2025/09/10 (更新日: 2025/09/11)
──まずは、石井さんのスケジュールについてお伺いしても宜しいでしょうか。転職活動を始めた時期から内定を得て活動を終えるまでの全体感をお伺いしたいです。
石井 はい、スケジュール感としては以下の通りです。
──まず改めてコンサルティングファームを中心にエントリーされていたと思いますが、その背景や理由についてお伺いしても宜しいでしょうか。
石井 総合商社では社内調整や経営層へのエスカレーションに時間を要し、思うように成果を出せないもどかしさを痛感したのも事実です。その一方で、クライアントと連携したプロジェクトで大きなインパクトを生み出し、顧客を巻き込むことで事業に好影響をもたらせた経験から、今後「経営層と直接対話し、企業変革をドライブする場」に身を置きたいという思いを抱きました。
🔸 外資系戦略コンサルを志望した背景
・経営層と深く議論し、企業の意思決定に直結するアウトプットを生み出したいという強い思い
・日系企業特有の働き方や権限フローに制約を感じ、よりオープンかつスピード感ある環境を求めていた
・“顧客インパクト創出”の再現性を高いレベルで追求するなら、戦略コンサルが最適だと判断
🔸 死に物狂いで挑む環境へのフィット感
・短期間で高い成果を求められる厳しさの中で自己成長を加速できるスリリングなカルチャー
・フラットな組織構造と明確な評価フィードバックにより、自らの提案がダイレクトに反映される仕組み
・「経営層にインパクトを届ける」という自分の志向性と、戦略コンサルの業務要件が高い親和性を持っていた
これらの理由から、自分のキャリアを次のステージへと飛躍させるために、外資系戦略コンサルティングファームへの転職を決意しました。
──次に転職活動を行うにあたり、キャリアや職務経歴をどのように整理・棚卸ししましたか。
石井 転職活動を始めるにあたり、自分のこれまでの経験を分かりやすく整理し、コンサルタントとしての強みを際立たせる必要がありました。第三者からの客観的な意見を貰うことで、自分では見えてこなかった視点や、他人への見せ方を意識したストーリーが作れるようになりました。
・第三者視点での壁打ち
戦略ファームの面接経験もあるエージェントに加え、海外MBA在学中の先輩に、実務背景をふまえたフィードバックと伝え方のアドバイスを徹底的に行ってもらい、単なる実績の羅列にならない「課題解決プロセス」と「成果のインパクト」をストーリーとして分かりやすく伝わるよう磨き上げました。
・CaseMatchのキャリアエージェントとの連携
登録後も、AIとのケース面接練習だけでなく、定期的にエージェントと面談を重ね、「なぜコンサルなのか」「コンサルで何を実現したいのか」を深掘り。CaseMatchのエージェントはコンサル業界への解像度が非常に高く、業界構造や求められるスキルセットに基づいた具体的なフィードバックを提供してくれました。志望動機や将来ビジョンとのつながりを明確に言語化し、面接官に説得力あるストーリーを構築しました。
以上の取り組みを通して、自分のキャリア軸と実績を論理的に棚卸しでき、「なぜ自分がコンサルタントに適しているのか」「どのような価値を提供できるのか」を明確に打ち出すことができました。
───次に本番の選考で意識していたことがあれば教えていただけますか。
石井 戦略コンサルの選考で最も意識したのは「結論を端的に話す」ことです。理由は2点あります。
実際、自分の面接練習などの録音による振り返りで、自分の話を聞き返すと、要点が散漫になっていることに気づきました。質問には一言で答えることを徹底し、「何を一番頑張りましたか?」には「顧客の○○案件で△△の成果を出したこと」というように、事例+成果インパクトを端的に整理して回答できるよう準備しました。
面接時間が短いという制約を前提に、自分の経験や成果を明確かつ端的に伝えられるよう意識しました。
───選考で印象に残っているエピソードはありますか?
石井 「人を頼るのは得意ですか?」という質問に対し、私は海外MBA在学中の先輩が半年以上もサポートを続けてくれている事例を紹介しました。面接官からは「それはすごいですね」と好反応を得られ、その後「なぜ続けてくれていると思いますか?」とさらに問われました。私は、先輩が心から信じて言ってくれたフィードバックを真摯に受け止め、ボロボロに指摘されながらも食らいついて学び続けた姿勢が評価されたのではないかと率直に答えました。面接官からは「苦労することも多いでしょうが、やり抜けると思います」と力強い言葉を掛けられ、未経験中途でもMBBで成果を出す覚悟を示せたと感じました。
───石井さんのケース力・論理的思考力はもちろんですが、やはり未経験の中途でいきなりMBBに転職となると苦労する人も多い中で、めげずに食らいついていく泥臭さや、上司にかわいがってもらえるチャームみたいなところも評価されていそうですね。
───選考対策にあたり、どのようにCaseMatchを活用していましたか?
石井 AIケース面接機能を中心に活用させていただきました。各社の過去問を定期的に出題してくれるため、自分のスケジュールに合わせて2日に1回のペースでルーティン化しやすかったです。問題に回答すると、即座にAIから模範解答との比較やフィードバックが得られるため、課題点や改善点が明確になりました。
───具体的にはどういった点に魅力を感じて利用していましたか?
石井 大きく3つ挙げられます。
1. 自分の回答を作成後、高得点者の回答を何名分かチェックし、自分に足りない要素にマーカーでハイライトしコピペでストック。他者の回答から学ぶことで、フレームワーク活用や回答の幅出しの改善点が明確になった。
2. AIによるスコアリングと定量評価で、自分の回答品質を客観的に把握し、業界内での立ち位置を認識できた。
3. UI/UXが直感的で使いやすく、書籍で学ぶよりも感覚的に楽しみながら継続できた。
ビヘイビアなどは客観的に自分がどのくらいの出来・立ち位置なのかというのが把握しにくく、実際の面接に行って合否を確かめることしかできないですが、CaseMatchでは、客観的な点数として自分の立ち位置を把握でき、自身のアプトプットの改善や自信の醸成にも役立っていました。
また、他のサービスとの違いとしてほかのすべてのユーザーの回答を見ることができるという点も大きいと思います。書籍は著者1名の回答のみしか掲載されない一方、CaseMatchでは複数ユーザーの多様な回答を参照できる点で、回答の幅出しやストーリーの組み方などで非常に助かりました。
───ありがとうございます。実はCaseMatchでもビヘイビアの面接の練習・スコアリングができるように開発中なので、リリースした際にはぜひお試しください。
───最後に、どういった方にCaseMatchをおすすめしたいですか?
石井 特に初学者や独学での学習に課題を感じている方におすすめです。量と質の両面をバランスよく追求することが大切ですが、初学者はどちらも十分に担保できず質も量も不足しがちです。CaseMatchでは、AIケース面接機能で過去問を量的にこなすことで学習量を確保しつつ、複数ユーザーの高得点回答を参照しながら質の向上ポイントを把握し、他のインプットと組み合わせることで質を高められます。継続的な練習と振り返りを通じて、効率的にケース面接力を強化できます。
CaseMatchでは、ケース面接の模擬演習やフィードバックはもちろん、志望ファームに合わせたトレーニングや対策も充実しています。
「今の実力を客観的に把握したい」「構造的に考える感覚を身につけたい」という方は、まず1問トライしてみてください。
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成長の「過程」そのものが、企業からの「評価対象」になる。
そんな新しい転職体験が、CaseMatchではじまっています。
───最後にこれから転職活動を控えている方々に向けてメッセージを頂戴してもよろしいでしょうか。
石井 自分のように対策を積み重ねてきた方には、CaseMatchで高得点を取れているという事実を自信にしてほしいと思います。私自身も最終的に結果を出せたからこそ言えますが、合格できないことや、先行きが見えずさまよう不安は誰にでもあります。それでも、CaseMatchを含めてこれまで取り組んできた努力を拠り所に、どうか最後まで諦めずに頑張ってください。