
コンサル
2026/10/21
マネジメントソリューションズはPMOによる実行支援を担う会社
MSOLの基本情報と事業の柱
PMOコンサルタントは提案を現場の実行につなげる
MSOLの仕事が合うかを経験と志向で判断する
関係者を動かした経験と実行支援への関心を照合する
年収と働き方は応募する職種の条件で確認する
平均給与と新卒給与と中途求人の提示額を分ける
勤務地とリモート勤務と福利厚生を確認する
入社後の研修とキャリアの広がりを押さえる
新卒とキャリア入社で研修内容が異なる
PMOの役割段階と自律的なキャリア形成
新卒採用は卒業年度と職種に合わせて準備する
PMO職とPROEVER関連職の応募条件を確認する
PMO職の選考フローと各段階で準備すること
中途採用は求人要件と経験の接点を示す
募集職種と必須経験から応募先を絞る
職務経歴書と面接では課題と行動と成果をつなぐ
志望動機はなぜPMOでなぜMSOLかを具体化する
実行支援への関心を自分の経験で裏付ける
逆質問で担当業務と期待される役割を確かめる
応募前に職種と条件を照合して次の行動を決める
新卒は年度別募集要項を中途は個別求人を確認する
マネジメントソリューションズに興味があっても、「PMOは何をする仕事なのか」「自分の経験で応募できるのか」がつかみにくいですよね。 会社の特徴と仕事の適性を押さえたうえで、給与・働き方、新卒と中途の応募条件、面接で伝える経験まで整理します。
マネジメントソリューションズは、プロジェクトの実行をマネジメント面から支える会社です。略称はMSOL(エムソル)。会社の基本情報は次のとおりです。
項目 | 内容 |
|---|---|
正式社名 | 株式会社マネジメントソリューションズ |
設立 | 2005年7月 |
本社 | 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー29階 |
事業の柱 | マネジメントコンサルティング、プロジェクトマネジメント実行支援、マネジメントトレーニング |
企業研究では「コンサルティング会社」という分類だけでなく、顧客の実行段階をどう支える会社なのかまで理解しておきましょう。(出典:会社案内|マネジメントソリューションズ(MSOL)サービスサイト)
PMOの中心的な役割は、PMが適切に判断し、関係者が動ける状態をつくることです。PMOはProject Management Officeの略で、部署の枠を越えてプロジェクトを支援する組織を指します。MSOLは、PMを支えてプロジェクトの成功率を高め、ビジネス価値の最大化に貢献する役割として説明しています。(出典:PMOとは?プロジェクトを成功に導く役割やPMとの違い|MSOLの特長)
PMは成果物や目標達成に責任を持ち、PMOは状況の可視化、管理方法の整備、関係部署間の調整などを通じて支えます。たとえばシステム導入が遅れている場面なら、「遅延しています」と報告するだけでは十分ではありません。どの作業が止まり、誰の判断が必要で、後続工程にどの程度影響するのかを整理して、意思決定につなげます。
会議運営や課題管理も、一般的なPMO業務の例です。会議の目的を設定し、必要な情報と参加者をそろえ、決定事項の担当者と期限を明確にすることで、話し合いを実行へ移します。議事録を正確に作る力は役立ちますが、記録するだけの仕事と捉えると、業務理解が浅くなります。個々の案件の担当範囲は、配属先や役割に応じて変わります。
PMOを志望するなら、「提案したい」から一歩進み、「提案が実行されるまで支えたい」と言えるかを考えてください。目立つ結論を出すことだけでなく、情報をそろえ、関係者の認識を合わせる過程に関心がある人に検討を勧めます。
戦略を立てる仕事と実行支援の仕事は対立するものではありません。ただ、分析や提案書づくりだけを期待して入社すると、現場との細かな調整にギャップを感じる可能性があります。企業研究では、扱う課題だけでなく、その課題にどの立場で関わるのかを見ることが重要です。
自分の経験に置き換えるなら、「予定どおり進まない状況で、何を整理すれば前に進めたか」を振り返ってみましょう。期限の見直し、役割分担の変更、認識のずれの解消など、成功の裏側にある働きかけがPMOの仕事理解につながります。

周囲と合意形成しながら改善を進めることに手応えを感じるなら、PMOを検討する価値があります。MSOLのキャリア採用サイトは、インテグリティ(誠実さ)を中心に、成長意欲・情熱・主体性を求める人財像として示しています。顧客のプロジェクトに当事者意識を持ち、自分で考えて行動する姿勢が土台です。(出典:求める人財像|採用情報|MSOLキャリア採用サイト)
以下は、公式の合否基準ではなく、仕事を選ぶための本記事の判断軸です。
経験・志向 | PMOとの接点 | 応募前に確かめること |
|---|---|---|
周囲と調整して目標を達成したい | 関係者間の認識を合わせ、実行を支える | 自分が動かす相手と担当範囲 |
複雑な状況を整理するのが好き | 進捗・課題を可視化し、判断材料をつくる | 必要な分析・資料作成の水準 |
分析や提案に集中したい | 分析は役立つが、実行段階の調整も伴う | 現場支援と提案業務の割合 |
開発技術を専門に磨きたい | PMOとは異なる職種の可能性がある | PROEVER開発職などとの違い |
新卒なら、学生団体、研究、アルバイトの経験から探せます。たとえば学園祭で担当者ごとの準備状況が見えず、締め切り直前に作業が集中したとします。そこで一覧表を作り、遅れている担当に事情を聞いて役割を調整した経験は、実行支援への関心を説明する材料になります。リーダーという肩書きがなくても、自分が何を変えたかを伝えられれば使えます。
中途なら、開発、業務改善、チーム運営の経験を振り返りましょう。「会議に参加した」よりも、部署間で異なる要求を整理した、課題の優先順位を合意した、遅延の原因を見つけて対応を促した、といった働きかけが接点になります。適性を示す経験と、個別求人の必須経験は別に照合してください。
大切なのは「人と話すのが好き」ではなく、話し合いを通じて何を前に進めたかです。成果だけでなく、意見が食い違ったときにどう対応したかまで振り返ると、仕事との相性を判断しやすくなります。
調整業務に苦手意識があるなら、まず苦手の原因を分けてください。人前で話すことへの緊張なのか、利害が異なる相手との合意形成そのものを避けたいのかで、選ぶ仕事は変わります。後者なら、面談で実際の担当範囲を確認してから応募判断をするのがおすすめです。
▼新卒で経験を強みとして整理するなら、行動と根拠を結びつける書き方も確認してください
学生時代の経験を話して整理すると、PMOで生かせる行動が見えてきます。CaseMatchのAIキャリアエージェントで、自分の強みと志望職種の接点を言葉にしてみましょう。

応募判断に使うのは、自分が応募する年度・職種の給与条件です。平均年収、新卒向けの掲載額、経験者向け求人のレンジは対象が違うため、数字の大きさだけでは比較できません。
数字の種類 | 掲載額 | 対象と使い方 |
|---|---|---|
企業情報サービスの平均年収 | 702万円 | Yahoo!ファイナンス掲載値。入社時の提示額ではない |
2028年4月入社向けPMO求人 | 年収450万円 | CareerForum.Net掲載の新卒求人。基本年俸と固定時間外手当の合計 |
東京・金融領域PMA/PMC求人 | 年収650万〜1,500万円 | 金融・開発等の経験を求める特定の中途求人の募集レンジ |
平均年収702万円はYahoo!ファイナンスの掲載値として扱い、公式新卒採用サイトの数値や最新年度の確定値とは位置づけません。集計年度・対象を厳密に調べる場合は、同社IRの該当年度の有価証券報告書を照合してください。(出典:(株)マネジメントソリューションズ【7033】:企業情報(決算時期・代表者名・大株主情報・IR動画など) - Yahoo!ファイナンス)
新卒の掲載額は、次のように内訳まで見ることが大切です。
2028年4月入社向けPMO求人の項目 | 掲載額 |
|---|---|
基本年俸 | 361万2,000円 |
固定時間外勤務割増手当 | 88万8,000円 |
上記の合計年収 | 450万円 |
住宅手当・入社支度金込みの初年度想定年収 | 497万円 |
497万円には条件付きの住宅手当や一度限りの入社支度金が含まれるため、毎年続く年収として扱わないでください。最終的には公式募集要項とオファー条件を優先します。(出典:Management Solutions Co., Ltd. - careerforum.net)
中途の金融領域求人は年俸制で、30時間分の固定時間外割増手当を含み、超過分の割増賃金は追加支給と掲載しています。この30時間は給与計算上の条件であり、実際の残業時間を示す数字ではありません。金融領域のシステム開発・DX参画、PLやチームリードなどの経験も求める求人なので、未経験者全員の年収レンジとしては使えません。(出典:【東京/金融】【PMA/PMC】金融業界向けPMOコンサルタント | 株式会社マネジメントソリューションズ)
希望年収を考える際は、継続的な給与と期限付きの手当を分け、固定残業代の時間数、超過分の扱い、支給要件を確認しましょう。オファー面談では総額だけでなく「翌年度以降に変わる項目は何か」も聞くと、入社後の見通しが立ちます。
働く場所は、本社所在地ではなく担当案件の条件で判断しましょう。新卒FAQでは希望を聞いたうえで担当案件によって勤務地を決め、適性・スキル・会社のニーズも踏まえて初回配属を決定すると説明しています。首都圏の案件が大半ですが、中部・関西の案件もあります。(出典:よくある質問|採用情報|MSOL新卒採用サイト)
公式サイトには、リモートでもPMO支援ができる仕組みへの取り組みが掲載されています。これはフルリモート勤務の保証ではないため、生活条件に関わる場合は応募面談で具体化してください。(出典:福利厚生・カルチャー|働く環境|MSOLキャリア採用サイト)
確認したい質問は、次のように案件と結びつけると答えを得やすくなります。
「リモートできますか」だけでは、制度の有無と配属先での実態を分けられません。週に何日出社する可能性があるのか、研修中と配属後で違うのかまで聞けば、通勤や引っ越しの判断に使えます。
福利厚生も適用対象を確認しましょう。新卒向けには、入社後5年間・月額最大3万5,000円の住宅手当と、入社時支度金5万円が掲載されています。住宅手当には支給要件があり、中途入社へそのまま適用できる制度とは扱いません。(出典:福利厚生・カルチャー|働く環境|MSOL新卒採用サイト)
休暇や生活支援の制度は、名称だけでなく利用条件と手続きを見てください。自分に必要な条件を先に決め、その条件が満たされるかを確かめるほうが、制度の数で会社を比べるより実用的です。
新卒は基礎から仕事を学ぶ研修、中途は経験をPMO業務へ接続する研修として捉えると理解しやすくなります。公式サイトに掲載されている入社研修は、新卒が約2か月、キャリア入社が10日間です。新卒では社会人基礎力やPMOの基礎、ロジカルシンキング、ファシリテーション、ドキュメンテーションなどを学び、配属後もOJTやメンター制度で支援します。(出典:評価・研修制度|働く環境|MSOL新卒採用サイト)
キャリア入社では、会社理解や制度に加え、PMOスキルをワークショップ・演習で学びます。その後もeラーニングや資格取得、語学学習などの支援があります。(出典:評価・研修制度|働く環境|MSOLキャリア採用サイト)
応募前の準備は、研修を先取りして大量の資格を取るより、自分の不足を具体的にすることを勧めます。新卒なら、話し合いの論点を整理する、結論から説明する、読み手が動ける資料にする、といった基礎を学生生活でも練習できます。研究発表やアルバイトの引き継ぎ資料も題材になります。
中途なら、これまで感覚的に行っていた管理を言語化してみましょう。進捗の遅れをどう検知したか、課題の期限と責任者をどう決めたか、上位者へ何を報告したかを説明できると、自分の経験で補える部分と、新たに学ぶ部分が分かれます。
研修があることは、個別求人の必須経験が不要になることを意味しません。第二新卒などで職種変更を考えている人は、まず対象求人が求める経験を確認し、育成制度は入社後の学び方を判断する材料に使ってください。「成長できる環境だから応募する」だけでなく、何を学び、どんな業務で生かしたいかまで考えておきましょう。
▼第二新卒で職種を変えるなら、相談前に整理したい経験と職種選びの軸を確認できます
キャリアは年次だけでなく、担える役割がどう広がるかで見ましょう。公式サイトではPJA、PJC、PMA、PMCの順に役割が広がるキャリアパスを示し、その後はマネジメントやスペシャリストなどの方向を協議します。掲載例は自動昇進の約束ではありません。(出典:キャリアに対する考え方|働く環境|MSOL新卒採用サイト)
PDRという評価プロセスでは、目標設定、1on1、成果の確認を組み合わせています。応募時も「何年で昇進できるか」だけでなく、希望する役割に必要な行動や成果を聞くと役立ちます。(出典:評価・研修制度|働く環境|MSOL新卒採用サイト)

中途で目指す役割は、これまでの担当範囲と照合すると具体化できます。CaseMatchのAIキャリアエージェントで、経験の棚卸しから次に伸ばしたい領域を整理してみましょう。

PMOを希望する人はPMO職の募集要項、開発や営業を希望する人はPROEVER関連職の募集要項を読みましょう。2028年度の公式募集要項には、PMOコンサルタント、PROEVERエンジニア、PROEVERビジネス職(セールス/カスタマーサクセス)の3区分が掲載されています。
PMO職とビジネス職は、2028年3月までに大学・大学院を卒業見込みで、2028年4月に入社可能な人が対象です。エンジニア職は高専・専門学校も対象で、プログラミングスキルが必要です。対象学校、卒業時期、入社時期は職種の記載ごとに照合してください。(出典:2028年度 募集要項|採用情報|MSOL新卒採用サイト)
職種を選ぶときは、「顧客のプロジェクトを支えたい」「自分でソフトウェアを開発したい」「製品の導入や活用を顧客へ広げたい」のどれに最も関心があるかを考えてみましょう。同じ会社でも、日々の業務と身につく専門性は異なります。会社への関心が先にあっても、応募前には仕事の単位まで具体化することが大切です。
2027年度のPMO募集では既卒も応募可能と掲載しています。既卒や卒業時期が通常と異なる人は、その年度・職種の条件を確認し、判断が必要な点は採用窓口へ問い合わせてください。過年度の条件を翌年度へ自動的に引き継がないことがポイントです。(出典:2027年度 募集要項|採用情報|MSOL新卒採用サイト)
▼28卒で応募準備の順番に迷う場合は、卒業年度に合わせた就活全体の進め方も確認できます
新卒PMO職は、応募年度の公式フローに沿って準備を進めましょう。2028年度は応募者全員と1次面接で会う方針を掲げています。2027年度とは適性検査と2次面接の掲載順序が異なるため、過年度の体験談だけで予定を組まないでください。
段階 | 2028年度PMO職 | 2027年度PMO職 | 準備・確認すること |
|---|---|---|---|
1 | 1次面接 | 1次面接 | 仕事理解と自分の経験を整理 |
2 | 選考アンケート | 選考アンケート | 面接と矛盾しない記述を準備 |
3 | 適性検査 | 2次面接 | 応募案内に応じた準備 |
4 | 2次面接 | 適性検査 | 経験と志望理由を再確認 |
5 | 最終面接 | 最終面接 | 入社後に担いたい仕事を具体化 |
6 | オファー面談 | オファー面談 | 給与・勤務・入社条件の照合 |
個人面接は原則オンライン、最終面接は原則対面です。途中の社員面談やフロー変更の可能性もあるため、日程・提出物は応募後の案内を優先してください。上表はPMO職のフローで、PROEVER関連職や中途へ流用するものではありません。(出典:2028年度 募集要項|採用情報|MSOL新卒採用サイト、2027年度 募集要項|採用情報|MSOL新卒採用サイト)
準備の起点は、学生時代の経験を一つ、具体的に説明できるようにすることです。何を目指し、どこで詰まり、自分がどう動き、何が変わったのかを整理しましょう。面接ごとの評価基準として断定するのではなく、仕事との接点を説明するための準備として使ってください。
1次面接から始まるなら、書類を整えるだけでなく、早い段階で声に出す練習を始めましょう。経験と志望理由を別々に暗記するより、両者がつながっているかを確かめるほうが実用的です。
頭の中では整理できていても、話すと背景説明が長くなることがあります。まず一つの経験を短く説明し、その後に追加質問へ答える練習をすると、伝える情報を選べます。CaseMatchのAI面接練習では、AIを面接官役にして回答を声に出す練習ができます。企業固有の出題を保証するものではなく、対話に慣れる手段として使ってください。
適性検査は案内された形式と受検期限を確認して準備します。種類やケース面接の実施を推測するより、応募先から指定された内容へ時間を使いましょう。最終面接までに残った仕事上の疑問は、社員面談や逆質問で解消し、オファー面談では条件の確認へ進める状態を目指してください。
中途は「MSOLへ転職したい」から一歩進み、必須経験を満たす個別求人を選ぶことが先です。公式キャリア採用サイトでは、PMOコンサルタント、セールス、プロダクト開発、社内SE、コーポレートを案内しています。職種別の入り口から具体的な求人へ進み、勤務地、役割、必須要件を読みましょう。(出典:募集要項|採用情報|MSOLキャリア採用サイト)
たとえば東京・金融領域のPMA/PMC求人では、金融領域のシステム開発・DXプロジェクト参画、PLまたはチームリードの経験などを求めています。資料作成・プレゼンテーション、課題発見と周囲を巻き込んだ改善推進の力も確認すべき項目です。(出典:【東京/金融】【PMA/PMC】金融業界向けPMOコンサルタント | 株式会社マネジメントソリューションズ)
ここで分けたいのは、コンサルティング会社で働いた経験がないことと、求人に必要なプロジェクト経験がないことです。前職が事業会社や開発会社でも、要件に合う経験があるかは検討できます。一方、業界・役割の経験が不足している求人へ、成長意欲だけで接点を作るのは難しくなります。
求人の各要件の横に、該当する案件と自分の担当業務を一行ずつ書いてみてください。説明できる接点が多い求人から応募を検討し、必須要件の解釈が曖昧な点は採用窓口で確認しましょう。面接回数・実施形式・期間・提出物は、個別求人と応募後の案内に従います。
▼コンサル転職の相談を併用するなら、求人要件と経験を整理してから相談する手順が参考になります
中途の応募書類では、案件の規模より、自分が担った役割と働きかけを明確にしましょう。職務経歴書は、案件概要、担当範囲、課題、関係者、自分の行動、成果の順に整理すると、求人が求める経験との接点を示しやすくなります。
案件概要には目的と期間、体制を簡潔に書きます。担当範囲では、開発担当なのか、チームリードなのか、横断管理なのかを分け、そのうえで課題を説明してください。チーム全体の成果をすべて自分の実績として書くより、どの部分に貢献したかを示すほうが、追加質問にも答えやすくなります。
以下は本記事が作成した架空の記述例です。
比較 | 記述例 |
|---|---|
弱い例 | 大規模プロジェクトに参画し、進捗管理と関係者調整を担当した。 |
改善例 | 3チームの進捗報告が統一されていなかったため、遅延の判定基準と報告様式を整備。各リーダーと合意し、週次会議で対応担当と期限を確認する運用へ変更した。 |
弱い例は業務名だけなので、既存の運用に参加したのか、自分で改善したのかを判断できません。改善例では、横断的に関わった範囲と、整備・合意・運用変更という本人の行動を示しており、課題を実行可能な管理方法へ変えた過程が伝わります。面接でも、判定基準をどう決めたか、合意をどう得たかを掘り下げて説明できます。本人の経験として書く場合は、人数、期間、成果の数値を説明できるものに限ってください。数値が取れない成果でも、判断の早期化、担当の明確化、管理方法の定着など、変わった状態を具体的に伝えられます。
成果の大きさだけでなく、同じ課題に直面したとき再び使える行動を伝えましょう。「誰と、何を合意し、どう実行へ移したか」が分かると、実行支援の仕事との接点が見えます。
面接の準備では、「意見が対立した場面でどう合意したか」「複数の課題にどう優先順位をつけたか」「最初の対応がうまくいかず何を修正したか」を振り返ると役立ちます。これは実際の出題の再現ではなく、自分の経験を深く説明するための問いです。誠実さや主体性も、こうした行動を通じて示せます。(出典:求める人財像|採用情報|MSOLキャリア採用サイト)
自分だけで回答を見直すと、伝わりにくい箇所を見落としがちです。答えた内容へ客観的なフィードバックを受け、改善する項目を絞りましょう。CaseMatchのAI面接練習では、回答への採点とフィードバックを受けられます。評価を採用合否の予測としてではなく、担当範囲や行動を具体化する手がかりに使ってください。
▼20代の転職で経験の伝え方を整えるなら、一般的な質問への準備も併せて確認できます
求人に合わせる前に、職務経歴そのものを整理すると使えるエピソードが選びやすくなります。CaseMatchのAIキャリアエージェントへ経験を話し、応募職種との接点を整理してみましょう。

志望動機は、実行支援に関心を持った経験と、MSOLで担いたい仕事をつなげましょう。「なぜコンサルティングか」「なぜPMOか」「なぜMSOLか」「入社後にどう貢献するか」を一つの流れにすると、企業名だけを差し替えた回答から離れられます。
まず、顧客の課題解決に関わりたい理由を考え、そこから実行段階に関心を持つ理由へ絞ります。「提案があっても役割や進め方が曖昧だと実行されないと感じた」「関係者の認識を合わせることで停滞していた活動が進んだ」といった経験があれば、PMOへの関心を裏付けられます。
「なぜMSOLか」は、企業情報の収集、重視条件との照合、選択理由の言語化の順に整理してください。公式情報では、現場情報の可視化や関係部署間の調整を通じたPMの意思決定支援を確認できます。新卒向けには、約2か月の研修でファシリテーションやドキュメンテーションなどを学び、配属後もOJTで支援する仕組みがあります。(出典:PMOとは?プロジェクトを成功に導く役割やPMとの違い|MSOLの特長、評価・研修制度|働く環境|MSOL新卒採用サイト)
集めた情報は、「現場の認識を合わせ、判断と実行を支えたい」「調整を個人の経験則だけに頼らず、管理手法として学びたい」といった自分の重視条件と照合します。そのうえで、どの支援内容や学びの仕組みが条件に合うためMSOLを選ぶのかを言葉にしましょう。他社にない唯一の特徴と断定する必要はありません。自分が確認した事実を選択理由へ結びつけることが大切です。
新卒向けに本記事が作成した回答骨子の例は、次のとおりです。「学生団体で役割分担を見直し活動を進めた経験から、計画を実行できる状態を整える仕事に関心を持ちました。貴社が説明する、現場情報の可視化と部署間の調整を通じてPMの意思決定を支える仕事は、私が重視する『関係者が判断し、動ける状態をつくること』に合っています。また、新卒研修でファシリテーションや資料作成を学び、OJTで実務へつなげる仕組みに、学生時代の調整経験を専門的な支援力へ高める道筋を感じ、志望しました。情報整理と合意形成の経験を生かし、顧客のプロジェクト推進に貢献したいです」。事実と異なる経験や重視条件は使わず、自分の言葉へ置き換えてください。
中途なら、前職の改善経験に加え、なぜ今役割を変えたいのかを説明します。開発そのものより横断的な課題解決に手応えを感じた、個別チームの管理からプロジェクト全体の支援へ広げたい、といった方向を、実際の経験で裏付けましょう。会社への期待だけで終わらず、入社後に生かせる経験を添えることが重要です。
給与や研修は会社を選ぶ材料になりますが、志望動機の中心は仕事への関心と貢献に置きましょう。「成長したい」の先に、学んだ力を誰のためにどう使うのかまで示すと、志望理由が具体的になります。
文章として整っていても、追加質問で経験とのつながりが崩れる場合があります。回答を読んで終えるより、理由を掘り下げられる対話を想定して練習しましょう。CaseMatchのAI面接練習では、AI面接官との対話で回答を説明する練習ができます。暗記した一文を再現するのではなく、言い方を変えても同じ理由を伝えられる状態を目指してください。

逆質問では、自分が入社後に何を担うのかを具体化しましょう。たとえば、次の問いが使えます。
実際の選考で出た質問ではなく、仕事理解を深めるための例です。自分の経験を短く添えて聞くと、具体的な回答を得やすくなります。
次にやることは、応募先を一つ選び、条件と経験を照合することです。以下を確認しましょう。
新卒は年度別募集要項と志望動機、中途は個別求人と職務経歴書の整理から始めてください。残った疑問は、応募面談で確かめる質問に変えましょう。
新卒で経験と志望理由の接点がまだ曖昧なら、まず言葉にするところから始められます。CaseMatchのAIキャリアエージェントで、応募前に使うエピソードと伝えたい強みを整理してみてください。

著者
フジクラで研究開発・新規事業開発に従事した後、アクセンチュア、デロイト、イグニション・ポイント、ADLでコンサルティングを経験。現在はSenior Managerとして転職支援を担当。製造業・R&D領域に強みを持ち、QUNIE Award 2024優秀個人賞、外資就活ネクストAランクの実績を持つ。
監修者
早稲田大学大学院卒業後、デロイト トーマツ コンサルティングを経て、アクセンチュアにてマネージャーを務める。現在はCaseMatchのCSO兼エージェントHeadとしてハイクラス層の転職を支援。エージェントとしては、ビズリーチSランク、外資就活ネクストAランクの実績を持つ。
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