
コンサル
2026/10/21
野村総合研究所の本選考は書類選考と面接に向けて準備する
応募から内定までの流れと各段階でやること
応募年度と締切をマイページで管理する
応募するキャリアフィールドに合わせて対策を変える
経営コンサルタントとAE・TEで志望理由の焦点を変える
文系やIT未経験者は学習の実例を準備する
ESは志望理由と経験を面接で説明できる形にする
なぜNRIかを仕事と自分の経験でつなぐ
ガクチカは判断と行動を深掘りできるように書く
面接はESの深掘りと志望理由の一貫性を練習する
経験への追加質問に結論と根拠で答える
最終段階では入社後に取り組みたいことと逆質問を具体化する
専門知識を吸収する力は学習のプロセスで伝える
未知の課題を理解して成果につなげた経験を選ぶ
RJPを使って入社後の仕事と自分の判断軸を照合する
仕事紹介と社員の話から期待と懸念を整理する
適性検査とケース・GDは案内に合わせて準備する
適性検査は形式と制限時間を確認して対策する
ケースとGDは課題の分解と議論の整理を練習する
インターン未参加でも本選考の準備を進める
参加経験に頼らず企業理解と応募準備を補う
まず応募条件を確認して志望理由を声に出す
今日やることは締切確認と経験の棚卸しと口頭練習
NRIの本選考に応募したいけれど、職種の違いやES・面接の準備で迷っていませんか。 この記事では、野村総合研究所の公式採用情報をもとに、応募手続きから志望理由の作り方、面接で経験を説明する練習まで、取り組む順番を整理します。 2027年卒の本選考情報と2028年卒向けのインターン情報を分けながら、これから応募する人にも使える準備方法を紹介します。
まず進めるのは、対象年度のマイページ登録、応募職種の確認、ESの作成、適性検査の準備です。 面接の案内を待つ間に、提出する経験と志望理由を口頭で説明できるようにしましょう。
2027年卒の公式フローは、書類選考、面接、内定の順です。 正式応募にはキャリアエントリーシートの提出と適性検査の受検の両方が必要で、シートはマイページの「Step Navi」から提出し、その後に適性検査を受けます。書類選考は、このシートと適性検査の結果に基づいて行われます。(出典:採用コンセプト|採用情報|野村総合研究所(NRI) 2027年新卒採用サイト)
段階 | 応募者が準備するもの | 確認する案内 |
|---|---|---|
応募前 | 対象年度、応募資格、希望職種の整理 | 年度別募集要項、マイページ |
正式応募 | キャリアエントリーシート、適性検査 | Step Navi、提出・受検期限 |
書類選考 | 提出内容の控え、口頭説明の材料 | Step Naviの結果通知 |
面接 | 志望理由、経験の深掘り、逆質問 | 日時、会場または接続方法、準備物 |
内定後 | 入社判断に必要な情報の整理 | 個別通知、回答期限、必要手続き |
「ESを提出したから応募完了」と思い込まないことが大切です。受検までを一つの手続きとして予定に入れ、終了後は応募画面の状態も確かめてください。提出期限ぎりぎりに文章を完成させるより、先に設問と必要項目を読み、受検に使う時間を確保するほうが着実に進められます。
2027年度入社向けFAQでは、面接は基本的に1対1で、対面およびオンライン形式と説明されています。キャリアフィールドによって形式が変わる場合があるため、自分に届いた案内を優先してください。(出典:よくある質問 - support-d.i-webs.jp)
準備は、設問・期限の確認→ESに使う事実の整理→ES作成・提出→適性検査の受検→口頭練習の順に進めるのを推します。受検準備はES作成と並行して始め、経験と志望理由が整理できたら、受検前でも口頭練習に取り組めます。面接回数やGDの有無を調べ続けるより、どの段階でも使う回答材料を作るほうが効率的です。一次・二次・最終という呼び方だけで質問を決めつけず、毎回、相手の問いに合わせて説明できる状態を目指しましょう。選考の結果は合否にかかわらず通知されるので、メールだけでなくマイページの通知も確認する習慣をつけてください。
提出締切と受検締切は分けて記録します。 管理する項目は、卒業年度、応募資格、希望職種、ES提出期限、適性検査の期限、面接日時の6つです。締切の時刻まで書き、前日に自分用の確認予定を入れましょう。
2028年卒向けサイトにあるインターンの募集時期を、本選考の応募日程として使うことはできません。対象年度の募集要項とマイページを開き、本選考の案内に記された期限を転記してください。(出典:野村総合研究所(NRI) 2028年新卒採用サイト)
▼提出・受検・面接の予定を一つにまとめたい人は、就活管理シートの設定方法を確認できます

志望理由は「NRIに入りたい」で止めず、どの仕事の、どんな課題に関わりたいかまで具体化します。企業研究と並行して、応募する仕事を選びましょう。
職種選びは、自分がどの領域の課題解決に最も関心を持つかで決めるのがおすすめです。 2027年卒の総合職では、経営コンサルタント、アプリケーションエンジニア、テクニカルエンジニア、セキュリティスペシャリスト、経理スペシャリストの5職種が募集されています。応募年度が異なる人は、その年度の職種一覧を確認してください。(出典:募集要項(総合職)|採用情報|野村総合研究所(NRI) 2027年新卒採用サイト)
以下は、公式の業務内容を踏まえた筆者の準備提案です。面接の形式や合格基準を職種別に示すものではありません。
職種 | 仕事の焦点 | 伝える経験の候補 | 企業研究で見る点 |
|---|---|---|---|
経営戦略コンサルタント | 経営・事業などの課題解決 | 調査、分析、課題の整理、提案 | 関心のあるテーマと支援内容 |
AE | 顧客業務に関わるシステムの企画・設計・開発 | 利用者の困り事を整理し改善した経験 | 対象業務、利用者、システムの役割 |
TE | IT基盤の設計・構築・運用など | 技術を学び、検証して改善した経験 | 基盤技術、品質、運用上の課題 |
セキュリティスペシャリスト | 情報セキュリティに関する専門業務 | リスクを調べ、対策を検討した経験 | 守る対象と専門性の身につけ方 |
経理スペシャリスト | 経理・財務などの専門業務 | 会計学習、正確性を高めた経験 | 担当業務と必要な専門知識 |
AEは業務領域、TEは技術領域に軸足を置く職種です。公式の仕事紹介では、どちらにも業務と技術の知識が不可欠で、キャリアの進路も一つに固定されないと説明しています。(出典:アプリケーションエンジニア/テクニカルエンジニア|仕事を知る|野村総合研究所(NRI)の新卒向け総合案内サイト)
たとえば、アルバイト先の予約管理を改善した経験でも、利用者の困り事を聞いて手順を設計した点に関心があるならAEの仕事と接続しやすくなります。一方、処理の安定性を確かめるために技術を調べ、検証を重ねた点が面白かったなら、TEへの関心を説明する材料になります。同じ経験を無理に別物にする必要はなく、自分が何に力を注いだかを見直してください。
迷ったときは、知名度や難易度ではなく「仕事紹介のどの動詞に惹かれたか」を書き出しましょう。分析したいのか、業務を設計したいのか、技術を検証したいのかが明確になると、職種を選んだ理由も自然にまとまります。
▼コンサルタントが扱う課題や仕事の種類を整理すると、経営コンサルタントを選ぶ理由を具体化しやすくなります
2027年卒総合職の募集要項は全学部・全学科を対象としています。 専攻だけで応募を諦めず、卒業時期などの条件を確認しましょう。(出典:募集要項(総合職)|採用情報|野村総合研究所(NRI) 2027年新卒採用サイト)
応募資格を満たすことと、仕事への準備ができていることは別です。IT未経験なら、入門教材で学んだ内容や小さな制作・検証の経験を用意してください。職種間の併願条件は、本選考のFAQと応募画面で確認します。
ESは文章の完成度だけでなく、追加質問に答えられるかで点検します。 自分の判断が見える文章にすると、書類と面接の準備を同時に進められます。
志望理由は「なぜその仕事か」「なぜNRIか」「なぜそのキャリアフィールドか」の順で考えます。 最初から企業の強みを並べると、自分がその会社で働く理由が抜けやすいためです。まず、どんな課題を解決したいのか、その関心が生まれた経験は何かを一組にしてください。
次に公式の仕事紹介を読み、自分が関わりたい業務を選びます。「コンサルとITの連携に魅力を感じた」だけでは、どの仕事を理解したのか伝わりません。顧客の業務を整理すること、システムを設計すること、基盤を支えることなど、関心のある仕事内容に落とし込みましょう。
以下は筆者作成の練習用の表現です。NRIの実際のES設問や内定者回答ではなく、読者自身の事実に置き換えて使ってください。
弱い表現 | 改善例 |
|---|---|
幅広い事業に魅力を感じました | 利用者の業務を理解し、課題に合うシステムを設計する仕事に関心があります |
成長できる環境を求めています | 未知の分野を調べて提案した経験を生かし、顧客業務の専門性を身につけたいです |
社会に貢献したいです | 予約管理の改善で利用者の負担が減った経験から、業務上の不便を仕組みで改善したいです |
改善例は「なぜその仕事か」の材料です。「なぜNRIか」へ進むには、比較する他社の募集職種も同じ観点で読み、自分が重視する担当業務を選び、その希望に合うNRIの具体的な仕事を示します。 比較するのは会社の優劣ではなく、顧客業務への関わり方、企画・設計・開発の担当範囲などです。
たとえば、NRIのAEは、金融・流通・産業などの顧客業務について、課題解決や新たな価値・ビジネス創造を目的とするシステムの企画・設計・開発を担います。これは公式募集要項で確認した事実です。(出典:募集要項(総合職)|採用情報|野村総合研究所(NRI) 2027年新卒採用サイト)
この事実に結びつける本人の判断の例は、「各社の職種を比較し、私は実装だけでなく、利用者の業務を理解して仕組みを企画・設計する仕事を重視すると分かりました。予約管理を改善した経験から、流通分野の業務課題に関心があり、その領域のシステムを企画・設計・開発するNRIのAEを志望します」です。比較で見えた希望と経験を、確認済みの業務に結びつけています。他社でも同様の業務を担えるなら、「NRIだけができる」とは書かず、対象業務や担当範囲をさらに確認して、自分が選ぶ理由を絞りましょう。比較結果や経験は、実際に確認した内容に置き換えてください。
企業の特徴を知っていることと、自分が働きたい理由を説明できることは別です。 確認した仕事内容に、自分の経験と取り組みたい課題を結びつけましょう。
文章ができたら、一文ごとに「根拠は何か」と問い直します。「課題解決が得意」と書くなら経験を、「その仕事に興味がある」と書くなら興味を持ったきっかけを答えられるようにしてください。結論を整えるために事実を後付けするのではなく、事実から結論を組み立てるのが基本です。
材料はそろっていても、声に出すと志望理由が長くなることがあります。書いた文章を短く説明する練習を挟みましょう。CaseMatchのAI面接練習では、AI面接官と対話しながら回答を口に出せます。まず一度答えてみて、文章では気づかなかった説明の詰まりを見つけてください。
ガクチカは成果の大きさより、自分の判断と行動が説明できる経験を選びます。 NRIの公式採用情報では、面接で提出書類の内容を深掘りし、会社とのマッチングを確認すると説明しています。(出典:採用コンセプト|採用情報|野村総合研究所(NRI) 2027年新卒採用サイト)
準備メモには、状況、課題、自分の判断、行動、結果、学びの順に書き出しましょう。「チームでイベントを成功させた」という経験なら、自分が担当した範囲と、他のメンバーの貢献を分けます。自分一人の成果に見せるより、相談や役割分担を含めて説明するほうが、行動の実像が伝わります。
特に確認したいのは次の3点です。
数値を覚えていなければ、記録に戻って確認します。記録がない部分を想像で埋めず、「参加者の感想で確認した」など、実際に使った判断材料を示してください。結果が目標に届かなかった経験も、原因を考えて修正した過程があれば準備の素材になります。
実際の設問と文字数は応募画面で確認し、提出前の文章を手元に保存しましょう。短い設問では省いた背景も、面接用のメモには残しておくと追加質問に対応できます。完成したESを読み上げるだけでなく、経験を知らない相手に説明して、意味が通じるかを確かめてください。
経験と希望職種のつながりがまだ曖昧なら、文章を磨く前に材料を整理しましょう。CaseMatchのAIキャリアエージェントで、就活で使う経験と志望理由のつながりを相談できます。


長い回答の暗記より、追加質問に答える練習を優先します。 ESの内容を理解したうえで、質問に合わせて説明する範囲を変えられることが大切です。
面接練習では、結論、根拠となる事実、その判断をした理由の順で答えます。 たとえば「なぜその施策を選んだのですか」と聞かれたら、活動の最初から話すのではなく、「参加者が申し込みを途中でやめていたため、手順の簡素化を優先しました」と選択理由を先に置きましょう。
自分の経験に対して、次の質問を使って練習してください。いずれも筆者作成の練習質問で、NRIの過去出題や必出質問ではありません。
回答を作るときは、主張と事実を分けておきます。「チームをまとめた」は主張で、「メンバーごとの懸念を聞き、共通の目的を整理して提案を修正した」は事実です。主張だけで答えると追加質問で止まりやすくなりますが、具体的な行動が整理できていれば、聞かれた点に絞って説明できます。
追加質問は、準備した原稿を再生する場面ではありません。 何を問われたかを捉え、必要な事実と判断を選んで答えましょう。
練習相手には、回答の途中で「それはあなたの担当ですか」「その根拠は何ですか」と質問してもらうのがおすすめです。答えられなかった箇所は、言い回しではなく材料の不足として記録します。事実を思い出す必要があるのか、行動を選んだ理由が整理できていないのかで、次の準備が変わります。
対面でもオンラインでも、質問を最後まで聞き、一呼吸おいてから答えます。意味が曖昧なら「判断した理由についてのご質問でしょうか」と確認し、違う話を続けないようにしましょう。オンラインは音声と接続、対面は移動時間と受付場所を事前に確認し、回答以外の負担を減らしてください。
独学だと、説明が通じるかを自分だけで判断しがちです。回答のどこを直すか、外からの評価を使って絞りましょう。CaseMatchのAI面接練習では、回答の採点とフィードバックを受けられます。一度にすべてを変えず、指摘された改善点を一つ選んで次の回答に反映してください。
▼結論の置き方や深掘りへの答え方をまとめて練習したい人は、面接対策の基本手順を確認してください
選考が進んだら、志望理由と入社後に学びたい専門性がつながっているかを確認します。 AEを希望しながら、話す内容が技術への関心だけになっていないか。経営コンサルタントを希望しながら、関わりたい課題を一つも挙げられない状態になっていないか。こうしたずれを、仕事紹介に戻って修正してください。
逆質問は、入社判断に必要な情報を得るために作ります。「成長できますか」と広く聞くより、「若手が顧客業務の理解を深める際、どのような学習やレビューの機会がありますか」と聞くほうが、知りたい点を伝えられます。担当範囲、案件への関わり方、専門性を身につける過程などから、自分がまだ理解できていない項目を選びましょう。
質問の前には「仕事紹介で○○の業務を知り、△△に関心を持ちました」と短く背景を添えます。調べた内容を長く披露する必要はありません。公式ページに答えがある質問は先に調べ、社員の経験や仕事の進め方を聞く問いを残してください。
志望理由を合わせるために、自分の希望を消す必要もありません。挑戦したい仕事と、働くうえで大切にしたいことの両方を整理します。配属について希望することがあるなら、制度や決定の進め方を尋ね、自分の理解を確かめましょう。最終段階の面接形式や通過率を想像するより、入社を選ぶ理由を自分の言葉にする準備が役立ちます。
すでに知っていることに加えて、知らないことをどう学ぶかも準備します。 資格名だけを列挙するより、知識を吸収して使った場面があるほうが、学び方を説明しやすくなります。
学習の経験は、知識不足の発見、調査や相談、試行、修正の順で整理してください。 SPI提供企業の公式導入事例に掲載されたNRI側の説明では、専門知識を吸収する能力や、チームで働くためのコミュニケーション能力を、書類選考や面接で確認するとしています。(出典:SPIの導入事例|野村総合研究所(NRI)|リクルートマネジメントソリューションズ)
研究、授業、アルバイト、課外活動から、最初は理解できなかったことを一つ選びます。例として、新しい分析方法を使う必要が生まれ、入門書で概要を学び、指導者に相談し、試した結果を見て条件を修正した経験が考えられます。大切なのは「独力で全部できた」と見せることではなく、必要な情報や助言をどう得たかです。
筆者が勧める点検項目は次の3つです。
専門知識の量だけでなく、吸収して応用する方法を伝えましょう。 何を調べ、どう試し、どこを修正したかが、学習の過程を具体的にします。
学んだ経験を面接で説明するときは、専門用語を使わずに概要を伝える練習もします。相手がそのテーマを知らなくても、課題、学び方、結果が分かる説明にしてください。現在学習中の内容なら、完成した成果に見せず、どこまで理解し、次に何を試す予定かを話しましょう。学習計画を実際の行動と結びつけると、志望理由にも根拠が生まれます。

企業研究は、好印象の材料を集めるだけでなく、自分がその仕事を選べるかを確かめる作業です。 良い点と追加で知りたい点をセットで残しましょう。
RJPの考え方を使い、仕事の実像と自分の希望を照合します。 RJPはRealistic Job Previewの略で、現実に即した企業や仕事の情報を伝え、応募者が実像を理解するための手法です。NRIのSPI導入事例では、ホームページやセミナーなどを通じて仕事を伝え、採用時のミスマッチを減らす考え方が紹介されています。(出典:SPIの導入事例|野村総合研究所(NRI)|リクルートマネジメントソリューションズ)
仕事紹介を読んだら、次の三つに分けてメモしてください。
「幅広い案件に関わりたい」と考えているなら、興味のある業務を具体的に選び、若手がどのように担当するのかを質問にします。仕事の魅力を語る文章を集めるだけでは、その魅力が自分にも当てはまるかは決まりません。仕事の進め方まで知り、期待している点を確かめましょう。
社員の発言は、その人の経験として受け止めます。一人の担当案件を全社員の仕事と見なしたり、発言を固定の面接質問に変換したりするのは避けてください。制度の説明と個人の経験を分けて読めば、逆質問も作りやすくなります。懸念が出た場合は、すぐに志望を取り下げるのではなく、何を確認すれば判断できるかまで言葉にしましょう。
▼シンクタンクの仕事を業界全体の中で捉えると、NRIで関わりたい領域を整理しやすくなります
仕事の魅力と自分の希望を並べても、優先順位がつかないときは対話で整理すると進めやすくなります。CaseMatchのAIキャリアエージェントで、関心のある職種と大切にしたい判断軸を相談してみましょう。

適性検査は受検案内、ケース・GDは自分の選考案内を基準に準備します。 体験談の一つのルートを、全職種共通の必須段階として扱わないことが大切です。
形式・期限・動作環境を確認し、苦手分野と時間配分を練習します。 SPIの利用を紹介する公式導入事例はありますが、自分が受ける方式は受検案内を優先してください。(出典:SPIの導入事例|野村総合研究所(NRI)|リクルートマネジメントソリューションズ)
ケースは課題の分解、GDは議論を前に進める練習を中心にします。 実施の有無や形式は、応募職種・年度に対応する選考案内やマイページで確認してください。FAQの「基本1対1」は面接形式についての説明であり、別段階でケースやGDが実施されるかどうかの根拠にはなりません。
自主練習には「小売店の売上を伸ばす」というテーマが使えます。以下は筆者作成の練習例で、NRIの実出題や公式の模範解答ではありません。考える順番をそろえて、説明の筋道を練習するために使ってください。
1. 対象店舗、目標、期間、使える資源を確認する 2. 売上を客数と客単価に分ける 3. どこに課題があるか仮説を置く 4. 施策の効果、実行しやすさ、必要な負担を比べる 5. 優先する施策と、確かめたい情報を説明する
たとえば、近隣住民向けの小売店で、3か月以内に売上を改善し、既存の顧客連絡ツールを使えると仮定します。練習用の情報として、前年同期と比べて新規購入客数と客単価は変わらず、既存客の購入回数が減り、顧客への聞き取りでは「欲しい商品の入荷時期が分からない」という声が多かったと置きます。これは実店舗のデータではありません。この条件なら、新規客の不足より、既存客の購入頻度低下を優先課題と考えられます。
施策は、案内に同意した既存客へ、希望商品の入荷通知を送ることです。新規広告と比べると、購入経験と関心がある顧客に届き、既存ツールで短期間に試せる利点があります。新規広告にも集客効果は期待できますが、この前提では新規客数は減っておらず、広告で獲得した客が継続購入するかも不確かです。まず入荷通知を小規模に試し、通知後の購入率と購入回数で効果を確かめると結論づけます。改善が小さければ商品の魅力や価格など別の原因を調べ、新規広告も再検討しましょう。
施策の数より、課題と施策のつながりを説明することを優先してください。 仮説を置いた根拠と、優先順位の判断が伝わる回答を目指します。
フレームワークを使う場合も、名前の暗記で止めないことが重要です。客数の不足を調べるために顧客や競合を見るなど、解きたい問いに合う道具を選びます。
▼課題に合う枠組みを選ぶ練習には、フレームワークの用途と使い方が役立ちます
同じテーマを複数人で話すなら、最初に目的と時間配分を合わせ、客数と客単価のどちらを検討しているかを整理します。意見が分かれたときは、発言者の強さではなく、効果と実行可能性など共通の基準で比べましょう。司会の役を取ることより、論点のずれを戻し、他の人の根拠を引き出す行動を推します。
▼GDの役割分担や時間配分を深掘りしたい人は、議論の進め方を確認してから複数人で試してください
解き方を読んでも、自分の説明が筋道立っているかは実践しないと判断しにくいものです。同じ課題を口頭で説明し、改善点を見つけましょう。CaseMatchでは、AI面接官と対話しながら売上向上ケースを練習できます。一般的な論点整理の練習として使い、次の回答では優先順位の説明を見直してください。
ここで紹介した分解の方法を試すなら、CaseMatchの「小売の売り上げ向上」に取り組めます。アビームコンサルティングの企業名が付いた一般練習用のお題であり、NRIの出題を再現するものではありません。
AI採点つき
インターン参加歴を気にして準備を止めず、対象年度の応募条件を確認して進めましょう。 企業理解は、公開されている仕事紹介やイベントからも補えます。
まず区別したいのは、セミナー参加とインターン参加です。 2027年卒の公式採用FAQでは、セミナーは情報提供を目的としており、出席の有無は選考に関係しないと説明しています。この説明を、インターンの本選考優遇の有無へそのまま広げることはできません。(出典:採用FAQ|野村総合研究所(NRI) 2027年新卒採用サイト)
インターン参加後に早期案内や選考免除の通知を受けた人は、その通知に書かれた条件を確認します。他の参加者の体験を、自分にも適用される条件として使わないようにしてください。未参加者は、対象年度の募集要項と応募画面を確かめたうえで、ESと口頭説明の準備を進めましょう。
企業理解を補うときは、仕事紹介を一つ読み、仕事内容、必要な学習、自分が関心を持つ点をメモします。そのうえで公開イベントなどを活用し、まだ理解できていない点を質問に変えてください。経験したことのない職場を無理に知っているように語るより、調べて理解した範囲と、追加で知りたいことを分けるほうが誠実です。
2028年卒のインターンFAQでは、過去に応募して選外となった人の再応募について説明がありますが、これはインターンへの応募条件です。本選考の応募可否や優遇条件とは分けて読みましょう。(出典:イベント・インターンFAQ|野村総合研究所(NRI) 2028年新卒採用サイト)
▼インターンにも応募する人は、本選考とは分けてコースや準備内容を整理してください
最初の一歩は、応募できる条件と締切を確認し、志望職種につながる経験を一つ選ぶことです。 企業情報を集め続ける段階から、自分の考えを説明する段階へ進みましょう。
今日の準備は次の順番で進めてください。
経験と職種のつながりを言葉にしにくいときは、CaseMatchのAIキャリアエージェントで材料を整理できます。応募前に一度、使いたい経験と取り組みたい仕事を相談してみましょう。

著者
フジクラで研究開発・新規事業開発に従事した後、アクセンチュア、デロイト、イグニション・ポイント、ADLでコンサルティングを経験。現在はSenior Managerとして転職支援を担当。製造業・R&D領域に強みを持ち、QUNIE Award 2024優秀個人賞、外資就活ネクストAランクの実績を持つ。
監修者
銀行法人営業、JAC Recruitment、パーソルキャリアでのRPO・企業人事を経て、フォルトナにてコンサル転職支援に従事。現在はCaseMatchのDirectorとして人材紹介を担当。ビズリーチSランク、新興系コンサルティングファーム年間Award 2025の実績を持つ。
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