2025/09/15 (更新日: 2025/09/15)
目次
📅 第1章 博報堂インターンはいつから始まる?
🔶 27卒向けスケジュール|エントリー開始はいつ?
🔶 夏と冬インターンの違い|どちらに参加すべき?
📊 第2章 倍率と難易度のリアル
🔶 博報堂インターンの倍率はどのくらい?
🔶 過去参加者の体感難易度と合格のポイント
📝 第3章 選考フローと対策
🔶 ES(エントリーシート)の特徴と通過のコツ
🔶 Webテストの形式と難易度|対策すべきポイント
🔶 面接・グループワークの流れと評価基準
💡 第4章 課題内容と求められる力
🔶実際に出された課題の例を紹介
🔶 課題突破のカギ|独創性と論理性を両立する方法
🎓 第5章 27卒向けインターンの位置づけと優遇
🔶 インターンは本選考に直結するのか?
🔶 過去の内定者が語る「インターン参加のメリット」
🔶 参加できなかった場合の逆転戦略
✅ まとめ
博報堂の2025年冬インターンシップは、以下の3つの職種で実施されます。それぞれの職種について、エントリー期間、選考スケジュール、実施日程、募集人数などの詳細を以下にまとめました。
夏インターンは主に7~8月に開催され、1~3日程度の短期プログラムが中心です。冬インターンは12月前後に開催され、3日~1週間程度のプログラムが多く、実務に近い課題やグループワークが中心となります。期間の長さや課題の密度が異なるため、参加する目的によって選ぶべきプログラムが変わります。
夏インターンは、エントリーシートや簡単なグループワークを経て参加できるケースが多く、選考は比較的通過しやすい傾向です。冬インターンは本選考直結型のプログラムも多く、課題やディスカッションの完成度がそのまま評価に反映されることがあります。そのため、冬インターンに参加する学生は、事前の準備や課題に対する思考力が求められます。
夏・冬インターンは併願可能であることが多く、夏に参加して企業理解を深め、冬に本選考を意識した課題型インターンに挑戦する、というステップ型戦略が有効です。特に冬インターンでは、職種ごとの専門性やチームワーク力が評価されるため、夏に基礎知識や業界理解を固めておくことが有利になります。
夏は“企業理解と経験の獲得”、冬は“本選考直結と評価アピール”という位置付けです。時間や準備状況に応じて両方参加するのが理想ですが、冬インターンは本選考に直結するため、準備をしっかり行った上での参加が望ましいです。
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博報堂のインターンシップは、27卒学生にとって最も人気のあるプログラムのひとつです。その人気の高さから、応募者数に対して実際に参加できる人数が限られており、倍率は非常に高く設定されています。
単に応募するだけでは通過が難しく、事前準備や企業研究、自己分析が非常に重要になるのが特徴です。また、博報堂のインターンは単なる体験型プログラムではなく、選考過程自体が「本選考に直結するトレーニング」とも言えるため、難易度の高さが際立っています。
博報堂の冬インターンは、職種によって募集人数が非常に限られており、応募者数に比べて選ばれる人数は少ないです。公式には倍率が公開されていませんが、過去の参加者や就活生の口コミを参考にすると、体感倍率は10倍以上になることが多いとされています。
実際、ビジネスデザイン職の冬インターンの募集が120名であることを踏まえると、エントリー者が1000名程度いてもおかしくないので、倍率が非常に高いことが予想されます。
人気の高いビジネスデザイン職やマーケティング・サイエンス職では、少数精鋭の枠を狙うため、事前の情報収集や準備が合格の第一歩となります。ここで重要なのは、倍率の高さ自体よりも、応募段階で求められる基準の高さです。エントリーシートや課題提出において「論理的かつ独自性のあるアイデア」を示せるかが、他の応募者との差を生むポイントとなります。
参加者の多くは、選考全体を通して「論理的に考えを構築できるか」と「他者とは異なる独自性ある発想」が重視されると感じています。
ですので、ESや事前課題の段階では、単に正解を出すのではなく、自分のアイデアの根拠や背景を明確に説明できるかが問われます。特にビジネスデザイン職では「社会的な課題を解決する視点」と「実現可能性」を両立した提案が高く評価される傾向があります。
📝過去参加者の声としては、「ES提出時点で論理の筋道がしっかりしていることが通過の最低条件だった」と語る人も多く、まずここで差がつくことが分かります。
冬インターンに参加した学生は、課題やグループディスカッションの段階を通じて「自分から積極的に動けるか」が見られると感じています。単に与えられたテーマに沿って作業するだけでなく、自分なりに情報を収集したり、チームをまとめたりする力が重要です。「面接やグループワークでは、自分の行動を具体的に示せるかが評価ポイントだった」と話す参加者もおり、経験や取り組み姿勢をエピソードとして具体的に語る準備が必要です。
参加者が特に印象に残っているのは、課題を進める過程でのチーム内での対応力です。限られた時間で意見が対立した場合や、予期せぬ状況が発生した場合に、柔軟に考えを修正しつつ協力できるかが問われます。
「正しい意見を押し通すだけではなく、相手の意見も取り入れながら議論を前に進める力が高く評価された」と振り返る参加者は少なくありません。特にマーケティングサイエンス職ではデータ解析や議論結果をチームで整理する場面が多く、個人スキルだけでなくチームでの価値創出力が重要視される傾向があります。
🌟過去参加者の経験を総合すると、冬インターンでは論理性・独創性・主体性・柔軟性の4点が合格のカギであることが見えてきます。
倍率の高さから、ESや事前課題での差別化が最初のハードルとなりますが、その後の課題やディスカッションでは、個々の思考プロセスやチームへの貢献姿勢を具体的に示すことが最終的な合格につながるポイントです。
博報堂のESは、他の企業に比べて広告業界特有の志向や論理性、独創性が重視される傾向があります。大きく分けると以下の項目があります。
過去参加者の体験談を踏まえると、志望動機では単に「広告が好き」「博報堂で働きたい」と書くだけでは通過は難しいです。具体的には、次の点を意識する必要があります。
過去参加者は、電通や他の総合広告代理店ではなく博報堂を選ぶ理由として、以下を挙げています:
「電通でもよいのでは?」という疑問を回避するためには、博報堂ならではの事業や社風と自分の強みを結びつけることがポイントです。
博報堂のESでは、自分の経験を単に羅列するだけでは不十分です。重視されるのは、その経験を博報堂の業務にどう活かせるかという視点です。具体的には以下の通りです。
博報堂の冬インターン選考では、エントリーシート通過後に Webテスト(玉手箱形式) が課されます。玉手箱は近年、多くの大手企業で採用されているWebテスト形式で、能力検査と性格検査がセットになっているのが特徴です。博報堂では特に「言語」「非言語」「論理的思考」の能力を測る出題が中心となり、広告業界ならではの発想力や分析力の土台が問われます。
▼玉手箱の詳細についてはこちらから
玉手箱形式のWebテストでは、通常全体で70〜90分程度が想定され、以下の構成となります。
博報堂冬インターン選考における面接・グループワークは、Webテスト通過後の重要ステップです。ここでは単に能力を問うだけでなく、広告業界志望者としての資質、発想力、チームでの協働性などが総合的に評価されます。過去参加者の体験談や公式情報から整理すると、次のような特徴があります。
博報堂の面接・グループワークで評価されるポイントは、過去参加者の報告や企業公式情報から以下の3点に集約されます。
広告代理店をはじめとするクリエイティビティが求められる業界の選考において、応募者の発想力、論理的思考力、そして課題解決能力を測るために、クリエイティブ課題と呼ばれるレポートが課されることがあります。
これは単に「面白いアイデア」を出すことだけが目的ではありません。特定のテーマや社会課題に対し、ターゲットの心を動かすようなメッセージや、新しい価値を生み出すための企画を、説得力のある形で提案することが求められます。この課題を通じて、選考担当者は「この人はどんな視点で物事を捉えるのか」「発想のユニークさだけでなく、それを実現するための筋道が立てられるか」「社会や人に対する洞察力を持っているか」といった、その人の根源的な思考プロセスを見極めようとしています。
今年の冬インターン選考の課題はすでに公開されています。詳細は以下採用HPを確認してください。
▶https://hakusuku.jp/recruit/information/internship/2025/winter/business-design/
『今、まさに流行りそうな兆しが見えるもの』を一つ挙げてください。 それは現象、サービス、モノ、価値観、行動様式など、どのようなものでも構いません。 その『流行りそうな兆しが見えるもの』について、博報堂社員として、誰と組むかを明示して、 新たなビジネスプランを提案してください。 あなたならではの見立てや、生活者としてのニーズに基づいた視点、アイデアを期待して出題しています。 あなたの自由な考え、発想を楽しみにしています。
まず、このお題がなぜ出されたのかを深く考え抜くことから始めましょう。博報堂は単に面白いアイデアを求めているわけではありません。この課題を通じて、応募者が持つ「世の中に対する鋭い洞察力」「未来を構想する力」「アイデアを実現する力」という3つの本質的な能力を見極めようとしています。
この課題は、アイデアの出発点となる小さな「兆し」を発見し、それを具体的にどのような未来を創るビジネスへと発展させ、そして誰と組むことで実現させるのか、という思考プロセス全体を問うものです。
🌟単発のアイデア力だけでなく、ビジネスを構想する総合的な力が試されていると捉えるべきです。
「兆し」とは、まだ誰もが言語化できていない「小さな変化」のことです。SNSで話題になっているトレンドや、メディアで大きく報じられている流行は、すでに顕在化しているものなので、それ自体を挙げるだけでは不十分です。重要なのは、「なぜそれが流行っているのか?」という背景にある、人々の欲求や価値観の根本的な変化を捉えることです。
「兆し」は特別な場所に隠されているわけではありません。日々の生活の中に散らばっています。まずは、日常の中で感じる「違和感」や「小さな疑問」を大切にすることから始めましょう。「なぜこんなに不便なんだろう?」「なんでみんな同じものばかり使っているんだろう?」といった、些細な気づきをメモしておきましょう。
そして、人々の行動の背景を深く考える習慣を身につけてください。例えば、若者の間で「あえてフィルムカメラを使う」という行動が流行しているとします。この行動の背景にあるのは、「不完全さや偶然性を楽しむ価値観」や「デジタルデータでは得られない物理的な所有感への欲求」かもしれません。こうした背景にある価値観こそが、まさに「兆し」なのです。
兆しを見つけたら、それを単なる現象で終わらせず、ビジネスプランへと発展させます。
🌟ここでは、博報堂の社員として「誰と組むか」を具体的に考えることが特に重要です。
これは、あなたのアイデアが博報堂というプラットフォームを通じて、社会に実装可能かという問いでもあります。まず、発見した兆しが、具体的に「誰の」「どんな欲求や不満」から生まれているのかを深掘りし、ターゲットインサイトを導き出しましょう。
例えば、「オフライン・リッチ」という兆しを捉えたとします。この現象の背景には、「常にオンラインに接続している状態に疲れた」「ゆるやかな人間関係を求めている」といったインサイトが潜んでいるはずです。このインサイトこそ、ビジネスの出発点となります。次に、このアイデアを現実にするために、「誰と組むか」というパートナーシップを具体的に構想します。この際、アイデア実現に必要な「モノ」や「技術」を持つ企業、あるいは「人」や「コミュニティ」を持つ企業、そして「情報」や「メディア」を持つ企業など、さまざまなパートナー候補を検討します。なぜそのパートナーと組む必要があるのか、協業することでどのような相乗効果が生まれるのかを論理的に説明することで、ビジネスプラン全体に説得力を持たせることができます。
文章を作成する際には、まず結論から簡潔に述べるように心がけてください。「私が兆しと考えるのは〇〇です」と冒頭で明確に示しましょう。また、独創性と論理性の両立を意識して記述することが重要です。独創性は、「なぜそれが兆しなのか?」という背景にある、あなただけの「見立て」を詳しく書くことで表現します。そして、論理性は、「誰と組むか」というパートナーシップと、それによって生まれるビジネスの具体的な内容を、順を追って説明することで示します。
単なる企画書ではなく、プロの視点から書かれた提案書であることを示すため、「生活者発想」や「社会に新しい価値を創造する」といった博報堂の企業理念を意識した言葉遣いを心がけましょう。この思考プロセスを経ることで、単なる思いつきではない、深く掘り下げられた説得力のあるビジネスプランを提案することができます。ぜひ、自分自身の生活の中にある「小さな違和感」から、あなただけの「兆し」を見つけてみてください。
過去のインターンシップ選考で出されたとされる具体的な課題例は以下の通りです。
これは、 「あなたの世代を表すならどんな『○○世代』になりますか?」「その世代の潜在的なニーズをとらえると、ヒットするビジネス・サービスはどんなものだと思いますか?」といった問いです。これは、特定の世代を独自に定義する言語化能力と、その世代の行動様式や価値観から隠れたニーズを見つけ出す洞察力が問われます。単に流行を追うだけでなく、本質的な部分を捉え、それをビジネスに昇華させる思考力が求められます。
「リボン思考」という博報堂独自の発想法を学びながら、新しい商品やサービスを創り出す課題です。この課題では、ゼロから何かを生み出す創造力に加え、そのブランドがなぜ世の中に必要で、どんな価値を提供するのかを論理的に説明する力が重要です。
博報堂のクリエイティブ課題を突破するためには、一見相反する独創性と論理性を高い次元で両立させることが不可欠です。斬新なアイデアだけでは説得力に欠け、論理的なだけでは面白みに欠けてしまいます。この両輪をうまく回すことで、審査員の心を動かす提案が完成します。
独創的なアイデアは、単なる思いつきから生まれるわけではありません。その根源には、あなた自身が日々の生活で感じている「違和感」や「疑問」、そしてそこから得られた「気づき」があります。多くの人が見過ごしている些細な現象の中にこそ、未来の兆しは隠されているのです。この「気づき」は、日々の生活でアンテナを張り巡らせることから生まれます。
特定のジャンルに偏らず、異なる分野の知識を掛け合わせたり、普段接しない人々の行動や言葉に耳を傾けたりすることで、新しい視点が生まれます。そうして得られた「自分だけの視点」が、誰にも真似できない独創性の土台となるのです。
どんなに素晴らしい独創的なアイデアも、それを支える強固な論理がなければ、単なる夢物語で終わってしまいます。博報堂の審査員は、あなたのアイデアが「なぜ良いのか」「誰のどんな課題を解決するのか」という理由を徹底的に見ています。
アイデアを思いついたら、「なぜ?」という問いを何度も繰り返しましょう。
- なぜこのアイデアが良いのか?
- なぜ今なのか?
- なぜこのターゲットなのか?
- なぜこの方法が最適なのか?
独創性と論理性を両立させる最も効果的な方法は、発見した「インサイト」を軸に思考を整理することです。インサイトとは、まだ言語化されていない、人々の行動の奥底に潜む「本音」や「無意識の欲求」のことです。
🌟そして、そのインサイトを起点に「だからこのアイデアは必要だ」「このアイデアは〇〇という人々の深いニーズを満たす」と論理的に説明することで、アイデア全体に一貫性が生まれます。
つまり、インサイトは独創性の源泉であると同時に、論理性の出発点でもあるのです。インサイトを軸にすることで、あなたのアイデアは「ただ面白いだけのもの」から「人々の心を動かし、社会に新しい価値を創造するもの」へと進化します。この「インサイトを軸にした思考」こそが、博報堂が求めるクリエイティブの核心であり、課題突破のための最終的なカギとなります。
博報堂の冬インターンは、単なる体験型プログラムではなく、本選考の早期アプローチの場として重要視されています。インターンに参加することで、選考担当者に「業務理解度」や「課題解決力」を示すことができ、特にビジネスデザイン職やマーケティングサイエンス職では評価材料として活用されやすいと報告されています。
過去の参加者の証言によると、インターン参加者はESの通過率や面接通過率が高くなる傾向があります。特に、課題における独創性や論理性を評価されることで、面接時に具体的なエピソードとして活用可能です。一方で、参加=内定確定ではないため、プログラムでの成果をどう自己PRに結びつけるかが重要です。
多くの内定者が口を揃えて言うのは、インターン参加で博報堂の業務プロセスや企業文化を具体的に理解できたことです。座学だけでは把握しづらいクライアント対応の流れやチームワークの進め方を体感できるため、本選考での面接でリアルな体験談を語れるようになります。
インターン中に出会う他大学の優秀な学生や、現役社員との接点は、その後の本選考や就活全般での強力な情報源・相談先となります。特にグループワークでは、チームでの議論力やリーダーシップを示す場としても機能し、面接時の質問に深みを与えます。
インターン課題を通じて、自身の弱点や得意分野が明確になります。論理的思考力、クリエイティブ発想、時間管理力など、博報堂で求められるスキルを客観的に把握できる点も大きなメリットです。
インターンに参加できなかった場合でも、ESや面接で具体的な興味・経験・志向を明確化することで逆転は可能です。特に、課題解決やマーケティング、広告業界への理解を示す具体例が重要です。
インターン不参加者は、OB・OG訪問や説明会で社員の話を深く聞き、業務理解の深さを面接でアピールする方法があります。インターンに参加した学生のようにリアルな業務経験は得られませんが、質問力や洞察力でカバー可能です。
広告業界やマーケティング領域に関連したプロジェクト、学外活動、アルバイト経験などを論理的かつクリエイティブに整理して提示することで、インターン不参加のハンデを埋めることができます。
博報堂の27卒向け冬インターンは、単なる体験型プログラムではなく本選考への早期アプローチの場として位置づけられています。参加者は業務理解や課題解決力を深め、ESや面接で有利になる傾向があります。また、チームワークやクリエイティブ課題を通じた自己分析やネットワーキングの機会も得られるため、選考準備に大きく役立ちます。一方、参加できなかった場合でも、ESや面接で具体的な経験・志向を示したり、学外活動や独自プロジェクトで実力を証明することで逆転も可能です。早めの対策と戦略的な参加・不参加対応が重要です。