
エージェントの選び方
2026/10/19
コンサル転職エージェントの選び方と使い方|相談準備から面接対策まで
目次
コンサル転職エージェントは志望領域と選考支援の具体性で選ぶ
ランキングより自分の経歴に合う求人と担当者の説明を見る
未経験・戦略志望・経験者で相談の目的を変える
エージェントに任せられることと自分で決めること
求人紹介から条件調整まで支援範囲を先に確認する
初回相談までに経歴と志望理由を言葉にする
職務経歴は課題・自分の役割・成果の順で整理する
なぜコンサルなのかを希望条件と切り分けて伝える
応募情報の共有先と同意範囲を自分で管理する
登録時に利用目的を読み応募前に企業名と提出内容を確認する
合わない提案は理由を伝え担当変更や利用終了を申し出る
紹介求人は入社後の業務と勤務地の変更範囲まで読む
部門名だけでなく担当業務・配属・変更範囲を照合する
選考中に条件が変わったら変更内容を文面で確認する
エージェントの面接支援を日々の自主練習につなげる
業務経験の回答を深掘り質問に耐える形へ直す
戦略コンサル志望はケース面接の対話とフィードバックを重ねる
コンサル転職エージェントについてよくある質問
未経験でも相談できるかと求人を紹介されない場合の進め方
利用料金と相談後に応募しない場合の扱い
直接応募や別のエージェントを併用してもよいか
まず経歴メモと確認したい質問を用意して相談する
相談前・応募前・面接前にやることを決める
コンサル転職を相談したいけれど、どのエージェントを選び、何を任せればよいのか迷っていませんか。 選ぶ基準は知名度より、あなたの経験に合う求人と選考支援を具体的に説明できることです。初回相談の準備から応募判断、面接練習まで、自分が主導して進める手順を紹介します。
コンサル転職エージェントは志望領域と選考支援の具体性で選ぶ
迷うなら、志望領域の求人と模擬面接の支援内容を確認できる窓口に相談し、担当者の説明を見て継続を決めましょう。登録先を探し続けるより、一度の相談で自分の経験がどう評価されるかを確かめるほうが、次の準備につながります。
ランキングより自分の経歴に合う求人と担当者の説明を見る
選ぶ基準は「自分の実績をどの仕事に生かせるか」と「応募までに何を改善するか」が具体的になることです。おすすめランキングで上位に載っていても、志望部門の求人を扱うか、担当者が自分の専門領域を理解するかまでは分かりません。コンサルタント転職エージェントを探す際は、会社全体の実績と、あなたへの支援内容を分けて見ましょう。
例えば営業経験を伝えたとき、「コミュニケーション力が生かせます」だけでは応募判断の材料として足りません。「顧客の購買プロセスを分析し、営業活動を改善した経験が、この部門の営業改革案件と接点を持ちます」と説明されれば、どの実績を掘り下げるかが見えてきます。求人を勧める理由には、強みだけでなく不足する経験も含めてもらうのがよい使い方です。
確認する軸 | 初回相談で聞く質問 | 継続を判断するポイント |
|---|---|---|
志望領域の扱い | 希望する領域では、どのような部門・役割の求人がありますか | 社名だけでなく業務内容を説明できる |
経験との接点 | 私の経験のうち、応募で伝えるべきものは何ですか | 実績と求人要件を結び付けて説明する |
書類・面接支援 | 添削や模擬面接は、誰がどの形式で行いますか | 内容、依頼方法、日程の見通しが具体的 |
応募の進め方 | 応募前に企業名と提出書類を確認できますか | 本人の意思を確認して進める |
求人件数や「No.1」という表示は、そのまま内定の可能性を表すものではありません。比較するなら表示の順位ではなく、相談後に何が決まったかを見ます。志望領域、応募候補、準備課題の三つが明確になれば、担当者との相談は前に進んでいます。
担当者を選ぶときは、推薦する理由と準備すべき課題をセットで聞きましょう。「まず応募しましょう」より、「この経験を整理してから、この部門に応募しましょう」と説明できる担当者を優先します。
返答が抽象的なら、自分の具体的な業務を一つ伝えて、もう一段詳しく質問してみてください。それでも求人との接点が見えない場合は、別の担当者や窓口を検討します。初回の印象だけで即断せず、説明の質と約束した対応を見て判断するのがおすすめです。
未経験・戦略志望・経験者で相談の目的を変える
未経験者は経験の生かし方、戦略志望者はケース対策、経験者は入社後の役割を相談の中心に置きましょう。同じコンサル転職でも、相談で解決したい問題が違うためです。
未経験者なら「応募できる会社はどこですか」だけでなく、「現職のどの経験が評価対象になり、何を補う必要がありますか」と尋ねます。戦略志望なら、ケース面接の模擬練習があるかに加え、思考過程への講評まで受けられるかを確認します。経験者なら、担当する業界、案件で担う役割、マネジメントの期待を求人単位で照合してください。
コンサル特化型は、対象領域を絞った求人や支援を確認したいときの候補です。総合型は、事業会社なども含めて転職先を検討したいときに候補になります。最初から両方へ大量に登録する必要はありません。相談後も対象領域が決まらない、紹介求人が希望をカバーしない、といった不足が見えた段階で窓口を追加しましょう。
年代によって期待される役割が気になる場合も、年齢だけで候補を絞るより、専門性と担当範囲を説明できるようにすることが先です。
▼40代で相談する場合は、経験に合う求人の見極め方と担当者への伝え方を確認しておきましょう

相談先を探す前に、自分の経験と志望領域のたたき台を作ると質問が具体的になります。CaseMatchのAIキャリアアドバイザーで経験を整理し、相談に持ち込む論点をまとめてみましょう。

エージェントに任せられることと自分で決めること
エージェントは転職活動の支援役であり、応募先を決める主体はあなたです。作業を任せる部分と意思決定する部分を分ければ、提案を受けながらも希望から外れずに進められます。
求人紹介から条件調整まで支援範囲を先に確認する
依頼できる支援を最初に確認し、応募と承諾の判断は自分で行いましょう。一般的な職業紹介では、求人紹介や応募の仲介を行います。求人広告から自分で探す方法とは異なり、候補者と求人企業の間に入って就職をあっせんする仕組みです。求職者が基本的に無料で利用できることも、厚生労働省の資料で説明されています。(出典:知っておきたい! 民間人材サービス利用のポイント)
活動段階 | 依頼できる支援の例 | 自分が決めること |
|---|---|---|
相談・求人紹介 | 経験の整理、求人との接点の説明 | 志望領域、優先条件 |
書類・応募 | 職務経歴書への助言、推薦手続き | 記載内容、応募先、応募への同意 |
面接 | 日程調整、模擬面接、結果の共有 | 自分の回答、質問、次の選考に進む意思 |
内定・承諾 | 条件確認の仲介、入社日の調整 | 条件を理解したうえでの承諾 |
表の支援がすべて同じ範囲で提供されるわけではないので、添削の依頼方法、模擬面接の予約方法、面接後に共有される情報を聞いてください。模擬面接の講評と、応募企業の選考後のフィードバックは別のものです。採否と提示条件を決めるのは採用企業で、支援を受けても内定が保証されるわけではありません。
担当者との面談だけでは、自分が答えに詰まる場面をつかみにくいことがあります。相談とは別に、回答を客観的に点検する機会を持ちましょう。CaseMatchのAI面接練習では、回答のスコアと改善点を確認できます。指摘された論点をメモし、次の模擬面接で確かめる材料にしてください。
初回相談までに経歴と志望理由を言葉にする
相談前に作るのは、完成した応募書類ではなく、担当者があなたの経験を理解できるメモです。一つの実績と転職の目的を持ち込めば、紹介求人の説明にも具体性が生まれます。
職務経歴は課題・自分の役割・成果の順で整理する
担当業務を並べるだけでなく、何が課題で、自分がどう判断し、何が変わったかを整理しましょう。営業、業務改善、システム導入など、現職の職種名がコンサルでなくても、問題に向き合った過程は相談材料になります。
初めに、成果が出た業務を一件選んでください。対象期間、関係者、困っていたこと、自分の担当範囲を思い出し、最後に成果を置きます。チーム全体の結果と自分自身の貢献は分けましょう。「チームで改善した」だけでは、あなたが何を担えたのか判断しにくいためです。
以下は、説明の直し方を示す架空の業務改善例です。数字は記入イメージであり、自分の経歴に流用するものではありません。
- 修正前。「営業事務として受注処理、問い合わせ対応、業務改善を担当しました」
- 修正後。「受注情報の転記ミスによる差し戻しが課題でした。私は発生箇所を分類し、営業担当と確認項目を統一して入力手順を見直しました。その結果、対象チームの月間差し戻し件数は30件から12件になりました」
修正後は、職種の説明から問題解決の説明へ変わっています。さらに担当者から「改善策をどう選んだか」「周囲をどう巻き込んだか」と聞いてもらうと、応募で使える論点が深まります。成果を金額で示せない場合は、処理時間、件数、対象人数、期限内の完了状況など、業務に合う尺度を探してください。
数字の根拠を確認できる資料がないときは、無理に精密な値を作らず、確認できる事実と概数を区別して記録します。顧客名や社内の機密情報は伏せ、外部に共有できる内容に置き換えましょう。
経歴メモでは「自分が決めたこと」を一つ明確にしてください。成果の大きさだけでなく、その成果に至る判断を説明できることが、求人との接点を探す材料になります。
一人で経歴を読み返すだけでは、担当業務の説明から抜け出せないことがあります。質問に答えながら、課題と自分の行動を分けて整理すると取り組みやすくなります。CaseMatchのAIキャリアアドバイザーでは、経験を対話で棚卸しできます。まず一件の業務を取り上げ、初回相談用の説明を整えてみましょう。
なぜコンサルなのかを希望条件と切り分けて伝える
転職の目的と希望条件は、別々に伝えるほうが求人を選びやすくなります。「待遇を変えたい」「在宅勤務を増やしたい」は大切な条件ですが、それだけではコンサルのどの業務を希望するかが伝わりません。
転職理由は、現職で感じている課題と次に実現したいことの二段階で考えます。例えば「一部門の改善だけでなく、部門を横断した業務設計に取り組みたい」なら、業務改革に関わる求人を検討する理由になります。「システムの導入作業だけでなく、業務要件や導入方針から関わりたい」なら、IT領域の役割を詳しく聞く方向へ進めます。
戦略・業務・ITといった領域名に先に自分を当てはめず、取り組みたい仕事から確認しましょう。初回相談では、次のメモがあれば十分です。
- 現職で経験したことと、次に広げたい担当範囲
- 関心のある業界や課題、その理由
- 希望する働き方と、譲れない条件
- まだ決めていない領域、担当者に質問したいこと
志望動機を話す練習には、フォーティエンスコンサルティングの中途向け練習問題が使えます。企業・部門ごとの想定問題なので、あなたの応募先の実際の出題と同一とは扱わず、理由を問い返されても説明できるかを確かめてください。
▼IT領域に関心があるなら、経験と求人をつなぐ相談のポイントを詳しく確認しましょう
経歴と転職理由のたたき台ができたら、希望領域とのつながりを整理しましょう。CaseMatchのAIキャリアアドバイザーで、初回相談に持ち込む経験と志望理由をまとめられます。

応募情報の共有先と同意範囲を自分で管理する
登録したことと、個別の求人に応募することを分けて管理しましょう。紹介された求人のどれに応募し、どの書類を提出したのかを把握すれば、複数の経路を使っても行き違いを減らせます。
登録時に利用目的を読み応募前に企業名と提出内容を確認する
登録時は情報の利用目的と提供先、応募前は企業名と提出書類を確認してください。厚生労働省の資料でも、個人情報の提供先・提供期間や、利用中止時の情報提供停止の手続きを確認するよう案内されています。(出典:知っておきたい! 民間人材サービス利用のポイント)
登録情報をどう扱うかへの同意と、特定の求人に応募したいという意思表示は、同じものではありません。初回に「応募前に企業名、部門、提出書類を確認したい」と伝えておくと、手続きの進め方を合わせやすくなります。連絡方法も、勤務中の電話を避けたい、メールで履歴を残したいなど、対応できる時間とともに共有しましょう。
個人情報保護法上、利用目的は本人が一般的・合理的に予測できる程度に特定する必要があります。抽象的な表現だけで利用範囲を理解できなければ、窓口へ説明を求めてください。(出典:個人情報取扱事業者は、個人情報の利用目的を「できる限り特定しなければならない」とされていますが、どの程度まで特定する必要がありますか。 |個人 ...)
応募履歴には、企業名、部門・求人名、担当窓口、応募日、書類の版を残します。職務経歴書を修正した後も、どの版が提出されたか分かる状態にしておくと、面接で話す内容との整合を取りやすくなります。同一企業への重複応募を避けるため、別の窓口で進んでいる選考も共有しましょう。
▼窓口を増やす前に、併用時の応募管理と担当者への共有方法を確認しておきましょう
合わない提案は理由を伝え担当変更や利用終了を申し出る
希望との違いを具体的に伝え、それでも改善されなければ担当変更を相談しましょう。「合わない」だけでなく、「導入作業が中心の求人より、業務要件を検討する仕事を希望します」のように業務内容で説明します。
利用を終える場合は、担当者と所定の窓口へ意思を伝え、退会、連絡停止、情報提供停止の手続きを確認してください。進行中の応募があれば、その扱いも一緒に整理します。終了の連絡をするまで放置するより、意思を明確に伝えるほうが行き違いを減らせます。
紹介求人は入社後の業務と勤務地の変更範囲まで読む
紹介された求人は、会社の知名度より、入社後に担う仕事から判断しましょう。同じ会社でも部門や募集ポジションが違えば、あなたが経験できる仕事も変わります。
部門名だけでなく担当業務・配属・変更範囲を照合する
「コンサルタント」という職種名だけで判断せず、担当業務とその変更範囲まで確認しましょう。2024年4月から、募集時等に明示する事項に、業務の変更範囲、就業場所の変更範囲、有期契約の更新基準が追加されています。(出典:職業安定法施行規則改正|労働条件明示等|厚生労働省)
求人票で読む項目 | 担当者への質問 | 企業に確認する事項 |
|---|---|---|
業務内容・所属部門 | 自分の経験と接点を持つ業務はどこですか | 入社直後に期待される役割、配属の決め方 |
業務の変更範囲 | 将来の異動についてどの範囲が示されていますか | 職種・部門変更の可能性 |
勤務地・その変更範囲 | 勤務地や転勤の範囲はどう記載されていますか | 客先勤務、出張、働く場所の運用 |
雇用期間・試用期間 | 雇用形態や試用期間の条件はどうなっていますか | 有期契約なら更新基準・上限 |
勤務時間など | 求人票の勤務制度を説明してください | 通常の運用と繁忙時の働き方 |
表のうち変更範囲や更新基準は制度上の確認項目で、案件例や配属方針、客先勤務の運用は、仕事の適合を判断するために追加で聞きたい質問です。求人票にある条件と、面接で聞く業務の見通しを分けて整理しましょう。
例えば「戦略案件にも関われます」という説明を受けたら、自分が入る部門ではどのような案件があり、どの役割を担う想定なのかを尋ねます。会社全体の事例と、募集部門で期待される仕事が一致するとは限りません。希望する仕事がある場合は、「その仕事に関われる可能性」だけでなく、配属や案件参画の決定方法まで聞くのがおすすめです。
保証される労働条件と、案件・配属についての想定説明を分けて受け取りましょう。担当者に概要を聞き、面接では企業側に自分の役割を確認すると、承諾判断の材料がそろいます。
変更範囲は、入社直後だけでなく将来の配置転換等の見込みを含みます。勤務地の希望があるなら、「最初の勤務地」だけを見ず、契約期間中に変わり得る範囲を確認してください。(出典:2024(令和6)年4月1 明示すべき労働条件が追加されます!)
▼求人票の部門名が分かりにくいときは、ファームやシンクタンクの業務の違いを先に整理すると質問しやすくなります
選考中に条件が変わったら変更内容を文面で確認する
変更があったら、当初の求人票と変更後の条件を並べて確認しましょう。募集時に示した条件を選考中に変更する場合、変更内容を速やかに明示することが求められます。(出典:労働者を募集する企業の皆様へ - mhlw.go.jp)
担当者の口頭説明だけで判断せず、変更点と理由を文面で確認してください。承諾前には労働条件通知書等と照合し、曖昧な点を企業に質問します。将来の案件や評価の見通しを、確約された条件として受け取らないことも大切です。
エージェントの面接支援を日々の自主練習につなげる
模擬面接は「受けて終わり」にせず、指摘を次の回答へ反映して使いましょう。担当者に見てもらう時間と、自分で繰り返す時間をつなげると、限られた支援を生かしやすくなります。
業務経験の回答を深掘り質問に耐える形へ直す
面接では、成果だけでなく、自分の判断と貢献を問い返されても説明できる状態を目指します。書類を読めば伝わると思っていた実績でも、口頭では背景が抜けたり、チームの成果と自分の行動が混ざったりします。まずは一件の経験を声に出して説明してください。
次は架空の業務改善経験を使った回答の組み立て例です。実際の選考での成功談ではなく、問いに対応して情報を補う練習の例として読んでください。
「どんな業務を担当しましたか」には、担当範囲を述べてから、一つの課題を紹介します。「受注処理の担当として、差し戻しを減らす改善に取り組みました」のように最初に焦点を定めると、後に続く説明を追いやすくなります。
「その判断をした理由は何ですか」には、見た事実と選んだ対応をつなげます。「発生箇所を分類すると確認項目の不統一が目立ったため、まず入力手順をそろえました」と説明すれば、思いつきではないことが伝わります。「あなた自身の貢献は何ですか」には、分析、提案、関係者との調整など、自分が実行したことを区別して答えましょう。
練習は、次の順で行うと修正点を見失いにくくなります。
1. 一件の経験を説明し、録音や面接練習で回答を残す 2. 答えに詰まった問いと、説明が長くなった箇所を記録する 3. 事実関係を確認し、不足していた理由や役割を補う 4. 担当者の模擬面接で検証し、同じ問いにもう一度答える
一人で話すだけでは、都合よく説明を省いた部分に気付きにくいことがあります。追加質問に答える練習を入れて、回答が崩れる箇所を見つけましょう。CaseMatchのAI面接練習では、AI面接官と対話しながら業務経験の深掘りに取り組めます。まず一回回答して、詰まった質問を次の練習課題にしてください。
以下は、フォーティエンスコンサルティングの中途向け業務内容の練習問題です。自分の経験を説明する練習として使い、応募先の本番では募集部門の業務に合わせて伝え方を調整しましょう。
回答を直すときは、うまく聞こえる表現より事実の整合を優先してください。書類の数字、チームの成果、自分の役割をそろえたうえで、説明の順序を変えましょう。
戦略コンサル志望はケース面接の対話とフィードバックを重ねる
ケース面接の準備は、解答の暗記より、考え方を説明して修正する練習を優先しましょう。BCGの公式採用情報では、課題の構造化、重要論点の優先、理由の説明、面接官との対話などを準備のポイントとして挙げています。(出典:BCG の面接プロセス | Japan | BCG Careers)
例えば、架空の練習問題として「カフェの売上を改善するには」と聞かれたとします。最初に対象店舗、期間、売上の現状などを確認し、売上を客数と客単価に分けて考えます。そのうえで、来店が減ったのか、購入点数が減ったのかといった仮説を置き、どの情報から確かめるかを説明します。
ここで大切なのは、施策をたくさん挙げることではありません。「なぜその論点から見るのか」「得られた情報で何を変えるのか」が相手に伝わることです。席数が不足する店舗で集客だけを提案していたなら、指摘を受けて回転率や提供時間へ考えを修正する必要があります。仮説を変えること自体を失敗と捉えず、新しい情報に対応する練習にしてください。
戦略コンサル転職の相談では、「ケース対策はありますか」の一問で終えず、次の内容まで確認しましょう。
- 模擬面接は対話形式か、資料を使う形式か
- 誰が面接官役を担当し、どう予約するか
- 前提確認、論点、計算、提案のどこに講評があるか
- 指摘後に再回答し、改善を確認する機会があるか
元コンサルタントによる模擬面接などの支援が案内されていても、肩書だけで質を判断せず、実際の講評が次の行動につながるかを見ます。自主練習で気付いた「前提確認が抜ける」「優先順位の理由を言えない」といった課題を持ち込むと、模擬面接の目的も明確になります。
ケース対策では、指摘を一つ選んで次の練習で直しましょう。毎回すべてを変えるより、前提確認や論点の優先順位など、改善対象を絞って検証するほうが続けやすくなります。
▼戦略コンサルを志望する場合は、ケース面接を含む選考準備の全体像を確認しておきましょう

業務経験の説明は、読んで理解するだけでなく、問い返されながら話して確かめましょう。CaseMatchでフォーティエンスコンサルティングの中途向け練習問題に取り組み、次の模擬面接で確認したい課題を見つけられます。
AI採点つき
コンサル転職エージェントについてよくある質問
相談前に迷いやすい点は、受付方針と求人の応募条件を分けて確認しましょう。相談できること、紹介を受けられること、採用されることは、それぞれ別の判断です。
未経験でも相談できるかと求人を紹介されない場合の進め方
未経験者は、現職経験を生かせる領域から相談を始めましょう。受付の対象や紹介可否は窓口と求人によって決まるので、登録案内を確認し、職種、経験年数、担当した業務を具体的に伝えてください。
求人を紹介されなかったときは、「難しいです」で終わらせず、どの要件との間に隔たりがあるのかを聞きます。確認した原因に合わせて、次の行動を選びましょう。専門知識や求められる役割に対して経験が不足するなら、現職で関連業務や担当範囲を広げることを検討します。経験と志望領域が合わないなら、強みを生かせる領域へ対象を見直します。窓口が現在扱う求人に適したものがないなら、希望領域の求人を扱う別の窓口を確認してください。紹介がないことだけを理由に、経験を積み直したり志望を変えたりする必要はありません。
資格や学歴が気になる場合も、まず求人の応募条件を確認します。必須条件に合わないなら対象を見直し、歓迎条件なら自分の実務経験がどう評価されるかを質問してください。不安を減らすためだけに資格取得を始めるより、希望する仕事で必要かを確かめることを勧めます。
今すぐ転職する予定がなくても、相談の受付方針を確認したうえで「情報収集の段階」「応募時期は未定」と伝えれば、目的を合わせやすくなります。応募できる時期を装う必要はありません。
▼コンサル未経験なら、現職の強みをどの領域で生かすかを先に整理しておきましょう
▼年齢が気になる場合は、年齢だけでなく期待される役割から応募の方向性を考えましょう
利用料金と相談後に応募しない場合の扱い
職業紹介サービスは、求職者が基本的に無料で利用できます。「有料職業紹介」という名称だけで、候補者が料金を負担する意味ではありません。(出典:知っておきたい! 民間人材サービス利用のポイント)
有料の講座など別サービスを申し込む場合は、費用と利用条件を確認してください。相談したから必ず応募するのではなく、希望に合わなければ理由を添えて見送る意思を伝えましょう。
直接応募や別のエージェントを併用してもよいか
書類の添削や模擬面接の支援が必要なら、希望求人を扱うエージェント経由を優先しましょう。応募先とポジションが明確で、書類作成や面接準備、日程調整を自力で進められるなら、直接応募を検討してください。利用中の窓口に希望領域の求人や必要な支援がない場合は、その不足を補える別のエージェントを追加するのがおすすめです。
応募経路は企業の採用案内と利用規約を確認し、求人ごとに決めます。同じ企業への二重応募は避け、複数の窓口を利用するなら、企業名と部門、選考状況を共有して、誰が手続きを進めるかを明確にしてください。窓口の数より、必要な支援を受けながら応募情報を自分で管理できることを優先しましょう。
まず経歴メモと確認したい質問を用意して相談する
次にやることは、エージェントを探し続けることではなく、一件の経験と質問を用意することです。担当した業務を課題・判断・成果に分け、どんな仕事へつなげたいかを伝えられる状態にしましょう。
相談前・応募前・面接前にやることを決める
準備は、相談・応募・面接の段階に分けて進めましょう。今いる段階の項目を一つ実行すれば、次に確認すべきことが見えてきます。
段階 | 用意・確認するもの | 次にやること |
|---|---|---|
相談前 | 一件の経歴メモ、希望領域、質問 | 担当者に求人との接点を聞く |
応募前 | 業務・勤務地・変更範囲、提出書類 | 応募先と応募への意思を明確にする |
面接前 | 経験の回答、詰まった問い | 模擬面接の指摘を一つ直して再回答する |
支援を任せるところと、自分で判断するところを分け、まずは初回相談の準備から始めてください。

経歴を言葉にするところで止まっているなら、対話でたたき台を作る方法も使えます。CaseMatchのAIキャリアアドバイザーで、初回相談に持ち込む経験と質問を整理してみましょう。

著者
小野 孝之
CaseMatch株式会社 CSO早稲田大学大学院卒業後、デロイト トーマツ コンサルティングを経て、アクセンチュアにてマネージャーを務める。現在はCaseMatchのCSO兼エージェントHeadとしてハイクラス層の転職を支援。エージェントとしては、ビズリーチSランク、外資就活ネクストAランクの実績を持つ。
監修者
畑中 翼
Senior Managerフジクラで研究開発・新規事業開発に従事した後、アクセンチュア、デロイト、イグニション・ポイント、ADLでコンサルティングを経験。現在はSenior Managerとして転職支援を担当。製造業・R&D領域に強みを持ち、QUNIE Award 2024優秀個人賞、外資就活ネクストAランクの実績を持つ。
面接練習で、選考を有利に進めよう。
1分で完了










