2025/06/23 (更新日: 2025/09/10)
野村総合研究所(NRI)は、就活生の間で「外資とは違う日系トップファーム」として圧倒的な存在感を誇ります。戦略からITまでを網羅する独自の強みや、官民にまたがる影響力の大きさなど、その魅力は一言では語れません。本記事では、そんなNRIの全体像と選考情報を詳しく解説します。
✅ 日本初の本格的シンクタンク
1965年、野村證券の調査部門を母体に設立。官公庁向け政策提言や経済調査を担い、日本経済成長の中で「知のインフラ」として存在感を高めました。
✅ 戦略からIT実装まで担う独自ポジション
外資系が戦略立案、SIerが開発を担う分業体制に対し、NRIは一貫して構想から実装まで対応。提案を現場で実行可能にする強みを持ちます。
✅ 政府・大企業との強固な関係性
財務省・経産省や野村證券、通信・商社など大手企業と長期的な信頼関係を構築。初期段階からプロジェクトに関与できるのが特徴です。
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NRIでは、夏・秋を中心にインターンが開催される一方で、インターン経由での早期選考ルートと、本選考ルートが並行して存在します。
インターンは選考対策+企業理解の場で、NRIのインターンではコンサル業務を模したグループワークを通じ、仕事の進め方やチームの雰囲気を体感できます。社員交流も多く、社風や関心領域の発見につながるため、特に戦略コンサルや外資系と比較する学生に有益です。
📌 インターン経由で早期選考の可能性
参加者の一部は夏インターンから秋~冬の早期選考に進むケースもあり、倍率はやや低めとされます。ただし即内定ではなく、別途本選考に近いプロセスが必要です。
ただインターン未参加でも内定獲得例は多く、ES・Webテスト・面接を通じて個人をしっかり評価されます。論理的思考力や志望動機が重視されるため、短期間の対策でも十分チャンスがあります。
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NRIはここ数年新卒採用を拡大しており、2024年度にはついに年間500名超を採用しました。地頭や論理的思考力があれば、学部・大学を問わず十分に内定を狙える状況です。
✅ 採用人数の推移と拡大傾向
2020年度308名 → 2021年度393名 → 2022年度399名 → 2023年度466名 → 2024年度504名と、4年で約200名増。成長フェーズに伴い、多様な人材が求められています。
✅ 部門ごとの採用構成と学生の傾向
NRIの新卒採用は、大きく「コンサルティング事業本部」と「ITソリューション事業本部」の2部門に分かれています。部門ごとに求められる適性が異なるため、エントリー時点での志向と自己理解が内定獲得の鍵です。
コンサルティング部門では、文理問わず採用されますが、特に地頭の良さ・論理展開力・社会課題への関心などが重視される傾向にあり、早慶・旧帝大を中心とした層からの応募が目立ちます。
対してITソリューション部門では、理系出身者、特に大学院卒が中心になります。情報工学・数理・統計などを専門とする学生が多く、システム構想段階から関与する上流工程志向の人材が求められている点が特徴です。
NRIの新卒採用では、毎年難関大学を中心に、幅広い出身大学から内定者が輩出されています。
2024年度は慶應約70名、早稲田約60名、東京大32名、京都大23名、東工大20名ほか旧帝大や理系総合大学が多く、上位校だけで全体の約40%を占めます。
上位大学の存在感が大きい一方で、中央大学、明治大学、同志社大学、関西学院大学、上智大学、立命館大学などの中堅私大、あるいは新潟大学、静岡大学、広島大学、熊本大学といった地方国公立大学からも毎年内定者が出ており、必ずしも一部の学歴層に限定されているわけではありません。
NRIの内定者に難関大学出身者が多いことは事実ですが、実際に中堅私大や地方国公立大学からの内定者も多数存在しており、選考過程で問われるのは個々の思考力や志向性、価値観の深さです。
選考全体を通じて「情報を整理し、論理的に説明する力」が重視されます。ESでは要点を明快に伝える力、面接では抽象的な問いへの構造的な回答がポイント。特にケース面接が少ないNRIでは、日常の言語運用ににじむ論理性が評価されます。
人物面接では論理力や志向性だけでなく、“NRIらしさ”に合う穏やかで知的な人柄であるか、も重要な評価ポイントとなります。
📌NRIは「ロジカルかつ穏やかで協調的」と言われる社風が特徴で、選考でも「人当たりの良さ」「対話姿勢」「謙虚さと自信のバランス」が重視されます。
NRIのインターン選考では、ES(エントリーシート)が最初の足切りポイントとなります。