
コンサル
2025/10/28
アクセンチュアの28卒本選考(通常選考)は、現在エントリー受付中です。2028年卒向けのプレエントリーが始まっており、募集職種や要項はMyPageで公開されています。ただしES・適性検査・GD・面接とステップが多く、職種によって内容も変わるため、全体像をつかまないまま進めると途中で振り落とされます。
この記事では、28卒向けにアクセンチュア本選考の5つの募集職種と選考フローから、ES・適性検査・GD・面接・ケース面接の対策までを網羅的に解説していきます。
アクセンチュアは世界50カ国以上に拠点を持ち、約79万人が在籍する世界最大級の総合コンサルティングファームです。事業はストラテジー&コンサルティング、ソング、テクノロジー、オペレーションズの4領域で構成されており、戦略策定からシステム構築・運用までを一気通貫で担えるのが最大の強みです。
マッキンゼーやBCGなど戦略系ファームが「何をすべきか」の策定に特化するのに対し、アクセンチュアは「何をすべきか」だけでなく「どう実行するか」まで一貫してクライアントに伴走します。Big4系ファームが会計・監査を起点にコンサルティングを拡大してきたのとも異なり、アクセンチュアはもともとITサービスの母体から独立した経緯があるため、テクノロジーを前提にした戦略立案が根付いています。DX支援やクラウド移行、AI活用といったテクノロジー軸のプロジェクトが全体の大きな割合を占めており、戦略もITも同時に経験できる環境が揃っています。
▼アクセンチュアの事業領域については、こちらの記事で詳しく解説しています
28卒採用から、アクセンチュアは「Reinvention Deployed Engineer(RDE)」という考え方を打ち出しています。公式サイトでは次のように説明されています。
戦略・ビジネス・テクノロジーの専門性をつなぎ、経営課題の分析からAIを活用した仕組みの実装、そして現場に定着し実際に成果が出るところまでを、End to End(一気通貫)で自ら手を動かしてリードする、AI時代の変革プロフェッショナル。
重要なのは、RDEは特定の職種を指すものではなく、5つの職種すべてに共通する「将来の到達像」だという点です。新卒採用では3職種に「(RDE)」が付いていますが、これはその職種が少人数チームで顧客の現場に入り、AIを活用して試行と改善を繰り返しながら変革を実行する中核的な役割を担うことを意味しています。
ESや面接で「アクセンチュアで何を実現したいか」を語る際、この言葉を自分のキャリア観と結びつけられると、28卒の採用方針を理解していることが伝わります。
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28卒の通常選考で募集されている職種は以下の5つです。年収は2026年8月時点における2028年卒入社者の支給予定額で、標準年収額は個人/法人業績賞与および各種手当を含んだ理論値です。
職種 | 仕事内容 | 標準年収額 | 勤務地 |
|---|---|---|---|
戦略コンサルタント職(RDE) | 経営者と共に企業・業界の変革を支援し、新たな価値を生む高付加価値ビジネスを描く | 754万円 | 東京 |
ビジネスコンサルタント職(RDE) | 複雑なビジネス課題に対し変革を主導。業務・組織改革を構想し、生成AIなどを活用して実行・定着まで推進 | 663万円 | 北海道・東京・名古屋・関西・福岡 |
エンジニア職(RDE) | 先端テクノロジーやAIで課題を解決。設計から実装まで一貫して推進し、成果創出まで担う | 663万円 | 北海道・仙台・福島・前橋・東京・名古屋・関西・福岡 |
AI&Dataアーキテクト職 | 生成AI・機械学習とデータ基盤を活用し、分析からアーキテクチャ設計・実装・運用まで一気通貫で支援 | 754万円 | 東京・関西 |
クリエイティブ職 | リサーチから得たインサイトをもとに新たな価値を構想し、社会実装までリード | 663万円 | 東京・関西 |
旧来の「デジタルコンサルタント」「オペレーションズコンサルタント」という区分は、28卒の通常選考の募集職種には登場しません。代わりにAI&Dataアーキテクト職とクリエイティブ職が独立した職種として立っています。他社の解説記事は旧区分のまま更新されていないものが多いので、職種名で検索した際は年度を必ず確認してください。
勤務地の選択肢も職種で大きく異なります。戦略コンサルタント職は東京のみ、エンジニア職は全国8拠点と幅があります。地方勤務を希望する場合、この違いは志望職種を決める材料になります。
MBBのように少数精鋭で採用するスタイルとは対照的で、多様なバックグラウンドを持つ人材を幅広く受け入れる方針をとっています。文系・理系を問わず応募できる職種が複数あり、併願も可能です。ただし職種によって選考内容が異なるため、自分が受ける職種の選考フローを事前に確認しておくことが欠かせません。
アクセンチュアは「未来のアクセンチュアに必要なDNA」として、求める人物像を10項目で明確に定義しています。ESの設問にも直接登場するため、選考を受けるなら必ず目を通しておきましょう。
具体的には以下の10項目です。
- 背伸びをしてでも目標へ手を伸ばさずにはいられない
- チャレンジに、手加減をしない
- 自分も会社も世の中までも、変えたいと望む
- 常に次のステージを見据え、自らの開拓に貪欲である
- タフな状況も、先頭に立ち楽しめる情熱がある
- あるべき姿を追求するためには、立場や関係性を超えた主張を厭わない
- 信念に基づき、主張し、実際にやりとげる
- チームワークの可能性を信じる
- 多様な文化、相違する意見の中にこそ宝石があると知っている
- 常に誠実さを失わず、言行一致の気概がある
この10項目を大きく分類すると、チャレンジ精神(1〜5)、主体性・リーダーシップ(6〜7)、チームワーク・多様性(8〜9)、誠実さ(10)の4つに整理できます。面接で「なぜアクセンチュアか」を語る際にも、自分のエピソードとDNAの接点を示せると説得力が増します。
このDNAは2015年の新卒採用から変わっておらず、アクセンチュアで活躍する社員に共通する素養をまとめたものです。E実際の選考では、DNAの内容を暗記しているかどうかよりも、自分の経験を通じてDNAへの共感を自分の言葉で語れるかが見られています。ESの設問でも「最も共感するDNAとその理由」を400〜600字で記述する形式が定番で、ここでいかに自分らしいエピソードを具体的に書けるかが通過のカギとなります。
28卒ではRDEという新しい方針が加わりました。DNAが「どういう人か」を定義しているのに対し、RDEは「どう働く人になるか」を定義しています。DNAへの共感とRDE像への納得を両方つなげて語れると、他の受験者と差がつきます。
アクセンチュアの本選考は、他社のように「3月一斉スタート」ではありません。通年採用に近い形式で、年に数回のエントリー締切が設けられています。28卒の通常選考はすでに始まっており、第1期のエントリー締切は2026年10月上旬です。
この方式の利点は、1回逃してもまだ次の期があることです。一方で、期が進むほど採用枠が埋まっていくため、早い期で受けるほうが有利とされています。志望度が高いなら、第1期か第2期での応募を目指してください。
最新の締切と募集要項は、プレエントリー後にMyPageで確認できます。就活媒体の情報は期によって更新が遅れることがあるため、締切は必ずMyPageで確認しましょう。

アクセンチュアの本選考は、大きく分けて5つのステップで進みます。以下はビジネスコンサルタント職の典型的な流れです。
ステップ | 内容 | 時期の目安 | 所要時間 |
|---|---|---|---|
プレエントリー | MyPage登録 | 随時 | — |
ES | 志望動機・ガクチカ・DNA共感など | 各期の締切まで(第1期は10月上旬) | — |
適性検査 | 言語・計数・英語・性格 | ES提出後 | 約70分 |
GD | テクノロジー×課題解決型テーマ | 書類通過後 | 60〜80分 |
面接(1〜3回) | 人物面接+ケース面接(職種による) | GD通過後 | 各30〜60分 |
内定 | 最終面接通過後、電話またはメールで連絡 |
アクセンチュアの選考フローは職種によって異なります。特に差が大きいのは「ケース面接の有無」と「GDの実施有無」の2点です。
職種 | ES | 適性検査 | GD | ケース面接 | 面接回数 |
|---|---|---|---|---|---|
戦略コンサルタント職(RDE) | ○ | ○ | ○ | ◎(最重要) | 2〜3回 |
ビジネスコンサルタント職(RDE) | ○ | ○ | ○ | ○ | 2〜3回 |
エンジニア職(RDE) | ○ | ○ | △ | × | 1〜2回 |
AI&Dataアーキテクト職 | ○ | ○ | △ | △ | 1〜2回 |
クリエイティブ職 | ○ | ○ | △ | × | 1〜2回 |
戦略コンサルタント職とビジネスコンサルタント職はケース面接が実施され、最も選考が重い職種です。エンジニア職やクリエイティブ職ではケース面接が実施されないケースが多く、代わりに技術的な質問やポートフォリオ提出が求められることがあります。「アクセンチュアのケース面接はない」という声を見かけますが、これは職種による違いが原因です。コンサル職志望の方はケース面接対策が必須と考えておきましょう。
ケース面接は、本番で初めてやると間に合いません
戦略・ビジネスコンサルタント職の選考ではケース面接が課されます。CaseMatchならアクセンチュアの過去問を使って無料で練習でき、回答はその場でスコアとフィードバックが返ります。
▼アクセンチュアのケース面接に挑戦してみましょう
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アクセンチュアでは、インターンで高評価を得た学生に対して本選考の一部ステップが免除される優遇ルートが存在します。具体的には、ES免除やWebテスト免除、一次面接免除などが報告されています。
28卒のインターンシッププログラムは、2026年度分の応募受付がすでに終了しています。参考までに実績は以下のとおりでした。
つまり28卒でいま応募できるのは本選考(通常選考)のみです。インターンに参加していなくても、本選考から十分に内定を獲得できます。「インターンに行けなかったから不利」と過度に心配する必要はありません。
アクセンチュアのESでは、毎年大きく分けて3つのテーマが出題されます。それぞれの設問には明確な意図があるため、何を見られているかを理解したうえで書くことが重要です。
28卒で意識したいのは、DNAへの共感を書く際にRDE像を重ねることです。「どのDNAに共感するか」という問いは従来どおりですが、その先で「アクセンチュアで何を実現したいか」を語るとき、構想だけでなく実装・定着まで自分で手を動かしたいという姿勢を示せると、28卒の採用方針と噛み合います。
「アクセンチュアを志望する理由を教えてください」という形式が定番です。ここでは「なぜコンサルか」「なぜアクセンチュアか」の2段階で差別化が求められます。「グローバルに働きたい」だけでは他社と区別がつかないため、アクセンチュア特有の「戦略から実行までの一気通貫」や「DNAへの共感」を織り込みましょう。
28卒では、ここにRDEの視点を重ねられると強くなります。「戦略から実行まで」という一気通貫の強みは、RDEが掲げる「構想から実装・定着まで自ら手を動かす」という働き方と直結しています。構想するだけでなく、自分で手を動かして成果が出るところまで見届けたいという志向を自分の経験から語れると、28卒の採用方針と噛み合います。
「あなたが学生時代に最も力を入れたことを教えてください」という典型的なガクチカ設問です。アクセンチュアの場合、単に成果を語るだけでは不十分で、「課題に対してどう考え、どう行動したか」という思考プロセスを重視されます。特に「周囲を巻き込んだ経験」や「困難に立ち向かった経験」はDNAとの親和性が高く、評価されやすい傾向があります。
「アクセンチュアのDNAの中で最も共感するものを選び、その理由を述べてください」というアクセンチュア独自の設問です。前述の10項目の中から1つを選び、自分の具体的なエピソードと結びつけて語る必要があります。「全部に共感します」といった曖昧な回答はNGで、「なぜその1つなのか」を自分の言葉で説明できるかがポイントです。
CaseMatchでは、チャットで経験を整理しながら職務経歴書を作成し、docx・PDFとして出力できます。履歴書へ転記する前に職歴の軸を固めたい人は、まず実績を時系列で言語化しましょう。
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アクセンチュアのESで通過率を上げるためには、次の3つの原則を意識しましょう。
① 結論ファーストで書く
コンサルティングファームである以上、「結論→根拠→具体例」の順番で書くのが基本です。「私がアクセンチュアを志望する理由は○○です」と最初の一文で結論を述べ、その後に理由を展開します。前置きが長いESは読み手の集中力を削ぎ、それだけで不利になります。
② 数字や固有名詞で具体性を出す
「多くの人を巻き込んだ」ではなく「30名のメンバーを巻き込んだ」と書くだけで説得力が格段に上がります。成果も「売上が伸びた」ではなく「売上が前年比150%に拡大した」のように定量的に示しましょう。
③ 「課題→仮説→行動→結果」の論理構造を作る
ガクチカで特に意識したいのが、課題の特定から解決までのプロセスを論理的に語ることです。「課題を感じた⇒原因を分析した⇒仮説を立てた⇒施策を実行した⇒結果が出た」という流れは、コンサルタントの仕事の進め方そのものです。この思考過程をESで見せられる人は、コンサルタントとしてのポテンシャルが伝わります。
▼通過するESの書き方は、こちらで詳しく解説しています
通過するESと落ちるESには明確な違いがあります。以下のパターンに当てはまっていないか、提出前に必ず確認してください。
特にDNA共感の設問では、「共感した理由」だけでなく「そのDNAを体現した具体的な行動」をセットで書くことで、説得力が格段に上がります。
アクセンチュアのWebテストはC-GABと呼ばれる形式で、テストセンターでの受験が必要です。科目構成は以下のとおりです。

科目 | 問題数 | 制限時間 | 出題内容 |
|---|---|---|---|
言語 | 32問 | 15分 | 論理的読解・趣旨把握・空欄補充 |
計数 | 29問 | 15分 | 図表読み取り・四則演算・比率計算 |
英語 | 24問 | 10分 | 読解・空欄補充・語彙 |
性格 | 約250問 | 約30分 | 性格診断(正解なし) |
注目すべきは英語セクションが含まれる点です。玉手箱や通常のGABには英語がないため、C-GABの英語を知らずに本番を迎えると面食らう可能性があります。また、1問あたりの制限時間が非常に短く、スピード感が求められるのも特徴です。
CaseMatchでは、Webテストを本番形式で解くことができます。繰り返し練習して、本番で高得点を目指しましょう。
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C-GABの英語は24問を10分で解く必要があり、1問あたり約25秒というハイペースです。出題形式は英文読解と空欄補充が中心です。
効果的な対策法は次のとおりです。
「アクセンチュアのWebテストに英語はあるの?」という質問は非常に多いですが、答えは「あります」。現在の英語力に自信がなくても、対策すれば十分に対応できる難易度です。
C-GABのボーダーラインは、通過者の声を総合すると正答率7割前後が目安とされています。ただし、アクセンチュアは採用人数が多いため、MBBなど戦略系ファームほどボーダーが高くないと言われています。
通年採用で期ごとに締切があるアクセンチュアでは、適性検査の対策が間に合うかどうかで応募する期を決めるという考え方もできます。計数と英語は2〜3週間の集中対策でスコアが動くため、第1期に間に合わなければ対策を仕上げて次の期で勝負するほうが結果的に有利なこともあります。
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アクセンチュアのGDは、60〜80分と他社よりも長めに設定されています。テーマは「テクノロジーを活用した課題解決」系が圧倒的に多く、アクセンチュアらしい出題傾向があります。過去に出題されたテーマの一例を紹介します。
共通するのは「社会課題+テクノロジー」という組み合わせです。これはアクセンチュアの事業特性と直結しているため、普段から最新のテクノロジー動向にアンテナを張っておくことが大切です。
28卒では、生成AIを前提にしたテーマが増えると想定しておくべきです。公式が掲げるRDE像では「AIを活用した仕組みの実装」が中核に置かれており、AI&Dataアーキテクト職が独立した職種として新設されました。採用方針がAI中心に寄っている以上、GDのテーマも「生成AIで○○業界の業務をどう変えるか」といった方向に寄る可能性が高いといえます。
対策としては、生成AIの具体的な業務適用例(問い合わせ対応、文書作成、需要予測、コード生成など)を3つ程度、自分の言葉で説明できるようにしておくと、議論の初動で貢献できます。
▼GDの進め方については、こちらで詳しく解説しています
アクセンチュアのGDで特に評価されるのは次の3つの要素です。
① 論理性:自分の意見を「根拠→主張」の順番で明確に述べられるか。「なんとなく」ではなく、構造化された意見が求められます。
② 協調性:他のメンバーの意見を聞き、建設的に議論を前に進められるか。自分の意見を押し通すだけではマイナス評価です。
③ 議論のまとめ力:議論が発散したときに整理し、グループを結論に導けるか。「今の議論を整理すると○○ですが、次に○○を議論しませんか」といったファシリテーションができると高評価です。
アクセンチュアのGDでは「突飛なアイデアを出す人」よりも、「議論を構造化してグループ全体のアウトプットを最大化できる人」が評価される傾向があります。これはコンサルタントの実務で「チームで成果を出す」ことが重視されるためです。
近年の選考ではオンラインGDが定着しており、対面とは異なる注意点があります。
オンラインGDでは「発言量」よりも「発言の質」が見られています。無理にたくさん発言するよりも、「議論を前に進める一言」を意識することが大切です。
アクセンチュアの面接は職種によりますが、戦略コンサルタント職・ビジネスコンサルタント職の場合は通常2〜3回実施されます。各フェーズで見られるポイントが異なるため、それぞれの特徴を把握しておきましょう。

フェーズ | 面接官 | 所要時間 | 主な評価ポイント |
|---|---|---|---|
一次面接 | 現場マネージャークラス | 30〜45分 | 論理的思考力・ケース対応力(ビジコン) |
二次面接 | シニアマネージャークラス | 30〜45分 | DNA共感・リーダーシップ・深掘り耐性 |
最終面接 | ディレクター・役員クラス | 30〜60分 | カルチャーフィット・志望度・将来ビジョン |
一次面接ではケース面接(ビジコンのみ)と人物面接がセットで行われることが多く、二次面接では「なぜアクセンチュアか」「DNAへの共感」をより深く探られます。最終面接では役員クラスが登場し、「アクセンチュアで何を成し遂げたいか」という将来ビジョンの深さと志望度が試されます。
▼アクセンチュアのケース面接対策の詳細は、こちらの記事で解説しています
アクセンチュアの人物面接でよく聞かれる質問は以下の通りです。
- 「なぜコンサル業界を志望していますか?」
- 「なぜアクセンチュアを選びましたか?」
- 「学生時代に最も力を入れたことは?」
- 「困難な状況でどう乗り越えましたか?」
- 「チームで意見が対立したとき、どう対処しましたか?」
- 「10年後にどうなっていたいですか?」
- 「アクセンチュアのDNAで最も共感するものは?」
回答のポイントは、ESと同様に「結論ファースト」と「具体的なエピソード」の2つです。ただし面接では「深掘り質問」が繰り返し飛んでくるため、丸暗記した回答だけでは太刀打ちできません。「なぜそう思ったの?」「他に方法はなかった?」「その経験から何を学んだ?」といった追加質問に対して、自分の言葉で答えられるように、エピソードを深く掘り下げておくことが重要です。
28卒で加えて準備したいのが、「なぜその職種なのか」です。28卒は戦略コンサルタント職・ビジネスコンサルタント職・エンジニア職・AI&Dataアーキテクト職・クリエイティブ職の5職種に分かれており、職種を選んで応募する形式です。「コンサルになりたい」ではなく「5つの中でなぜこの職種か」を説明できないと、志望度が浅いと判断されます。
▼選考通過に近づく面接の答え方は、こちらで詳しく解説しています
「アクセンチュアにケース面接はあるの?」という質問は非常に多いですが、結論としては職種によります。戦略コンサルタント職・ビジネスコンサルタント職では実施され、エンジニア職・クリエイティブ職では基本的に実施されません。AI&Dataアーキテクト職は技術課題が中心になると想定されますが、28卒から独立した職種のため、実際のフローは体験記での確認が必要です。
コンサル職のケース面接は20〜25分程度で、以下のようなお題が出題されています。
28卒では、ここにAI活用を絡めたお題が加わると想定しておくべきです。想定されるのは次のような形です。
特に3つ目のような「導入して終わりではなく、現場に定着させるまで」を問うお題は、RDEの定義そのものです。施策を提案するだけでなく、現場の抵抗をどう乗り越えるか、効果をどう測るかまで触れられると評価されます。
アクセンチュアのケース面接で他社と異なるのは、「切り返し力」が重視される点です。面接官は意図的に「でも○○の場合はどうする?」「その前提は本当に正しい?」といった反論を投げかけてきます。これに対してパニックにならず、冷静に自分の論理を修正・補強できるかが評価されます。
▼実際にアクセンチュアのケース面接に挑戦してみましょう
対策のポイントは次の3つです。
ケース面接は独学では限界があるため、CaseMatchを使って実践的な練習を積むのが効果的です。本番と同じ形式でフィードバックをもらえるため、自分の思考の穴に気づきやすくなります。
▼ケース面接のフレームワークや練習方法については、以下の記事も参考にしてください
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アクセンチュアの本選考の倍率は、情報源によって30倍〜100倍と大きな幅があります。この幅が生じる理由は主に3つです。
勤務地の選択肢からも規模感が読み取れます。エンジニア職は北海道・仙台・福島・前橋・東京・名古屋・関西・福岡の8拠点で募集があるのに対し、戦略コンサルタント職は東京のみです。拠点数の差がそのまま採用規模の差と考えると、職種別の難易度を推し量る材料になります。
戦略系ファーム(マッキンゼー・BCGなど)の倍率が200〜300倍と言われるのと比較すると、アクセンチュアは大量採用型のため相対的に倍率は低めです。ただし、コンサル職に限ると50〜100倍程度になるため、決して簡単ではありません。
「アクセンチュアに学歴フィルターはあるのか?」という疑問は毎年話題になりますが、結論として明確な学歴フィルターは存在しないと考えられています。
実際の採用実績を見ると、東京大学・慶應義塾大学・早稲田大学・京都大学といった上位校の出身者が多い一方で、MARCH・関関同立クラスの大学からも毎年一定数の内定者が出ています。さらに地方国公立大学や中堅私立大学からの採用実績も報告されています。
ただし「学歴フィルターがない」ことと「学歴が関係ない」ことは別です。上位校の学生は選考対策の情報量やOB訪問のネットワークで有利な面があるため、結果として上位校の内定者が多くなっている側面があります。
学歴に自信がなくても、以下のポイントを押さえれば十分にアクセンチュアの内定を獲得できます。
通年採用であることも、中堅大学の学生にとっては有利に働きます。一斉スタートの選考では準備期間が全員同じですが、アクセンチュアは期を選べるため、対策を仕上げてから勝負できます。第1期に間に合わなくても、適性検査とケース面接を仕上げて次の期に出すほうが通過率は上がります。
学歴はあくまで入口の一つであり、選考全体を通じて見られるのは「アクセンチュアで活躍できるポテンシャルがあるか」です。DNAへの共感、論理的思考力、チームワークの3つが揃っていれば、大学名に関係なく内定を獲得できます。
ここまでアクセンチュア本選考の全体像と各ステップの対策を解説してきました。最後にポイントを振り返ります。
通年採用は「いつでも受けられる」ように見えますが、裏を返せば準備ができた人から順に内定が出ていく仕組みです。早く動いた人ほど有利になります。
CaseMatch では、ケース面接の実践練習やGD対策をオンラインで行うことができます。本番と同じ形式でフィードバックをもらいながら練習を重ねることで、自分の弱点を把握し、着実にレベルアップできます。アクセンチュアの内定を目指すなら、まずはCaseMatchで実践練習を始めてみてください。
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著者
フジクラで研究開発・新規事業開発に従事した後、アクセンチュア、デロイト、イグニション・ポイント、ADLでコンサルティングを経験。現在はSenior Managerとして転職支援を担当。製造業・R&D領域に強みを持ち、QUNIE Award 2024優秀個人賞、外資就活ネクストAランクの実績を持つ。
監修者
銀行法人営業、JAC Recruitment、パーソルキャリアでのRPO・企業人事を経て、フォルトナにてコンサル転職支援に従事。現在はCaseMatchのDirectorとして人材紹介を担当。ビズリーチSランク、新興系コンサルティングファーム年間Award 2025の実績を持つ。
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