
ケース面接
2026/09/12
ライズコンサルティングの中途ケース面接対策|評価される思考と回答例
目次
ライズコンサルティング中途採用におけるケース面接の位置づけ
ライズコンサルティングの中途選考でケース面接が気になるとき、準備すべきなのはフレームワークの暗記ではありません。限られた時間で論点を選び、実行できる施策へ落とし込み、その根拠を対話で示す力です。
ライズコンサルティングの中途ケース面接では、課題を構造化したうえで優先論点を自分で選び、実行可能な打ち手として提案する力を見せるべきです。答えの数を競う場ではなく、クライアントの現場で意思決定を前に進めるための思考と伝え方を確認されると捉えましょう。
ここでは公式採用情報を踏まえた選考の確認方法と、売上向上ケースを使った具体的な進め方まで整理していきます。
まずは1問から
選考プロセス全体の流れ
ライズコンサルティングの中途選考の流れは、一次面接、最終面接、オファー面談です。候補者や状況によって、一次面接前にカジュアル面談やWebテストが入る場合があり、面接回数も増減します。通常は約1か月程度で内定とされ、希望に応じた日程調整や、土曜日の1Day選考会も案内されています(出典:キャリア採用|ライズ・コンサルティング・グループ)。
段階 | 主に準備すること | ケース対策とのつながり |
|---|---|---|
カジュアル面談 | 経歴、転職理由、志望の方向性 | 求める役割を聞き、ケース実施の有無も確認する |
人事面接・Webテスト | 基礎能力、人物面、応募条件 | 論理性を短く伝える練習を始める |
一次面接 | 業務経験、思考の進め方、現場との適合 | ケースがあれば結論と根拠を対話で示す |
最終面接 | 志向、入社意思、組織とのフィット | 提案への執着ではなく、成果への責任を語る |
オファー面談 | 条件、入社時期、役割のすり合わせ | 入社後に出せる価値を具体化する |
面接官は主に現場のマネージャー以上の社員で、全選考をオンラインで実施することも可能です。オンラインではメモに頼りすぎると視線が落ち、結論が遅れます。冒頭の30秒で結論と理由を述べ、補足を求められてから構造を足す練習をしておくと、ケース以外の質問にも効きます。
ケース面接の有無、実施段階、思考時間、オンラインでの筆記可否は、応募時または日程調整時に確認してください。公式の中途採用案内では選考工程の増減が示されているため、自分の選考でどの形式が実施されるかは採用担当者からの案内を基準にします。
よくある出題パターンと例題
ライズコンサルティングの中途ケース面接は、基本的な売り上げ向上施策やフェルミ推定のお題が出題されます。
売上向上型(例:小売の売上向上、交通機関の売上向上)
例題:
既存の食品小売店の売上を半年で改善する施策を提案してください。
出題傾向:
- 売上を来店者数×購買率×客単価(業種によっては席数×稼働率×回転数×客単価、利用者数×注文頻度×注文額など)に分解させる出題
- 期間・対象範囲(既存店か新規出店を含むか)によって、動かせるレバーが変わる設計
評価されるポイント:
- 商圏人口のような動かしにくい変数ではなく、欠品や品ぞろえ、導線など短期に動かせる変数を優先できるか
- 施策が動かす指標(欠品率、購買率など)を明確にし、KPIまで一直線につなげられるか
市場規模推定型(例:国内市場規模の推定)
例題:
対象市場の規模を推定し、参入・拡大の是非を検討してください。
出題傾向:
- 対象者数×利用率×頻度×単価のような要素分解に基づく、定量思考中心の出題
- 推定した規模をもとに、事業機会の大きさや投資判断につなげさせる設計
評価されるポイント:
- 前提条件を明確にし、生活実感や業界構造から数字を組み立てられるか
- 推定して終わりではなく、そこから見える機会や打ち手まで踏み込めるか
こうした出題パターンは、頭で理解するだけでは不十分です。実際に自分で考え、声に出して論理を組み立てる練習を繰り返すことで、本番での対応力が大きく変わります。
CaseMatchでは上記のような出題パターンに対応したケース問題で、AIと対話しながら面接練習ができます。まずは1問試してみてください。
▼出題例を解いてみよう
▼フェルミ推定の基本を確認する
ライズ・コンサルティング・グループのケース面接の特徴
ライズ・コンサルティング・グループは、戦略を描くだけで終えず、クライアントの実行現場に入り込んで成果につなげる姿勢を掲げるコンサルティングファームです。面接でも見栄えのよい提案だけでは足りず、誰が実行し、何が障害になり、どの指標で進捗を追うかまで語れる回答が評価されます。
ケース面接で目指すべきなのは、答えの数を競うことではなく、意思決定を前に進める思考と伝え方を示すことです。網羅的に話すより論点を一つに絞り、原因から施策を出し、KPIまで一直線につなげる姿勢が評価されます。「最優先施策→優先した理由→動かすレバー→実行方法→KPI→主なリスク」の順で結論から話すと、思考の筋道が伝わります。
ライズコンサルティングの支援スタイルから逆算する提案の作り方
ライズコンサルティングに向けたケース回答では、原因に直接効き、現場が動かせて、効果を測れる施策を一つ選ぶことを優先してください。華やかな新規施策より、実行の担い手と障害まで見通した提案が、支援スタイルとの整合を作ります。
実行と定着まで見据えて原因から施策へつなぐ
たとえば売上が下がった店舗に対し、「SNS広告を増やす」とだけ答えると、何が原因で、広告がどの指標を改善し、店頭で何が変わるのかが抜け落ちます。まず売上低下を来店者数、購買率、客単価に分け、どのレバーが落ちているかを仮説として置きます。欠品が原因なら、広告ではなく欠品率を下げる運用に踏み込むべきです。
施策を比べるときは、インパクトと実現可能性を同じ表で見ます。面接では「全部やります」と言うより、最優先を明確にし、次点を保留する判断の方が評価されます。
施策候補 | 効かせるレバー | インパクト | 実現可能性 | 判断 |
|---|---|---|---|---|
発注・補充の見直し | 欠品率、購買率 | 高い | 高い | 最優先 |
全面値下げ | 購買率 | 中程度 | 中程度 | 粗利悪化を踏まえ保留 |
大規模な改装 | 来店者数、購買率 | 高い | 低い | 原因確認後に検討 |
この表で大切なのは、評価を機械的に付けることではありません。「店舗スタッフの追加採用なしで始められる」「システム改修が必要で数か月かかる」といった実務上の制約を、判断理由として話すことです。施策後も、担当者、会議体、検証期間、拡大条件を置くと、実行と定着までの像が見えます。
原因、動かすレバー、施策、KPIを一直線につなげます。この線が切れなければ、面接官から「なぜその施策ですか」と問われても、自分の仮説を根拠付きで守れます。
分析は頭の中で完結させず、口頭で検証できる形に変える必要があります。CaseMatchのAI面接練習では、回答後に改善点を受け取れるため、施策の理由が飛んでいないかを一人でも確認できます。知識を増やすだけでなく、反論を受けて説明を補う訓練に使ってください。
1分で完了
その他の特徴的な傾向:
- 提案すること自体より、成果が出るまで伴走したいという一貫性が評価される
- 経験を披露するだけで終えず、判断に結び付けることが求められる
- 施策の名前ではなく、施策が動かす指標を答えられるかが見られる
中途入社者向けの対策法
ライズコンサルティングの中途採用におけるケース面接では、限られた時間で論点を選ぶ力と、実行と定着まで見据えて提案する力の両方が求められます。
事前準備の基本:ケースの型と解答フレーム
ケース面接は、ゴール確認、構造化、仮説設定、優先順位付け、原因分析、施策提案、KPI設計の順で進めると安定します。頭の中では順に考え、口頭では最優先の結論から伝えることがポイントです。
ゴールを定めて売上を事業構造に合わせて分解する

最初の一言で確認するのは、何をどこまで改善するかです。「売上向上」であれば、売上額か利益か、短期か中長期か、既存事業か新規事業を含むかをそろえます。問いを勝手に狭めず、回答可能な前提にしてから進めることで、後の施策とのずれを防げます。
数字が必要でも、問題固有の数値を知識として置く必要はありません。「近隣に競合が増えたなら来店者数」「夕方に売場が空いているなら購買率」という観察から、先に見るべき枝を決めます。仮定は「この条件なら」と明示し、統計値と混ぜないようにしましょう。
仮説を置いて優先論点を一つに決める
構造を作ったら、次に調べる論点を一つに絞ります。仮説は正解を当てる宣言ではなく、面接官から反論を受けたとき、優先した理由を説明し、根拠が弱ければ更新するためのものです。反論を受けて即座に同意するのでも、最初の案に固執するのでもなく、どの前提が崩れたのかを確認してください。
候補を三つ並べて終わらせないでください。インパクト、原因である可能性、検証しやすさ、企業が動かせるかの四点から一つを選び、他の論点は検算に回すと宣言します。
面接官が追加情報を必ず与えてくれるわけではありません。思考時間が足りない場合も、「現時点では購買率を主要因と考えます。理由は既存客の来店後行動を短期で変えられるためです」と話し始めれば、議論を前に進められます。
▼フレームワークの効果的な使い方を知る
原因から施策とKPIを導き優先順位を付ける
原因から欠品率というレバーを選び、補充時間の変更、販売予測の見直し、売場在庫の可視化と施策を続けます。KPIは欠品率と購買率を置き、粗利と廃棄率で副作用を確認します。提案の優先順位は、「早くできるから」だけで決めません。原因に直接効き、改善余地が大きく、既存の店舗運営で実行できる施策を優先します。大規模改装や新規出店は有力でも、原因との距離や投資負担が大きいなら次の選択肢です。
具体例で確認する:小売の売上向上
「既存の食品小売店の売上を半年で改善せよ」というお題を想定します。まず、売上改善の対象を既存店、期間を半年、目標を売上と粗利の改善と確認します。売上は来店者数×購買率×客単価に分解します。半年という期間では商圏人口や店舗数を大きく変えにくい一方、店内で購入をやめる理由は改善可能なので、購買率の低下を最優先仮説に置きます。
購買率の要因を、品ぞろえ、欠品、価格、売場導線、レジ待ちに分けます。このうち夕方の時間帯に主力商品が欠品しているなら、顧客は欲しい商品を買えず、ついで買いも失います。値下げで来店者を増やす案より、購買機会を取りこぼしている欠品を先に直す方が、粗利を守りやすく、原因にも直接効きます。

最終提案は次のようにまとめます。「最優先は夕方の主力商品の欠品改善です。購買率低下の主要因と考え、既存の発注・補充オペレーションで着手できるためです。まず時間帯別の販売実績から発注量と補充時刻を見直し、欠品率、購買率、粗利、廃棄率を四週間単位で追います。廃棄率が悪化する商品は発注量を戻し、効果が出たカテゴリから横展開します。」
面接官から「発注量を増やせば廃棄も増えるのでは」と問われたら、施策を撤回する必要はありません。まず、欠品している時間帯と商品を限定し、全商品の在庫を増やす案ではないと説明します。そのうえで、時間帯別の販売実績で発注を調整し、廃棄率が一定水準を超えたら量を戻すという検証設計を加えます。「価格が原因ではないか」という指摘には、価格も検算する論点として認めつつ、値下げは粗利を悪化させるため、欠品改善の効果を見た後に競合比較へ進むと答えられます。深掘りは正解を教える質問ではなく、仮説の弱い部分を試す質問です。
面接練習の方法(振り返り・実戦練習)

面接官との議論では、結論、理由、検証方法の順で話し、合理的な反論があれば前提を更新する姿勢を取ってください。考えた順に長く話すと、結局何を提案したいのかが伝わりません。
使いやすい型は、「最優先はAです。理由はBで、Cという指標で効果を確認します。DのリスクにはEで対応します」です。これなら、面接官がどこを深掘りしても、あなたのスタンスを起点に会話ができます。反論されたときは、最初に「ご指摘の通り、そのリスクはあります」と論点を受け止め、その後で自分の仮説がどこまで有効かを説明します。根拠が崩れたなら修正し、崩れていないなら限定条件を足して守る。この往復がケース面接の対話です。
一人で考えると、結論は出せても深掘りへの返答が弱いままになりがちです。CaseMatchのAI面接を使えば、時間内に話す緊張感の中で回答し、スコアと改善点から弱い論点を確認できます。回答を一度で完成させるのではなく、同じ型を別業界のお題で回し、仮説の置き方を体に覚えさせましょう。
1分で完了
実務経験をどう論理的に語るか
中途採用では、過去の業務経験をどう抽象化してケースに生かすかも重要です。
前職の経験 | 仮説の根拠にできる観点 |
|---|---|
営業経験者 | 顧客接点 |
IT経験者 | 実装負荷 |
事業会社の企画経験者 | 現場の運用制約 |
経験を披露するだけで終えず、「この制約があるため、この施策を優先する」と判断に結び付けましょう。特に中途候補者は、前職で培った専門性を起点に、現場と経営の間をどうつなぐかを説明する準備が必要です。未経験からコンサルタントを目指す場合も、顧客の困りごとを把握し、関係者を巻き込み、施策を定着させた経験は十分に材料になります。
志望動機、業務経験、ケース回答を別々に準備しないでください。自分の経験を使って実行上の制約を捉え、クライアントと成果まで伴走したいという軸にまとめれば、面接全体に一貫性が生まれます。
失敗しがちなパターンと注意点
ライズコンサルティングの中途ケース面接で避けるべきなのは、分析だけで終わることと、分析に根拠のない施策を後付けすることです。現場で実行される提案になっているかを、最後に必ず確認してください。
失敗パターン | よくあるNG例 | 改善策 |
|---|---|---|
分析とつながらない施策を並べる | 3Cや4Pを埋めた後、広告・値下げ・アプリ・新商品を並べるだけで、どれを最優先か言わない | 原因が欠品なら発注改善、原因がレジ待ちなら処理能力改善というように、施策を分析から出す |
結論を最後まで言わず分析過程を話し続ける | 完璧な答案を待って結論を後回しにする | 「現時点ではAを優先します。理由はBです」と早めに宣言し、計算や比較は聞かれてから補う |
▼評価される回答例を詳しく見る
まとめ|ライズコンサルティング中途のケース面接は「実行まで見通した提案力」がカギ
ライズコンサルティングの中途採用におけるケース面接では、答えの数を競うことよりも、クライアントの現場で意思決定を前に進めるための思考と伝え方が問われます。
中途候補者は特に、前職の経験を抽象化し、実行上の制約を判断に結び付けられるかで評価が分かれます。記事全体を通じて、次のようなポイントを押さえておくことが重要です。
チェック項目 | 押さえるべき内容 |
|---|---|
会社の支援スタイルの理解 | 実行現場に入り込んで成果につなげる姿勢を踏まえ、実行と定着まで見据えた提案をする |
ケース実施有無の確認 | 応募時または日程調整時に、形式・思考時間・準備物を確認する |
頻出テーマ | 売上向上型(小売・交通機関など)、市場規模推定型の構造化に慣れておく |
対話姿勢 | 反論を受け止めたうえで、根拠が崩れたなら修正し、崩れていなければ限定条件を足して守る |
経験の使い方 | 営業・IT・企画などの経験を、判断の根拠として使い、施策の優先理由に結び付ける |
ケース面接は、一朝一夕でマスターできるものではありません。しかし、論点を絞り、実行できる施策へ落とし込み、対話のなかで根拠を示すという基本の型を身につけることで、どんなテーマにも対応できる力が身についていきます。志望動機、業務経験、ケース回答を同じ一貫性でまとめれば、面接全体の説得力も高まります。
AI面接練習サービス「CaseMatch」を活用しながら、自分の思考を磨いていきましょう。
1分で完了
著者
畑中 翼
Senior Managerフジクラで研究開発・新規事業開発に従事した後、アクセンチュア、デロイト、イグニション・ポイント、ADLでコンサルティングを経験。現在はSenior Managerとして転職支援を担当。製造業・R&D領域に強みを持ち、QUNIE Award 2024優秀個人賞、外資就活ネクストAランクの実績を持つ。
監修者
山岡 直登
Director銀行法人営業、JAC Recruitment、パーソルキャリアでのRPO・企業人事を経て、フォルトナにてコンサル転職支援に従事。現在はCaseMatchのDirectorとして人材紹介を担当。ビズリーチSランク、新興系コンサルティングファーム年間Award 2025の実績を持つ。
面接練習で、選考を有利に進めよう。
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