
IT・通信体験談
2026/06/03
CTCのAIケース面接とは?|出題傾向と攻略法を徹底解説
目次
本記事では、コンサル内定者・選考通過者の情報をもとに、CTC(伊藤忠テクノソリューションズ)のAIケース面接で実際に出題された問題を取り上げ、評価ポイントと解き方をわかりやすく解説します。「AIケース面接って何を見られているの?」「どう対策すればいいの?」と不安な方は、ぜひ最後までご覧ください。
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今回の出題問題
9月に出題が確認されたお題は、「あるITサービス企業の有給休暇取得率を10%向上させる施策を提案せよ」というものでした。
企業設定は、従業員数500名・東京本社で全国支社あり・平均年齢38歳。現在の有給取得率は50%で、目標は60%(+10%)。過去3年間横ばいという状況です。申請方法はオンラインで整っているにもかかわらず取得率が伸びていない、という点が問題の肝になっています。
このケースには「働き方改革」「組織制度改善」「マネジメント課題」など複合的な論点が含まれており、一言では片付けられない深みがあります。

AIが見ている評価ポイント
CTCのAIケース面接では、単なる"正解"ではなく、思考プロセスそのものが評価されます。主に次の5つの観点が重視されています。
論理的思考力
前提条件を正しく整理できているか、結論までの因果関係が明確か、話の飛躍がないか、という点が見られます。「なんとなくそう思う」ではなく、なぜそう言えるのかを筋道立てて説明できるかどうかです。
構造化力
問題をMECEに分解し、フレームワークを適切に活用できているかが問われます。話の全体像が見えているかどうか、という点でもあります。
多角的視点
個人・組織・制度など、複数の視点から問題を捉えられているかが評価されます。短期施策と中長期施策のバランスも見られるポイントです。
批判的思考
提案した施策のリスクや副作用に自ら言及できているか、また前提を疑う姿勢があるかどうかも重要です。「この施策を打てば必ず解決する」と断言するだけでは評価されません。
実行可能性
現実的に実行できる施策かどうか、コストや運用面も考慮されているかが問われます。理想論ではなく、実際に企業で動く施策として成立しているかが大切です。
内定者・通過者の共通点として、「結論を急がず、最初に構造を作ってから話している」という点が挙げられます。AIは答えの正しさだけでなく、話し方の構造も評価しています。
模範的な解き方ステップ(内定者執筆)

Step 1:目的と現状の整理
まず最初にやるべきことは、ゴールと現状の明確化です。現在の取得率は50%で、目標は60%(+10%)、対象は500名。数字を押さえることで、「なぜ取れていないのか?」という深堀りへの土台ができます。現状と理想のギャップを正しく把握することが、問題解決の第一歩です。
Step 2:取得率が低い要因の分解
取得率が伸びない理由は、大きく「個人要因」「組織・マネジメント要因」「制度・仕組み要因」の3つに分けられます。個人要因としては、忙しくて休めない・休みにくい心理・評価が下がる不安などが挙げられます。組織要因では、上司が休まない・業務の属人化といった問題が根深く絡んでいます。制度面では、申請が面倒・取得状況が可視化されていない・代替要員がいないといった構造的な障壁があります。
このように「個人・組織・制度」で整理することで、論理性が高まり、抜け漏れのない分析ができます。
Step 3:施策立案
分解した要因ごとに打ち手を考えます。個人向けには、計画的取得の義務化・有給取得推奨週間の設定・上司との面談での取得計画作成などが有効です。組織向けには、管理職評価への取得率反映・部署別ランキングの公開・管理職向け研修などが考えられます。制度面では、ワンクリック申請・取得状況ダッシュボード・業務マニュアルの整備が効果的です。
重要なのは「1つで終わらせず、複数レイヤーで施策を打つ」という発想です。単一施策では根本的な解決にはなりません。
Step 4:優先順位とインパクト整理
すべての施策を同時に実施するのは現実的ではありません。「インパクト」と「実行難易度」の2軸で整理し、まず低コスト・高効果の施策から着手するという視点を示すことが評価されます。たとえば管理職評価への連動は影響力が大きく中程度の難易度、申請の簡素化はインパクト中・難易度低、人員増強はインパクト高・難易度高というように整理できます。
Step 5:結論まとめ
最後は必ず簡潔にまとめます。「有給取得率向上のためには、①管理職評価への反映、②申請フロー簡素化、③取得計画の義務化を軸に、段階的に施策を実施することが有効です。これにより心理的・制度的・業務的な障壁を同時に解消し、+10%の達成を目指します」のように、話を締めることが非常に重要です。
通過者が意識している3つのコツ
内定者・通過者へのヒアリングから見えてきた共通点を紹介します。

焦って話さない
最初の30秒〜1分は整理に使う、という意識が大切です。沈黙を恐れて話し始めると、構造のない回答になりがちです。まず頭の中で整理してから話し出すことで、全体の質が上がります。
型を使う
「現状→要因→施策→優先順位→結論」というフローを意識して話すことで、聞き手(AI)が評価しやすくなります。型はあくまでツールですが、初めての方ほど意識して使うことが有効です。
声に出して構造を示す
「3つに分けて考えます」「大きく2つの観点からお話しします」といったように、分け方を明示することが重要です。AIは構造的に話しているかどうかを評価するため、頭の中だけで整理するのではなく、言葉として出すことが求められます。
まとめ
CTCのAIケース面接で最も重要なのは、正解探しではなく思考プロセスそのものです。結論よりも構造、スピードよりも整理——この優先順位を意識するだけで、通過率は大きく変わります。
今後も実際の出題事例をもとにした解説記事を順次公開していきますので、ぜひ活用してください。
※本記事は実際の受験者・内定者のヒアリングをもとに構成しています。出題内容・形式は変更される場合があります。
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CaseMatch編集部は、就活・転職における面接対策やキャリア選択に役立つ情報を発信する編集チームです。AI面接練習サービス「CaseMatch」の運営で得た知見や、企業選考・ケース面接・自己分析に関する実践的なノウハウをもとに、候補者が納得感を持って選考に臨めるコンテンツをお届けします。
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