電通は、コミュニケーションの領域で、人の心を動かす発想とそれを大勢で形にする力を武器にしてきた会社です。ここでは、同社のケース面接を想定した練習ができます。お題は面接の中で提示されるため、事前に用意できるのは答えではなく、考える手順のほうです。
背景:電通が置かれている環境
- 得意先の課題を、伝え方の工夫だけでなく事業や体験の設計まで含めて解く役割に広がってきています
- 発想を形にするには多くの関係者を動かす必要があるため、巻き込む力が仕事の前提になっています
面接官・選考の特徴
- 質問が矢継ぎ早に飛ぶ場面があります。長く考え込まず、短く区切って答えを返す練習をしておきましょう
- 正解らしい答えを探す姿勢は評価されにくいです。自分の視点をひとつ立てて、そこから話す準備をしておきましょう
この面接で見られている力
まず見られているのは、他の人とは違う切り口を自分で立てられる発想の独自性です。そのうえで、思いついたことを瞬時に言葉にできる瞬発力と、議論を前に進めていく推進力が重視されます。
この形式では特に、売上を構成要素に分解してどこに伸びしろがあるのかを見定める力と、打ち手をインパクトと実現性の両面から選び切る力が問われます。前提と対象範囲を自分で確認して解くべき問いを定め、市場と顧客、競合と業界構造、自社、外部環境の観点から効く要因を洗い出せるかも見られています。
通る人と落ちる人で差がつくところ
- 分解が粗いまま施策の話に進んでしまうと、なぜその打ち手なのかが伝わりません。構造の分解と課題の定義に時間をかけましょう
- 一般的な施策を並べるだけだと、どの顧客層にどう効くのかが見えません。狙う相手と顧客接点まで具体化しましょう
- 売上を伸ばす話だけに寄ると、コストや現場の負荷、既存顧客への副作用を見落とします。実行に必要な資源と副作用にも触れましょう
練習の進み方
- お題が提示されたあと、考えをまとめるための思考時間があります
- まとまったら結論から先に、売上をどう分解したのかを添えて説明します
- そのあと面接官から質問や指摘が入るので、応じながら打ち手を具体化していきます
取り組む際に意識すべきポイント
以下が言語化できているか、確認してみてください。
- 前提と対象範囲を、なぜそれを確認するのかまで添えて聞けているか
- 売上を分解したうえで、重要な課題を自分で定義できているか
- 打ち手をインパクトと実現性の両面から選び切れているか
- 実行に必要な資源や、副作用への配慮まで語れているか
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