
コンサル
2026/10/21
日本IBMへの転職は応募職種に合う実務経験が出発点になる
中途採用で求められる経験を職種別に見極める
未経験・第二新卒・英語力は求人の必須要件から判断する
日本IBMとIJDSは法人名と担当業務を分けて選ぶ
ブランド名ではなく雇用主・業務範囲・勤務地を確認する
求人の必須要件と自分の実績を対応表にして応募先を絞る
必須要件・歓迎要件・不足スキルを一枚に整理する
中途選考はオンライン応募から始まり職種ごとに評価が分かれる
応募からオファーまでに準備するものを把握する
コーディング・ビデオ回答・英語評価は応募先の案内に合わせる
職務経歴書は担当業務の列挙より成果と役割を伝える
課題・自分の役割・行動・成果を求人に合わせて書く
志望動機はなぜIBMかとなぜその職種かをつなげる
自分の経験・求人の業務・入社後の貢献を一つの回答にする
面接では実績の深掘りと職種に応じた説明を練習する
プロジェクト経験を深掘りされても説明できるようにする
逆質問で担当業務と期待される成果を具体化する
年収と働き方はオファー条件を同じ基準で比較する
固定給・変動報酬・担当業務・勤務条件を分けて確認する
まず一つの求人を選び応募書類と面接回答をそろえる
応募前に要件の照合と実績の説明を済ませる
日本IBMに転職したいと思っても、自分の経験で応募できるのか、どの職種を選ぶべきかで迷いますよね。 まず見るべきなのは会社全体の難易度ではなく、応募求人の業務と必須要件です。この記事では、公式求人の読み方から、職務経歴書・志望動機・面接回答の準備、オファー条件の比較までを具体的に説明します。
日本IBMへの中途転職は、求人で求められる経験と自分の実績を結びつけることから始めましょう。日本向けの公式採用ページにはキャリア採用への入口があり、職種別の求人を探せます。(出典:IBMでキャリアを見いだす)
最初に探すのは、知名度の高い職種ではなく、過去の仕事を具体的に説明できる求人です。たとえば、同じセキュリティー領域でも、顧客の体制づくりを支援する仕事と、技術的な改善を実装する仕事では、示すべき実績が違います。
公式求人を要約すると、次のように比較できます。調査時点の求人例であり、応募時には掲載状況と最新の要件を確認してください。
公式求人の例 | 主な業務 | 求める経験・能力の例 | 応募書類で示したい実績 |
|---|---|---|---|
セキュリティー・コンサルタント | 戦略策定、リスク評価、CSIRT構築支援、提案 | セキュリティーの知見、提案・調整など。要件は「いずれか」の経験 | 顧客課題を整理し、対策の合意を得た経験 |
金融業界向けインフラスペシャリスト | インフラの要件定義、設計、構築、運用保守など | インフラの知識・経験、設計・構築、日本語での意思疎通など。全項目必須ではない | 制約を踏まえた設計と関係者への説明 |
Cybersecurity Remediation Engineer | セキュリティーリスクの技術的解決、脆弱性是正、改善策の実装 | 1〜2領域の深い専門性、隣接分野の理解、改善・協働能力 | 指摘事項を実行可能な改善へ落とした経験 |
セキュリティー・コンサルタントの求人には、コンサルティング経験2〜3年程度のほか、クラウドセキュリティーなどの知見が選択肢として記載されています。全応募者に同じ年数のコンサル経験が必要という読み方はしません。(出典:セキュリティー・コンサルタント - 110101 - IBM)
金融インフラ職も、必須経験・スキル欄に「全てが必須ではございません」と明記されています。金融業界にいたかどうかだけで判断せず、担当したインフラや設計・構築の経験を照合しましょう。(出典:金融業界向けインフラスペシャリスト - 80046 - IBM)
技術改善を担うエンジニア求人は、SOCでの運用・検知が主担当ではなく、問題の是正や復旧支援に軸があります。ツール名が一致していても担当業務が違えば、経験の伝え方を変える必要があります。(出典:Cybersecurity Remediation Engineer - 122849 - IBM)
「同じ分野で働いた」より、「求人の仕事に近い課題を解いた」を示しましょう。専門知識に加えて、誰に何を説明し、どう実行につなげたかまで話せる求人を優先します。
職種名だけを頼りに応募すると、面接で詳しく聞かれたときに接点が薄くなります。自分が最も説明しやすいプロジェクトを一つ思い浮かべ、その経験を必要としている求人から探すのが効率的です。
「IT実務が未経験」と「コンサルタント職が未経験」は分けて考えてください。開発や運用、顧客折衝の経験があれば、コンサル職の肩書がなくても接点を説明できる求人を探せます。一方、技術分野の実務経験を明示している求人に、学習意欲だけで応募するのは勧めません。
第二新卒の方も、年齢や卒業後の年数だけで判断せず、実際に担当した業務を確認します。短い在籍期間でも、自分で判断したことや顧客に説明したことを具体化できれば、求人との照合材料になります。反対に「若いから育成してもらえる」と、新卒向けの研修説明を中途採用の応募条件に置き換えるのは避けましょう。
英語も、外資系という印象から共通のTOEIC基準を作る必要はありません。まず求人の言語要件を読み、そのうえで、英語を使う会議、資料作成、海外チームとの連携が担当業務に含まれるかを確認します。金融インフラ職の例では、顧客の意思決定に関わる資料作成や意思疎通に十分な日本語力が要件に挙げられています。(出典:金融業界向けインフラスペシャリスト - 80046 - IBM)
語学力を示すときは、スコアだけでなく「英語の技術資料を読み設計に反映した」「海外担当者と障害対応を進めた」といった使用場面を用意してください。応募時の申告と面接で話す経験を一致させることが大切です。
▼第二新卒で大手を目指す場合は、年齢より経験の示し方を整理すると応募先を選びやすくなります
応募先は「IBMグループ」ではなく、求人の採用企業欄で確認します。日本アイ・ビー・エム株式会社と、日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社(IJDS)は別の法人です。IJDSの公式求人にも採用企業名が明記されています。(出典:(IJDS DXセンター) Application Engineer - 120752 - IBM)
「日本IBMは上流、IJDSは開発」と単純化せず、職務内容、顧客との関わり、勤務地を読みましょう。IJDSのキャリア採用は、公式求人サイトで「IJDS」と検索して職種別に応募する方式です。(出典:IJDS 採用情報 | IBM)
求人を読んだら、応募できそうという印象で止めず、要件と実績の対応表を作ります。おすすめは、要件ごとに「経験がある」「近い経験がある」「経験がない」を分け、面接で説明できる証拠まで書く方法です。
以下は本記事で提案する記入例であり、IBMが指定する応募様式ではありません。左端には応募する求人の原文を転記し、残りは自分の事実で埋めてください。
求人で確認する要件 | 自分の実績の記入例 | 説明できる証拠 | 不足する場合の対応 |
|---|---|---|---|
インフラ設計の経験 | 基盤更改で構成案の比較を担当 | 担当範囲、採用理由、設計時の制約 | 設計経験を求めない隣接求人も探す |
顧客への提案・調整 | 運用部門に移行方式を説明し合意形成 | 比較資料の論点、反対意見への対応 | 社内調整経験との共通点を整理する |
特定領域の専門性 | クラウドの権限設計と改善を担当 | 発見した課題、改善内容、検証方法 | 実務不足と知識不足を分けて計画する |
歓迎資格・周辺知識 | 資格未取得、関連業務は経験あり | 実務で使った知識、学習状況 | 必須経験が合うなら応募を検討する |
大切なのは、必須要件と歓迎要件を一括して足切りにしないことです。求人に「いずれか」「すべてが必須ではない」とあれば、その条件も含めて読みます。自分に都合よく要件を省くのではなく、どの項目にどの経験が当てはまるかを明確にしましょう。
専門性の幅も確認します。深い技術経験が必要な求人に、浅く広いツール知識を並べても接点は弱くなります。逆に、顧客や複数部門の調整が中心の求人では、一つの技術だけでなく、関係者を動かした経験が説明材料になります。
必須要件に合う求人を先に選び、歓迎要件の不足は別に整理します。「経験がない」を隠すのではなく、近い経験で説明できる部分と、入社前後に補う部分を切り分けましょう。

不足が実務経験なら、近い仕事を現職で担当する、隣接職種を選ぶなどの計画が必要です。知識不足なら学習や資格取得で補える部分がありますが、講座受講を実務経験の代わりとして書いてはいけません。経験年数が指定されている場合も、関連業務を担当した期間を数え、在籍年数だけで水増ししないようにします。
▼不足が資格なのか実務能力なのか迷ったら、求人で評価されるスキルの整理方法を確認してください
一人では経験の接点を見つけにくいときは、経歴を言葉にして整理すると応募先を絞れます。CaseMatchのAIキャリアエージェントに、担当業務と候補求人を伝え、活かせる経験を相談してみましょう。

公式求人へのオンライン応募を起点に、各段階で必要な準備を進めます。IBMが案内する一般的な応募プロセスは、次のように整理できます。国や地域、職種で工程が異なるため、日本の全求人に共通する面接回数や日程としては扱いません。(出典:応募の流れとヒント | IBM採用情報)
段階 | 候補者が準備すること | 確認するもの |
|---|---|---|
オンライン応募 | 求人に合わせた職務経歴、連絡先、入力内容 | 求人ID、採用企業、提出書類 |
書類選考 | 書類と面接で話す実績の一致 | 候補者ポータル、連絡メール |
職種に応じたアセスメント | 案内された形式での練習、受検環境 | 形式、期限、時間制限 |
面接 | 志望動機、実績の深掘り、逆質問 | 日程、面接形式、面接官の役割 |
結果・オファー | 条件の確認、疑問点の照会 | 条件書面、回答期限 |
入社準備 | 退職・引き継ぎ、必要書類の用意 | 入社日、提出物、手続きの案内 |
応募状況は候補者ポータルで確認でき、連絡先の更新やオファーへの対応も可能です。求人ごとに個別応募が必要なので、複数の職種を検討する場合は、求人IDと提出した書類の版を記録してください。(出典:応募の流れとヒント | IBM採用情報)
応募数を増やすより、なぜその職種に応募したか説明できる状態を優先しましょう。異なる職種に同じ書類を提出すると、実績があっても読む側が接点を見つけにくくなります。職務要約や実績の順番だけでも、求人に合わせて見直す意味があります。
公式案内では、提出済みの応募内容は編集できず、求人が引き続き公開されていれば、取り消して再応募する方法が示されています。修正を前提に送るのではなく、提出前にファイル名、日付、連絡先、求人との対応を確認してください。(出典:応募の流れとヒント | IBM採用情報)

案内された形式だけを選び、確認、練習、振り返りの順で準備します。公式ページでは、コーディングは選択式設問または実装課題、ビデオはカメラ・マイクを使う回答、英語力はテキスト形式の選択式問題として紹介されています。実施は職種によるため、全応募者がすべてを受ける前提にはしません。(出典:応募の流れとヒント | IBM採用情報)
次の表は本記事が提案する準備手順で、実際の試験内容や採点基準ではありません。招待メールや受検画面の説明を優先し、案内にある形式の行を使ってください。
案内された形式 | 案内から確認する項目 | 練習内容 | 振り返りの基準 |
|---|---|---|---|
コーディング | 選択式か実装か、使用言語、時間制限、使用可能な資料・環境 | 案内のサンプルを使う。実装なら入力・出力を整理して解き、境界値でも動作確認。選択式なら誤答の根拠を説明する | 制限内で完了したか、例外的な入力で壊れないか、誤答の原因が知識か読み違いか |
ビデオ回答 | 準備時間、回答時間、再録画の可否、カメラ・マイクの条件 | 志望動機と実績を、指定時間に合わせて録画する。結論、本人の役割、行動、成果の順に話す | 質問に直接答えたか、時間内に結論と根拠が入るか、音声が明瞭か |
英語力 | 設問例、時間制限、解答方法 | 案内に近いテキストの選択式問題を時間を測って解き、選んだ答えの根拠を文中で示す | 正答率と所要時間を記録し、語彙・文法不足と読み違いを分ける |
最初はサンプルや説明で形式を把握し、次に時間を測って一度通して練習します。最後に最も大きな課題を一つ選び、同じ形式の別問題や再録画で改善を確かめましょう。資料・外部支援の利用は受検ルールに従い、本番の設問を練習サービスへ持ち込まないでください。
ケース課題への対応を案内された場合も、その内容に合わせて準備します。ケース面接を日本IBM中途の一律の工程として決めつける必要はありません。
▼ケース形式の案内があった場合は、人物面接とは別に思考の組み立て方を準備しましょう
職務経歴書は、経験の一覧ではなく「応募先で活かせる実績」を伝える書類にします。本記事では、職務要約、活かせる経験、プロジェクト実績の順で整理することを勧めます。これは書き方の提案であり、日本IBM専用の指定様式ではありません。
職務要約には、担当領域と強みを短く置きます。「システム開発を担当」だけでは、工程や専門性が伝わりません。業界、対象システム、主な工程、自分の役割を組み合わせれば、その後の実績を読むための手がかりになります。
プロジェクト実績では、次の五つをそろえてください。
以下は架空の改善例です。表現を借りる場合も、実績は自分の事実に置き換えてください。
経験領域 | 改善前 | 改善後 |
|---|---|---|
開発・運用 | システムの運用保守を担当 | 障害対応の引き継ぎで判断基準が統一されていなかったため、運用担当として対応手順を整理し、レビューを経て共通手順に反映した |
コンサルティング | 顧客の業務改革を支援 | 部門ごとに異なっていた承認手順を整理し、担当者へのヒアリングと選択肢の比較を行い、共通ルールの合意形成を支援した |
改善後は、業務名だけでは見えなかった課題と本人の行動、その結果を読み取れます。自分の実績に置き換えるときは、応募求人に関係する課題を選び、自分が実際に行ったことと確認できる変化だけを書くのが基準です。「支援した」を「主導した」に変えるなど、表現だけで役割を大きく見せないでください。
チームの成果と、自分の貢献は分けて書きます。成果の大きさだけでなく、自分が担った判断と行動を説明できることが、面接の深掘りに耐える書類につながります。
数字があるなら、対象期間や比較条件までそろえて使います。数字がない実績は「顧客満足度が向上した」と推測せず、手順が承認された、判断基準が統一された、再発防止策が運用に組み込まれた、といった確認できる変化を示しましょう。

強みを一言にまとめられないと、実績の説明が長くなりがちです。応募要件に関係する行動を一つ選び、その行動を示すエピソードで裏づけましょう。CaseMatchのAI面接では、回答に対する採点とフィードバックを受けられます。書類の内容を短く話し、伝わりにくい部分の見直しに使ってください。
機密情報は、顧客名や詳細な構成を匿名化して扱います。非公開資料を添付するのではなく、業界、規模の概略、担当範囲、判断の背景で伝えてください。応募要件に近い実績を先に置けば、情報を増やしすぎなくても強みは伝えられます。
▼実績から自己PRへつなぐ言葉に迷ったら、行動と強みを結びつける例文が参考になります
書類に何を残すか迷うときは、求人との接点を基準に実績を選びましょう。CaseMatchのAIキャリアエージェントに経歴を伝え、応募書類で使える経験の整理を相談できます。

志望動機は、日本IBMの具体的な仕事に関心を持つ理由から、自分の経験と貢献へつなげます。「世界的な企業だから」「外資系で働きたいから」で終わると、なぜ日本IBMのその求人を選ぶのかが残りません。公式情報から関心を持った特徴を一つ選び、それが自分の次の仕事にとって重要な理由を説明しましょう。
たとえば、セキュリティー・コンサルタント求人は戦略策定やリスク評価、CSIRT構築支援を扱い、同じ求人の英語版ではIBMの製品・技術を活用した専門サービスの提案・主導・実装を担うと説明されています。技術とコンサルティングをつなぐ仕事への関心が、応募先を選ぶ具体的な根拠になります。(出典:セキュリティー・コンサルタント - 110101 - IBM)
金融インフラ職では、銀行・証券・カード・保険等を対象に、オンプレミスからクラウドまでの基盤を扱い、経験に応じて要件定義から運用保守まで担当します。金融の制約と幅広い基盤技術を結びつけたい方は、この業務範囲に関心を持った理由を説明できます。(出典:金融業界向けインフラスペシャリスト - 80046 - IBM)
以下は公式求人の特徴を使った架空の回答例であり、実際の合格回答ではありません。
日本IBMだけの特徴だと主張する必要はありません。確認した特徴が自分にとって重要な理由と、それを裏づける経験をセットにすることが大切です。求人ごとに特徴と貢献を書き換え、特定顧客への配属や希望工程の担当が決まっているようには話さないでください。
転職理由は、現職への不満を列挙するより、次に担いたい役割で説明します。「上流に行きたい」なら、何を判断し、どの課題に関わりたいのかまで具体化しましょう。現職でその方向に取り組んだことを添えると、思いつきではない理由になります。
志望動機を読み返すだけでは、抽象的な部分に気づきにくいものです。質問を受けて答え、追加の説明が必要な箇所を確かめましょう。CaseMatchのAI面接は、AIが面接官役として回答を採点し、フィードバックします。完成した文章を覚える前に、声に出して伝わるかを試してください。
研修への関心は、貢献の説明の後に置きます。「学びたい」だけでなく、既存の経験で担える部分と、さらに伸ばしたい専門性を分ければ、受け身な動機になりません。
▼転職理由と志望動機が同じ説明になってしまう場合は、役割を分けて作る方法を確認しましょう
なぜその職種を選ぶのか整理できないときは、今後担いたい役割まで含めて経歴を見直しましょう。CaseMatchのAIキャリアエージェントに、経験と希望を伝えて志望動機の材料を相談できます。

面接準備では、一つの実績について「なぜ」「どのように」を説明する練習を優先します。多くのエピソードを用意する前に、応募求人に近い経験を一つ選び、短い説明と詳細な説明の両方を作ってください。
次の質問は、本記事が提案する準備質問です。日本IBMで確認された過去問や公式評価基準ではありません。
たとえば、架空の「基盤更改で移行方式を比較した経験」なら、最初は課題、役割、行動、成果を短く答えます。その後、停止可能時間、費用、運用負荷といった制約を説明し、どの基準で候補を比較したかを追加します。さらに、反対意見への対応や、判断を見直した場面まで話せる状態にしましょう。
技術職なら、採用した技術の名前より、設計判断と制約を説明する練習が有効です。障害や脆弱性の改善なら、発見、原因の切り分け、対応の優先順位、検証までを整理します。コンサル職なら、顧客の課題をどう捉え、何を提案し、実行までどう支援したかに軸を置きます。
初回回答は結論を先に置き、詳細は質問に応じて追加します。丸暗記した長い説明を繰り返すより、聞かれた判断と根拠をその場で答える練習をしましょう。
練習では、質問に答えた後に録音を聞き、「質問への答えが最初にあるか」「主語がチームばかりになっていないか」「専門用語だけで説明していないか」を点検します。顧客や非技術者に説明する場面を想定すると、用語の補足が必要な箇所も見つけやすくなります。
自分の回答を聞くだけでは、改善点の優先順位をつけにくいことがあります。まず一つの実績を回答し、改善点を絞って再回答する方法で練習しましょう。CaseMatchのAI面接では、回答の採点とフィードバックを受けられます。一度にすべてを直さず、次の回答で変える点を一つ決めて活用してください。
失敗経験も準備します。成功したように言い換えるのではなく、何がうまくいかず、自分がどう対応し、その後の判断や運用に何を反映したかを答えます。書類に書いた成果と矛盾しないことを確かめておけば、追加質問にも落ち着いて対応できます。
▼実績の追加質問に備えるなら、業務経験を深掘りする質問ごとの準備方法も確認してください
逆質問は、入社後に自分が何を担うのかを確かめるために使います。企業研究で分かる情報を繰り返し聞くより、求人を読んで残った疑問を、相手の役割に合わせて質問しましょう。
業務を担当する面接官には、次のような質問が役立ちます。
求人に幅広い業務が書かれている場合は、経験に応じて担当が決まるのか、特定領域を主に担うのかを確かめます。質問前に「私は設計・構築の経験を活かしたいと考えています」と背景を添えると、希望と実際の仕事の接点を話しやすくなります。
採用担当者には、条件、提出物、今後の手続きなどを確認します。業務面接の時間を条件質問だけで使い切らず、業務上の疑問と条件上の疑問を分けて準備してください。回答がその場で得られなければ、誰にいつ確認できるかを聞きます。
研修についても「研修はありますか」だけで止めず、必須経験を満たす前提で、周辺領域を補う支援があるかを聞くのがおすすめです。学習したい領域を明確にすれば、入社後に伸ばせる専門性と仕事の両方を検討できます。
▼業務・条件・手続きを誰に聞くか迷ったら、転職時に確認しておく質問を整理しておきましょう
業務経験を短く話した後に深掘りへ対応する練習は、汎用的な人物面接のお題でも試せます。CaseMatchの次の問題はPwCコンサルティング掲載の中途向け問題であり、日本IBMの過去問・実際の出題ではありません。
転職の判断は、会社平均の年収ではなく、自分に提示された書面の条件と担当業務で行います。日本IBMやIJDSというブランドから、報酬、転勤、出社頻度を推測しないでください。
まず現職とオファーを、年間固定部分、変動部分、勤務条件に分けます。以下の金額は比較方法を示す架空の例であり、日本IBMの給与水準ではありません。
比較項目 | 現職の仮例 | オファーの仮例 | 確認すること |
|---|---|---|---|
年間固定部分 | 600万円 | 660万円 | 書面上の基本給など、確定部分の範囲 |
変動報酬の想定額 | 80万円 | 100万円 | 支給条件、評価との連動、初年度の扱い |
時間外手当 | 固定部分と別に確認 | 固定部分と別に確認 | 支給方法、固定残業代の有無・範囲 |
福利厚生 | 現在利用している制度 | 適用される制度 | 対象者、自己負担、利用条件 |
勤務・担当業務 | 現在の実態 | 求人と面接で得た情報 | 勤務地、出社・顧客先勤務、担当範囲 |
この例では、想定額を足しただけで判断せず、固定部分の増加と変動部分の条件を別々に見ます。さらに、初年度の賞与や在籍期間による扱いが違えば、同じ一年の数字でも比較結果は変わります。
仮例の見方 | 現職 | オファー |
|---|---|---|
年間固定部分だけの比較 | 600万円 | 660万円 |
想定変動報酬を加えた比較 | 680万円 | 760万円 |
下段は変動報酬が想定どおり支給された場合の計算で、保証額ではありません。条件書面で金額が示されていない項目は、採用担当者に確認してから比較します。手当を二重に足したり、時間外手当込みの金額を基本給と比べたりしないようにしましょう。
働き方は、勤務地だけでなく、出社、顧客先勤務、担当業務の実態を聞きます。全国に事業所があることから転勤なしやフルリモートを推定せず、応募職種に適用される条件を確認してください。新卒向けや特定の採用区分で紹介された制度も、そのまま中途の全職種に当てはめません。
口コミは、配属や職種、投稿時期を絞って疑問を見つける材料に使います。読んだ内容だけで結論を決めず、「この職種では繁忙期にどのような働き方になりますか」と、自分の応募先について確認する質問へ変えましょう。
▼口コミと提示条件が違って見えるときは、職種や投稿時期のずれを確かめて判断してください
今日やることは、公式求人から候補を一つ選び、自分の実績との対応を一枚にまとめることです。日本IBM全体の難易度を調べ続けるより、自分がどの業務で貢献できるかを明らかにしたほうが、応募の判断につながります。
応募前は、次の順で確認してください。
要件に合う経験がある方は、必要以上に応募を先延ばしにせず、書類の調整に進みましょう。歓迎要件だけが不足しているなら、実務で補えている部分と学習する部分を整理して検討します。
必須の実務経験が不足する方は、近い経験を活かせる隣接求人を探すか、現職で必要な業務を担当する計画を立ててください。資格取得の予定だけで埋めず、どの仕事で何を経験するかまで具体化するのが次の一歩です。
提出前には、書類の実績と面接で話す内容を見比べます。期間、役割、成果が一致し、専門用語を補足して説明できれば、応募準備の軸はそろっています。まずは一つの求人に対して、その状態を作りましょう。
応募先と経験の接点を一人で整理しきれない場合は、言葉にして相談すると次の作業が決まります。CaseMatchのAIキャリアエージェントに経歴と候補求人を伝え、職種選びと実績の整理を進めてください。

著者
フジクラで研究開発・新規事業開発に従事した後、アクセンチュア、デロイト、イグニション・ポイント、ADLでコンサルティングを経験。現在はSenior Managerとして転職支援を担当。製造業・R&D領域に強みを持ち、QUNIE Award 2024優秀個人賞、外資就活ネクストAランクの実績を持つ。
監修者
銀行法人営業、JAC Recruitment、パーソルキャリアでのRPO・企業人事を経て、フォルトナにてコンサル転職支援に従事。現在はCaseMatchのDirectorとして人材紹介を担当。ビズリーチSランク、新興系コンサルティングファーム年間Award 2025の実績を持つ。
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