ぶMBBの一角を占める戦略コンサルティングファームです。提言をまとめることではなく、クライアントが実際に成果を出しきるところまで関与することを掲げています。この面接は、同社の一次面接で実施されるケース面接を想定した練習です。お題は当日その場で示されます。準備できるのは正解ではなく、初見の問いに向き合う型のほうです。
背景:ベイン・アンド・カンパニーが置かれている環境
- 成果へのこだわりを前面に出し、戦略の立案だけでなく実行と結果まで踏み込むことを強みにしています
- 選考は各段階で水準が高く、新卒では複数回のケース面接、中途でも初回からケースが関門になります
面接官・選考の特徴
- 一次面接はシニアアソシエイトコンサルタントの職位が担当することが多く、面接官1名との30分程度のオンライン形式で進みます。自己紹介の直後にケースが始まるので、開始直後から思考に入れる状態をつくっておきましょう
- 思考時間は短く、与えられないまま議論に入る場合もあります。手元で書き切ってから話すのではなく、整理の途中から声に出して進める練習をしておきましょう
- 時間の配分は議論が最も長く取られます。最初の回答を完成品にするより、指摘を受けて伸ばせる余地を残して話すほうが噛み合います
- ケースのあとにフィードバックが入ります。指摘をその場で受け止めて反映できるかどうかも見られています
この面接で見られている力
まず見られているのは、結果までやりきる姿勢です。打ち手を挙げて終わりにせず、それが数字にどれだけの変化を生むのか、どのくらいの期間で実現できるのかまで自分の言葉で示せるかが問われます。そのうえで、短時間で概算を積み上げる計算のスピードと、面接官の仮説や指摘を受けて自分の見立てを組み替える柔軟さが重視されます。
この形式では特に、売上を構成要素に分解してどこに伸びしろがあるのかを見定める力と、打ち手をインパクトと実現性の両面から選び切る力が問われます。前提と対象範囲を自分で確認して解くべき問いを定め、市場と顧客、競合と業界構造、自社、外部環境の観点から効く要因を洗い出せるかも見られています。
通る人と落ちる人で差がつくところ
- 施策を並べて終わってしまうと、結果を重んじる評価軸では物足りなく映ります。その打ち手で数字がどう動くのかを概算し、実現までの期間まで添えましょう
- 計算に時間をかけすぎると、短時間で多くの概算を求められる進行に追いつけません。桁と丸めた数字で素早く置き、精度は後から詰めましょう
- 指摘を防ごうとして立場を固めると議論が噛み合わず、すべて受け入れて主張が消えるのも評価されません。受けて修正し、自分の見立てを一段先へ進めましょう
練習の進み方
- お題が提示されたあと、考えをまとめるための思考時間があります
- まとまったら結論から先に、何をどう分解したのかを添えて説明します
- そのあと面接官から質問や指摘が入るので、応じながら打ち手を具体化していきます
取り組む際に意識すべきポイント
以下が言語化できているか、確認してみてください。
- 前提と対象範囲を、なぜそれを確認するのかまで添えて聞けているか
- 分解したうえで、どこが重要な課題なのかを自分で定義できているか
- 打ち手のインパクトを概算し、実現までの期間まで示せているか
- 指摘を受けて、自分の見立てを組み替えられているか