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【27卒】デロイトトーマツコンサルティング 新卒・インターン完全対策|選考フロー・Webテスト・ケース面接の実態と突破法を徹底解説

2025/05/27

【27卒】デロイトトーマツコンサルティング 新卒・インターン完全対策|選考フロー・Webテスト・ケース面接の実態と突破法を徹底解説

選考対策
27卒

目次

  • 🧭 はじめに|デロイトトーマツコンサルティングの採用が注目される理由

  • 🔸 入社後のキャリアパスと新卒人気の理由

  • 📊 デロイトの選考フロー全体像|インターンから本選考までを図解で把握

  • 🔸 インターンと本選考の違い

  • 📝 書類選考|エントリーシートで差がつく「志望動機」の作り方

  • 🔸 通過者に共通する“DTCらしさ”とは

  • 🔸 よく聞かれる質問とその意図

  • 💻 Webテスト対策|通過率が低いと噂のTG-WEBの実態と対策法

  • 🔸 TG-WEB(従来型・新型)を見分けるポイント

  • 🔸 英語問題の落とし穴に注意

  • 🧠 ケース面接対策|DTCならではの“論点型”出題をどう攻略する?

  • 🔸 デロイトのケース面接の特徴

  • 🔸 NG例:とにかく話してしまう/フレームワークを詰め込むだけ

  • 👥 ジョブ選考(ケースディスカッション)対策|グループ内でどう目立つ?

  • 🔸 リーダー or 聞き手、どちらでも評価される人の共通点

  • 🔸 合格者が意識している“論理の見せ方”とは

  • 👤 最終面接・人柄面接|あなたがDTCに“フィットする人材”かを見られる

  • 🔸 雰囲気は“穏やか”でも質問は鋭い

  • 🔸 自己紹介と逆質問の質が勝敗を分ける

  • 🎯 内定者の声から見る|デロイトで“刺さる人・刺さらない人”の違い

  • 🔸 落ちた人の共通点:「◯◯力」が足りなかった?

  • 🧳 まとめ|27卒のあなたがデロイトの選考を勝ち抜くために

🧭 はじめに|デロイトトーマツコンサルティングの採用が注目される理由

Deloitte(デロイト トウシュ トーマツ)は、1845年に創業された世界最大級のプロフェッショナルファームであり、監査・税務・アドバイザリー・コンサルティングを中核事業とするグローバル組織「デロイト トウシュ トーマツ リミテッド(DTTL)」のメンバーファームとして展開されています。

その日本法人にあたるのが、デロイトトーマツグループ。その中でも、企業変革を担う中核機関が「デロイトトーマツコンサルティング合同会社(DTC)」です。

🔹得意領域

戦略・業務・ITを一気通貫で支援する体制を強みとし、特に官公庁や製造業、ライフサイエンス、金融領域において多数の実績を有します。最近ではサステナビリティ支援・スマートシティ開発・生成AIの実装など、社会変革領域でも存在感を強めています。

🔹他ファームとの比較におけるポジション

日本国内では、最大級の総合コンサルティングファームである「BIG4(ビッグフォー)」の1つとして大きなプレゼンスを有しています。マッキンゼーやBCGなどの純粋戦略ファームと異なり、クライアントの変革を構想だけで終わらせない“実行支援力に長けている点が特徴です。

▼同じくBIG4の一つであるPwCコンサルティングの新卒選考についてはこちらにて解説しています

【27卒】PwCコンサルティング 新卒・インターン選考完全ガイド|採用フロー・Webテスト・内定のコツまで解説 - CaseMatch(ケースマッチ)| 完全無料のAIケース面接対策

🔸 入社後のキャリアパスと新卒人気の理由

🔹キャリアパス

デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)では、新卒入社後、早期から実プロジェクトに参加し、実務を通じてコンサルタントとしての基礎を身につけていきます。一般的なキャリアステップは以下の通りです。

  • アナリスト(1〜2年目):リサーチやデータ分析、資料作成など、基礎的なアウトプットを担う。
  • コンサルタント(2〜3年目以降):論点の設計、クライアントとの折衝、課題解決策の提案を担当。
  • シニアコンサルタント/マネージャー(4年目以降):プロジェクト全体の統括やチームマネジメントを担い、クライアントの意思決定に直接関与。

このように、年次に応じて責任の範囲が広がる構造となっており、早期から裁量を持って業務に取り組める点が特徴です。

🔹新卒人気の理由

こうした中でDTCが新卒学生から高い人気を集めている背景には、以下のような理由が挙げられます。

  • 幅広いテーマ・業界に携われる柔軟な配属体制
     デジタル、M&A、サステナビリティなどの成長領域にも早期から関与する機会があります。
  • 育成体制の充実
     入社直後の研修に加え、OJTやメンター制度が整備されており、コンサル未経験の学生でも安心してスキルアップが図れます。
  • 高い社会的インパクトを実感できる環境
     大手企業や官公庁と連携したプロジェクトが多く、社会課題の解決に直結する仕事に若手のうちから関われます。

このように、就活生にとっても魅力的な環境であり、採用するDTC側も積極的であることが、近年のDeloitte人気・選考活況の背景にあると言えるでしょう。

ここからは、デロイトの新卒選考フローや、各フローでの重要対策ポイント、対策方法について徹底解説します。

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📊 デロイトの選考フロー全体像|インターンから本選考までを図解で把握

※図:インターン選考の全体フロー

🔸 インターンと本選考の違い

🔹インターン経由と本選考経由の2ルートが存在

📝デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)の新卒採用では、サマーインターン経由と本選考経由の2つのルートが存在します。

多くの戦略ファームがサマーインターンでほとんどの内定を出し切るのに対し、DTCでは本選考ルートからも一定数の内定が出されるのが特徴です。

インターン選考に通過できなかった場合でも、本選考への再チャレンジが可能であり、“リベンジの機会が十分に残されている”点は、学生にとって安心材料の一つです。

🔹優遇有りのインターン選考

DTCのインターンは、例年夏季、冬季に分けて、3日間の日程でオンライン開催されます。

インターン参加後、パフォーマンスが評価された場合には、特別ルート(優遇選考)として、エントリーシート提出や面接の一部をスキップして年内に最終面接へ進むことも可能です。

🔹本選考の概要

一方、本選考は11月〜1月頃に実施されるインターン選考なしの採用フローです。こちらはエントリーシート提出から始まり、Webテスト、ケース/人物面接、最終面接という流れで進みます。

本選考は通常、エントリーの締切後に複数日程で面接が展開され、3月ごろまでに内定が出るケースが一般的で、インターンなしの本選考から内定を獲得した学生も多数存在します。

🔹インターン経由選考の重要性と準備の必要性

🌟総じて、DTCの採用では本選考ルートでも十分にチャンスは存在する一方、インターン経由の選考ルートがやや有利です。

インターンは1ターム150名参加で5ターム行われ、参加の権利が広く提供されています。また、サマーインターンからの選考では年内内定獲得の可能性が高く、早期に就活を終えたい学生にとっては非常に有効なルートといえるでしょう。

⚠️インターンは単なる“職場体験”ではなく、本選考を兼ねた実質的な選抜機会でもあります。

参加者数も多く、各選考フェーズで高い水準の評価が求められるため、十分な対策を行ったうえで臨むことが不可欠です。

次章では、DTCの選考フロー全体を図解とともに解説し、インターン・本選考それぞれのフローを具体的にイメージできるよう整理します。


📝 書類選考|エントリーシートで差がつく「志望動機」の作り方

🔸 通過者に共通する“DTCらしさ”とは

DTCのESでは、単なる自己PRや経験談ではなく、「DTCらしさ」を体現する資質が求められます。通過者のESには以下の共通点が見られます。

🔹論理的思考と構造化された文章

通過者のESでは、主張と根拠が明確に分かれており、論理的な構成がされています。例えば、「結論→理由→具体例→再結論」の流れで、自身の経験や考えを述べています。これは、コンサルタントとしての論理的思考力を示す上で重要です。

🔹実行力と成果へのコミットメント

DTCでは、戦略立案から実行支援までを一貫して行うため、実行力が重視されます。通過者のESでは、課題に対してどのように行動し、どのような成果を上げたかが具体的に記述されています。例えば、学生団体でのプロジェクトを主導し、具体的な成果を出した経験などが挙げられます。

🔹多様な視点と協働性

DTCのプロジェクトは多様なバックグラウンドを持つメンバーと協働することが多いため、チームでの協働経験や多様な視点を持つことが求められます。通過者のESでは、異なる意見を持つメンバーとの協働経験や、その中で自分がどのように貢献したかが述べられてるケースが多いです。


🔸 よく聞かれる質問とその意図

DTCの面接では、ESに記載された内容を深掘りする質問が多く、自己理解や論理的思考力、コミュニケーション能力が問われます。以下は、よく聞かれる質問とその意図です。

1. 「コンサルタントを志望する理由は何ですか?」

意図:コンサルタントという職業への理解度と、自身のキャリアビジョンとの整合性を確認するため。

対策:自身の経験や価値観を踏まえ、なぜコンサルタントを志望するのかを具体的に述べることが重要です。

2. 「DTCを志望する理由は何ですか?」

意図:数あるコンサルティングファームの中で、なぜDTCを選ぶのか、その理由を明確にするため。

対策:DTCの特徴やプロジェクト事例を調べ、自身の志向や価値観とどのように合致するかを説明することが求められます。

3. 「学生時代に力を入れたことは何ですか?」

意図:過去の経験から、問題解決能力やリーダーシップ、協働性などの資質を評価するため。

対策:具体的なエピソードを挙げ、課題に対してどのように取り組み、どのような成果を上げたかを述べることが重要です。

4. 「自分の強みと弱みは何ですか?」

意図:自己理解の深さと、自己改善への意欲を確認するため。

対策:強みと弱みを具体的なエピソードとともに述べ、弱みについてはどのように克服しようとしているかを説明することが求められます。

5. 「他社とDTCの違いは何だと思いますか?」

意図:業界研究の深さと、DTCに対する理解度を確認するため。

対策:他のコンサルティングファーム、特に他BIG4との違いを調べ、DTCの特徴や強みを具体的に述べることが重要です。

これらの質問に対しては、事前に自己分析を行い、自身の経験や価値観を整理しておくことが重要です。また、DTCの企業研究を深め、具体的なプロジェクト事例や企業文化を理解することで、説得力のある回答が可能となります。


💻 Webテスト対策|通過率が低いと噂のTG-WEBの実態と対策法

🔸 TG-WEB(従来型・新型)を見分けるポイント

TG-WEBは、ヒューマネージ社が提供するWeb適性検査で、従来型(旧型)と新型の2種類が存在します。受験する形式によって出題内容や難易度が異なるため、事前に見分けることが重要です。

🌟見分け方のポイント:試験時間に注目

TG-WEBを受験する際、ログイン後の科目一覧画面に表示される各科目の試験時間を確認することで、従来型と新型を見分けることが可能です。

  • 新型の試験時間:
    • 言語:7分
    • 計数:8分
    • 英語:15分
  • 従来型の試験時間:
    • 言語:12分
    • 計数:18分
    • 英語:15分

このように、言語と計数の試験時間が異なるため、受験前に表示される試験時間を確認することで、どちらの形式かを判断できます。

実際のTG-WEBの対策法や練習問題については、以下の記事から

▶【2025年最新版】TG-WEB完全対策ガイド|新型と従来型の違い・例題・監視有無まで徹底解説


🔸 英語問題の落とし穴に注意

デロイトトーマツコンサルティング(DTC)の選考で用いられるTG-WEBでは、英語問題が課されることがあります。試験形式は旧型・新型問わず共通で、時間内で長文を素早く読解し、設問に答える能力が求められます。

🔹出題形式と特徴

  • 試験時間:15分間
  • 構成:英語長文が2題出題され、それぞれに5問程度の設問が付属
  • 内容:文脈に合う語句の補充、同義表現の選択、内容理解を問う設問などが中心

この問題形式は、単語レベルの知識だけでなく、文章全体の構造や意味を把握する力が問われる構成になっています。

🔹よくある失敗と注意点

✅時間が足りない
 1題あたり約7分しか使えず、設問を丁寧に読んでいると読み終える前にタイムアップになるケースが多くあります。
設問を先に読むなど、戦略的な読み方が必要です。

✅表現の言い換えに対応できない
 正解は本文中の語句と完全に一致しているわけではなく、
言い換え表現(パラフレーズ)で出題されることが多いため、「表面上の一致」に頼ると誤答しやすくなります。意味の類似を瞬時に判断できる語彙力と読解力が必要です。

✅出題の有無が年度や選考ルートで異なる
 TG-WEBの英語問題は、企業や選考ごとに出題有無が異なります。DTCの選考においても、年度や受験ポジションによって英語セクションの有無が異なることがあるため、
事前に案内メールやマイページで確認しておくことが重要です。

全体として、TG-WEBの英語セクションは難易度が高めに設計されており、事前対策なしでは点が取りにくい構成となっています。

TOEIC対策などとは異なる、「文脈理解」と「要点抽出」のスキルが求められるため、過去問演習や短時間読解のトレーニングを行っておくことが有効です。


🧠 ケース面接対策|DTCならではの“論点型”出題をどう攻略する?

🔸 デロイトのケース面接の特徴

DTCのケース面接では、他ファームに見られる「売上をどう伸ばすか」「シェアをどう拡大するか」といった典型的なお題にとどまらず、より複雑かつ独自性の高いテーマが出題される傾向があります。

  • コロナ禍において映画館の売上を伸ばすためには。
  • リモートワークのメリット・デメリット
  • 30年後の日本に求められる教師像

このように、社会的・構造的な課題に対し、“実行可能性”や“多面的な視点”を含んだアプローチが求められるのがDTCのケースの特徴です。純粋な論理力に加え、現実への想像力とバランス感覚が問われます。

▼ケース面接の対策記事はこちらから

【完全ガイド】ケース面接のお題&回答例|頻出パターンと攻略法を徹底解説! - CaseMatch(ケースマッチ)| 完全無料のAIケース面接対策

ケース面接はどう練習する?初心者でもできる対策方法&合格率を上げるコツ - CaseMatch(ケースマッチ)| 完全無料のAIケース面接対策

【内定者が厳選】ケース面接対策に最適な本10選 - CaseMatch(ケースマッチ)| 完全無料のAIケース面接対策

ケース面接の流れを完全解説!初心者が知るべきコツと合格するやり方 - CaseMatch(ケースマッチ)| 完全無料のAIケース面接対策

🔸 「なぜその仮説を立てたか?」が問われる理由

🌟DTCのケースでは、結論そのもの以上に、「なぜそう考えたか」=思考の出発点や仮説の根拠が重視されます。

これは、DTCが重視する「論点志向型の問題解決」に深く関係しています。

コンサルタントは限られた時間と情報の中で、優先的に検討すべき論点を設定し、そこから思考を深めていく必要があります。そのため面接官は、「その仮説はなぜ立てたのか?」「その前提は何に基づいているか?」と、“仮説の出所”や“思考の飛躍のなさ”を確認しようとします。

単に「こうすべきだ」と答えるのではなく、「なぜそう考えたのか」を言語化しながら説明することが、高評価につながります。

▼ケース面接における仮説の言語化を解説している記事はこちらから

ケース面接の解き方を徹底解説|過去問を通して学ぶ“内定レベル”の思考vol1 - CaseMatch(ケースマッチ)| 完全無料のAIケース面接対策

🔸 回答の質を高めるフレームワーク思考

🌟DTCの面接では、フレームワークの知識自体よりも、その使い方=思考の整理手段として使えているかが問われます。

以下のような基本的なフレームワークは、仮説構築の支えになります。

  • 3C(顧客・競合・自社)
  • 4P(製品・価格・流通・プロモーション)
  • バリューチェーン
  • PEST(政治・経済・社会・技術)

ただし、重要なのは「フレームワークに当てはめること」ではなく、それを使って適切な論点を抽出・優先順位づけすることです。

▼活用すべきフレームワーク一覧はこちらから

ケース面接の必須フレームワーク一覧|効果的な使い方と合格するコツを解説 - CaseMatch(ケースマッチ)| 完全無料のAIケース面接対策

🔸 NG例:とにかく話してしまう/フレームワークを詰め込むだけ

以下のような対応は、DTCのケース面接ではマイナス評価につながりやすいです。

🙅とにかく話してしまう
 考えが整理されていないまま口を動かし続けると、「構造的に考える力がない」「論点を特定できていない」と見なされやすくなります。
一呼吸置いて、構造を描いてから話す習慣が重要です。

🙅フレームワークの“項目読み上げ”
 「3Cで考えると、Customerは〜、Competitorは〜…」という形式的な展開は、深い思考をしていないと判断されることがあります。フレームワークは、
論点の発見・仮説形成を支える手段として活用することが求められます。

▼フレームワークの“項目読み上げ”のNGパターン解説はこちらから

ケース面接で評価される回答例とNGパターンを徹底比較 | 過去問を通して学ぶ“内定レベル”の思考vol2 - CaseMatch(ケースマッチ)| 完全無料のAIケース面接対策

NG例を出さずにケース面接を突破するために、一度ケース面接を解いてみませんか?ケース特化型AIが即時にあなたの回答を採点するため、今すぐ改善点を知ることができます!

▼ケース面接の練習はこちらから

家電業界の市場規模推定・売上向上 - CaseMatch(ケースマッチ)| 完全無料のAIケース面接対策


👥 ジョブ選考(ケースディスカッション)対策|グループ内でどう目立つ?

🔸 進化系GD:ジョブ選考とは?

DTCの「ジョブ選考」は、一般的なグループディスカッション(GD)と異なり、「プロジェクト型の課題解決」+「社員からの評価」を兼ね備えた実践的な評価場面となっています。以下のような特徴があります。

  • 3日間にわたり実施(例年オンライン開催)
  • チームでケースに取り組み、最終日に発表
  • 途中に社員との面談やフィードバックあり
  • 「インターン」というよりも「選考の一部」として扱われる

課題テーマは実際のコンサルティング業務に近い内容が多く、たとえば「デジタル人材育成支援の戦略策定」や「自治体×産業振興施策」などが過去に出題されています。

🌟個人ワークよりもチームとしての思考プロセス・意思決定力・論理性が重視される選考です。

🔸 リーダー or 聞き手、どちらでも評価される人の共通点

DTCのジョブ選考では、「役割」よりも「思考と対話の質」に重きが置かれます。リーダーシップを発揮したかどうかにかかわらず、以下のような行動特性を示した学生が高く評価されやすいです。

  • 議論の論点を整理し、全体を構造化できる
  • 他メンバーの意見を引き出し、対話を促進する
  • 話すだけでなく、聞きながら要点を記録し論点を可視化できる
  • “言いっぱなし”で終わらず、議論の文脈に沿って建設的に発言できる

実際、「目立った発言数は少ないが、論点のつなぎ役として存在感を発揮した」と評価されたケースもあります。場のバランスを見ながら、自分の強みを発揮できるスタイルを選ぶことが重要です。

🔸 合格者が意識している“論理の見せ方”とは

ジョブ選考では、論理的に正しいかどうかだけでなく、「他者に伝わる形で論理を表現できているか」が重要な評価軸になります。

合格者の多くが意識しているのは次の3点です:

✅主張と根拠の関係を明確にする
 「私はこう思う」の背景にある理由・前提を明示し、納得感のある説明を意識する。

✅言語化だけでなく、可視化も活用する
 議論のポイントを簡単にスライドやホワイトボードにまとめることで、メンバー全体の思考を加速させる。

✅“考える順序”を示す
 「まずは現状把握 → 次に原因特定 → 最後に施策立案」といったように、自分の中での思考プロセスを明示することで、議論の流れを整理できる。

🌟このように、“論理の正しさ”より“伝え方の構造化”が高評価につながる点が、DTCのジョブ選考の大きな特徴です。


👤 最終面接・人柄面接|あなたがDTCに“フィットする人材”かを見られる

🔸 雰囲気は“穏やか”でも質問は鋭い

最終面接では、面接官はパートナークラスであることが多く、全体の空気感としては穏やかでフラットに進むことが多いです。

⚠️ただしその中で投げかけられる質問は、思考の深さや一貫性を試す鋭いものが含まれます。

  • 「なぜ最終的にDTCを選ぼうとしているのか?」
  • 「チームの中で衝突があったとき、どう振る舞ったか?」
  • 「将来的にどのような領域で専門性を深めたいか?」
  • 「仮にコンサルに向いていないと感じたら、どうするか?」

表層的な志望動機ではなく、“その人がどう考え、どう動くか”に関する本音と筋道が見られています。

🔸 自己紹介と逆質問の質が勝敗を分ける

最終面接では、最初の数分で印象が固まると言われており、特に自己紹介の構成力と逆質問の質がその後の評価を大きく左右します。

✅自己紹介:自分の強み・軸・志望理由を1〜2分で簡潔に語ることが求められます。話の中に「なぜDTCなのか」が自然に織り込まれていると好印象です。

✅逆質問:単なる情報収集ではなく、DTCのカルチャーやプロジェクトスタイルを理解した上での問いかけが評価されます。

  • 「◯◯領域でのPJに興味がありますが、配属後の立ち上がり期はどう支援されるのか?」
  • 「戦略~実行まで関わる中で、若手が難しさを感じるのはどのフェーズか?」

このように、“入社を前提にした視点”で質問を投げかけることが、志望度の高さや本気度として伝わります。

🔸 面接官との価値観の擦り合わせがカギ

🌟最終面接では、スキルの有無というよりも、「この人と一緒に働けるか」「DTCの文化に合うか」といった価値観・スタンスの一致が見られます。

  • プロフェッショナルとしての成長意欲
  • チームへの貢献意識
  • 社会課題への関心や現場への共感
  • 挑戦に対する前向きな捉え方

これらの要素において、DTCが求める“地に足のついた志”を持つ人物像とズレがないかが、選考通過の分かれ目となります。


🎯 内定者の声から見る|デロイトで“刺さる人・刺さらない人”の違い

🔸 内定者が語る「ここでしか得られない経験」

デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)の内定者が共通して挙げるのは、「構想と実行の両方に関わる中で、実務を通じて学びを得られる点」です。

🌟戦略ファームにはない“実行フェーズの泥臭さ”がある

  • 「業務改善のプロセス定着や現場との折衝など、思考と現場の両方を経験できるのはDTCならではだった」

🌟大規模な社会課題に対する長期案件が多い

  • 「国や自治体、社会インフラ企業といった“社会全体に関わるプロジェクト”に携われる点に魅力を感じた」

🌟若手の裁量と責任が意外に大きい

  • 「1年目からクライアントとの会議に出て発言を求められる場面も多く、自分の意見がプロジェクトに反映された」

このように、個人の成長機会と社会的インパクトを両立できる点に魅力を感じたという声が多く、他ファームとの違いとしても意識されています。

🔸 落ちた人の共通点:「◯◯力」が足りなかった?

一方で、選考で不合格になった受験者にはいくつか共通点が見られます。特に評価されにくかったのは、以下のようなケースです。

🔹構造化力が不十分だった

  • 発言が場当たり的で、考えを整理して伝える力に欠けていた
  • フレームワークを知識として語るのみで、課題との接続が弱い

🔹チーム貢献力が見えなかった

  • ジョブ選考での立ち振る舞いが「自分が目立つこと」に偏りすぎていた
  • 他者の意見を引き出したり、議論を整理する姿勢に欠けていた

🔹DTCに対する納得感ある志望理由が弱かった

  • 志望動機が“コンサル業界全般”で止まっており、「なぜDTCか」に答えきれていなかった

📝このような点から見て、「構造化力」「協働性」「志望理由の深さ」の3つは、内定を分ける大きな要素と言えます。


🧳 まとめ|27卒のあなたがデロイトの選考を勝ち抜くために

デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)は、世界最大規模のプロフェッショナルファームとして、戦略から実行までを一貫して担うコンサルティングスタイルを確立しており、その中で若手にも裁量と成長機会を与える文化を築いています。

27卒の就活生にとって、DTCの選考を勝ち抜くうえで特に重要なのは、次の3点です。

✅選考全体の構造を理解し、早めに動く
  • サマーインターン(8〜9月)と本選考(11月〜1月)の2ルートがあるため、どちらに進む場合も逆算した準備が必須。
  • 特にインターン経由での優遇・早期内定(最短で年内内定)もあるため、6月〜7月にはES・面接対策を本格化させておくべき。
✅ “DTCらしさ”を理解し、自分の経験と接続する
  • 戦略志向だけでなく、現場視点・協働性・実行力が評価されるファームであることを念頭に置く。
  • 「なぜこの仮説を立てたのか」と問われる場面が多いため、思考の出発点を明確に言語化する力を磨く。
✅各フェーズでの評価基準に沿った準備をする
  • ESでは構造的かつ実行力のにじむ経験を書き、TG-WEBでは形式の見極めと英語問題の時間配分を意識。
  • ケース面接では論点の設定力と仮説の妥当性が重要。
  • ジョブ選考では役割より思考の貢献性と“論理の見せ方”を意識し、最終面接では自己理解とカルチャーフィットの両立を目指す。

「実力だけではなく、“らしさ”を見せられるか」がDTCの選考を突破する鍵です。評価者が見ているのは、単なる能力の高さではなく、その力をどう使おうとしているのかという姿勢です。

あなた自身の価値観や経験とDTCの提供するフィールドが重なるかを見極めつつ、的確な準備を進めていきましょう!

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