
2025/06/23 (更新日: 2025/10/27)

野村総合研究所(NRI)は、就活生の間で「外資とは違う日系トップファーム」として圧倒的な存在感を誇ります。本記事では、そんなNRIの全体像と選考情報を詳しく解説します。
✅ 日本初の本格的シンクタンク
1965年、野村證券の調査部門を母体に設立。官公庁向け政策提言や経済調査を担い、日本経済成長の中で「知のインフラ」として存在感を高めました。
✅ 戦略からIT実装まで担う独自ポジション
外資系が戦略立案、SIerが開発を担う分業体制に対し、NRIは一貫して構想から実装まで対応。提案を現場で実行可能にする強みを持ちます。
✅ 政府・大企業との強固な関係性
財務省・経産省や野村證券、通信・商社など大手企業と長期的な信頼関係を構築。初期段階からプロジェクトに関与できるのが特徴です。
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NRIでは、夏・秋を中心にインターンが開催される一方で、インターン経由での早期選考ルートと、本選考ルートが並行して存在します。
インターンは選考対策+企業理解の場で、NRIのインターンではコンサル業務を模したグループワークを通じ、仕事の進め方やチームの雰囲気を体感できます。社員交流も多く、社風や関心領域の発見につながるため、特に戦略コンサルや外資系と比較する学生に有益です。
📌 インターン経由で早期選考の可能性
参加者の一部は夏インターンから秋~冬の早期選考に進むケースもあり、倍率はやや低めとされます。ただし即内定ではなく、別途本選考に近いプロセスが必要です。
ただインターン未参加でも内定獲得例は多く、ES・Webテスト・面接を通じて個人をしっかり評価されます。論理的思考力や志望動機が重視されるため、短期間の対策でも十分チャンスがあります。
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NRIはここ数年新卒採用を拡大しており、2024年度にはついに年間500名超を採用しました。成長フェーズに伴い、多様な人材が求められていることがわかります。地頭や論理的思考力があれば、学部・大学を問わず十分に内定を狙える状況です。
✅ 部門ごとの採用構成と学生の傾向
NRIの新卒採用は「コンサルティング事業本部」と「ITソリューション事業本部」に分かれ、部門ごとに求められる適性が異なります。コンサルティング部門は文理不問で、地頭の良さ・論理的思考力・社会課題への関心が重視され、早慶・旧帝大出身者の応募が多い傾向にあります。一方、ITソリューション部門は理系、特に大学院卒が中心で、情報工学・数理・統計分野の専門性を持ち、システム構想など上流工程に関わる志向の人材が求められます。

NRIの新卒採用では、毎年難関大学を中心に多様な大学から内定者が出ています。2024年度は慶應約70名、早稲田約60名、東大32名、京大23名、東工大20名など、上位校で全体の約40%を占めます。
一方で、中央・明治・同志社・関西学院・上智・立命館などの中堅私大や、新潟・静岡・広島・熊本といった地方国公立大からも内定者が出ており、採用は特定の学歴層に偏っていません。
NRIでは難関大学出身者が多い一方で、中堅私大や地方国公立大からの内定者も多く、重視されるのは学歴ではなく、思考力・志向性・価値観の深さです。選考では「情報を整理し、論理的に説明する力」が鍵となります。ESでは要点を明確に伝える力、面接では抽象的な問いに構造的に答える力が評価されます。また人物面接では、論理力や志向性に加え、“NRIらしさ”とされる穏やかで知的な人柄も重視されます。

NRIのインターン選考では、ES(エントリーシート)が最初の足切りポイントとなります。