
第二新卒
2026/10/21
第二新卒でも未経験からコンサルに応募できる
第二新卒枠と通常の中途採用枠を分けて探す
応募できるかは学歴・経験年数・職種要件で判断する
第二新卒が確認したいコンサル各社の採用窓口
アクセンチュア・デロイト・PwC関連の募集を比較する
応募条件が異なるときは最新の募集要項を確認する
会社名より初期業務から応募職種を選ぶ
課題整理・業務改革・システム構築のどこに関わりたいかを決める
研修後に任される仕事を採用面談で聞く
今応募するか現職で経験を積むかを決める
応募条件と語れる実績がそろったら在職中に動く
職務経歴書と志望動機は現職の経験から組み立てる
短い職歴でも課題・行動・結果を具体的に書く
転職理由からその会社・職種を選ぶ理由までつなげる
書類選考後は人物面接とケース面接を分けて準備する
人物面接は退職理由・実績・志望動機の一貫性を確かめる
ケース面接は前提確認から結論まで声に出して練習する
内定承諾前に研修・配属と労働条件を照合する
年収だけでなく初期業務・勤務地・変更範囲を見る
研修制度と希望配属の確約は分けて確認する
まず応募条件を確認し経験を一つ書き出す
募集要項・経験の棚卸し・面接練習の順で進める
社会人経験が短くてもコンサルへ転職できるのか、どの募集に応募すればよいのか、迷いますよね。 第二新卒・未経験者に門戸を開く募集はあります。応募条件の見方から職種選び、書類・面接の準備、内定承諾前の確認まで、進める順番に解説します。
未経験から応募できる募集はあります。まず会社名ではなく、応募枠と職種の必須条件を照合しましょう。
最初に第二新卒・未経験者向けの専用募集を探し、その後に通常の中途採用へ候補を広げる方法をおすすめします。専用枠は社会人経験が短い人を対象にしているため、経験者向け求人と同じ条件で考える必要がありません。
アクセンチュアは、未経験からコンサルタントやエンジニアを目指す第二新卒向けの採用ページを設けています。Strategy&も、一定の実務経験を積んだ人について、第二新卒を含めた中途採用を通年で行っています。(出典:第二新卒 採用情報 | アクセンチュア - Accenture)(出典:中途採用 | PwC's Strategy& Japan)
ここで区別したいのは、コンサル業界の経験がないことと、仕事の経験そのものがないことです。コンサル未経験であっても、顧客の要望を整理した経験や業務の手順を改善した経験は応募書類の材料になります。一方、実務経験を求める募集に、社会人経験を問わない新卒採用と同じ感覚で応募するのは避けましょう。
第二新卒を、業界共通で「大学卒業後3年以内」と固定する必要はありません。採用枠によって対象となる経験年数や学歴が違うので、自分が第二新卒を名乗れるかより、応募日時点で条件を満たすかを調べるほうが確実です。新卒枠への応募を考える場合も、既卒者や就業経験者を受け付けるかを、その募集で確認してください。
通常の中途採用では、自分の現職に近い業界・業務を扱う求人から探すと、経験との接点を見つけやすくなります。営業経験なら顧客接点や営業プロセス、事務経験なら業務運用や情報管理、エンジニア経験なら要件整理や開発工程など、担当してきた仕事を検索の手掛かりにします。
応募可能であることと、内定しやすいことは別です。入口があると分かったら、現職で何を学び、どのように仕事を改善したかを一つ説明できる状態にしましょう。
「未経験歓迎」を見つけたら、まず応募資格、仕事内容、入社後の育成の順に読みます。研修を受けたいという希望だけでなく、研修で学んだことをどんな業務に生かしたいのかまで考えると、応募後の志望動機にもつながります。
▼第二新卒以外の入口も確認したい場合は、未経験者向けの採用ルート全体から自分に合う枠を探せます
応募の判断は必須条件を先に、歓迎条件を後に確認します。歓迎条件にある英語力や資格を持っていないだけで、候補から外す必要はありません。反対に、必須の実務経験が足りない求人は、志望意欲だけで条件を満たせると考えず、別の募集枠を探しましょう。
確認項目 | 募集要項で見る欄 | 条件を満たさない場合の行動 |
|---|---|---|
社会人経験 | 対象となる経験年数、算定時点 | 別の応募枠を探すか、応募可能になる時期を確認する |
学歴 | 大学・大学院・高専などの応募資格 | 学歴条件の異なる求人を探す |
専門経験 | 必須経験、必要な担当業務 | 未経験向け募集や現職経験に近い職種へ切り替える |
語学・資格 | 必須条件と歓迎条件 | 必須なら取得・学習計画を立て、歓迎ならほかの強みを整理する |
受付状況 | 募集期間、応募受付、入社時期 | 現在応募できる求人や次回の案内を確認する |
表を使うときは、各求人について「満たす」「確認が必要」「満たさない」の三つに分けてメモしてください。学歴条件を満たしていても、それだけで合否を予測することはできません。次に、求める業務をどの程度理解し、経験を説明できるかに準備を移します。
英語についても、全社で一律に必要・不要と決めないことが大切です。Strategy&のFAQは、多くの場合、選考時には英語能力を要求しないと説明していますが、仕事で英語を使う場合にも触れています。応募先の職務に語学要件があるなら、その条件を優先してください。(出典:よくある質問 | PwC's Strategy& Japan)
必須と歓迎の区別が曖昧なときは、条件を自己判断で緩めず、採用窓口に「この経験で対象になるか」を具体的に質問します。入社年月、担当業務、経験期間を添えれば、確認したい点が伝わります。
専用枠がある会社を起点に、経験との接点がある個別求人を探しましょう。会社ごとの違いは、順位ではなく応募の入口で整理できます。
第二新卒の専用募集、グループ共通の採用案内、個別職種の募集は分けて読みます。「この会社は未経験でも応募できる」という説明を、その会社のすべての職種に当てはめないことが重要です。
企業・採用組織 | 公式に確認できる応募の入口 | 応募条件・募集職種の見方 | 給与条件の確認先 | 次に確認するもの |
|---|---|---|---|---|
アクセンチュア | 第二新卒向け専用募集 | 対象経験年数、学歴、コンサルタント・エンジニアの職務を照合 | マイページの募集要項、条件提示 | 専用ページから案内される詳細条件 |
デロイト | グループのキャリア採用、コンサルティングの採用窓口 | グループFAQと希望職種の必須条件を分ける | 個別求人、条件提示 | 応募する組織・職種の募集要項 |
PwCコンサルティング | キャリア採用サイト | 募集職種一覧から必要な業務経験を確認 | 個別求人、条件提示 | 中途採用募集要項と職種別求人 |
Strategy& | 第二新卒を含む通年の中途採用 | 学歴、実務経験、再応募条件を確認 | 募集案内、条件提示 | 中途採用の応募資格・選考案内 |
アクセンチュアの第二新卒専用ページでは、応募日時点で社会人経験が4カ月以上~5年未満の大学・大学院卒業者を対象としています。インターン経験は含めず、詳細はマイページで確認する案内です。職種や学歴の詳細条件もそこで照合します。(出典:第二新卒 採用情報 | アクセンチュア - Accenture)
デロイトのグループ共通FAQは、異業種・未経験でも応募可能と説明しています。コンサルティング領域には別の採用窓口があるので、FAQで入口を確認した後に、応募する職種の実務経験要件を読んでください。(出典:デロイト トーマツ グループ キャリア採用情報 - Deloitte)(出典:合同会社デロイト トーマツ/コンサルティング 採用情報)
PwCコンサルティングは、キャリア採用サイトから部門紹介と募集要項を確認できます。まず希望業務に近い部門を選び、募集職種一覧の条件と自分の経験を突き合わせましょう。(出典:キャリア採用(PwCコンサルティング合同会社) | PwC Japanグループ)
Strategy&は一定の実務経験を求め、直近2年以内に同社の中途選考を受けた人を応募対象から除いています。過去のセミナー参加資格を現在の応募条件へ転用せず、採用ページの資格を使って判断します。(出典:中途採用 | PwC's Strategy& Japan)
会社名を並べるより、応募できる求人を具体的に残すことが先です。各社について職種名と必須条件を一つのメモにまとめると、準備する経験や質問が明確になります。
▼応募先を広げるなら、アビームについても第二新卒の応募条件と募集枠を個別に照合してみましょう
公式ページ同士で条件が違う場合は、現行の募集要項と採用窓口で応募資格を確かめます。アクセンチュアは採用案内によって対象経験年数の表記が異なるため、特に経験年数が上限付近なら、専用ページだけで判断せずマイページで詳細を確認してください。
問い合わせでは、入社年月と応募予定日を伝え、「どの枠で応募できるか」を聞きます。休職期間や雇用形態の扱いが判断に影響しそうなら、その点も添えましょう。募集停止、応募締切、入社可能時期を合わせて確認しておけば、書類を作った後に応募できないと気づく事態を避けられます。
迷うなら、現職で説明できる強みと、入社後に取り組みたい業務が重なる求人を優先してください。戦略・総合・ITという分類だけでは、実際に任される仕事までは見えません。
アクセンチュアの第二新卒募集では、ビジネスコンサルタントは企業・公的機関の課題に対して改革の道筋を描き、技術も活用しながら推進・実行する職種です。ソリューション・エンジニアは、IT戦略や全体構想をシステム仕様へ落とし込み、技術を組み合わせてシステムを構築する職種として案内されています。(出典:第二新卒 採用情報 | アクセンチュア - Accenture)
同じ会社でも、課題の整理を中心にしたいのか、業務の変え方を考えたいのか、技術で仕組みを実現したいのかで候補は変わります。職種名が同じでも他社で意味が一致するとは限らないため、求人の仕事内容と期待する成果まで読みましょう。
▼会社の分類と仕事内容の関係をつかむと、求人票の職種名だけで選ぶ失敗を減らせます
現職の経験を職種名に結び付けにくいときは、実際にした行動まで分ける必要があります。相手への聞き取り、情報整理、関係者調整のように、仕事を小さな単位にしてみましょう。CaseMatchのAIキャリアエージェントでは、経歴を対話で整理し、応募職種を考える材料にできます。求人票を用意して、自分の経験との接点を言葉にしてみてください。

採用面談では、研修の有無より、研修後の仕事まで聞きましょう。「入社半年で期待される成果は何ですか」「最初の業務ではどんな資料や成果物を作りますか」「必要な技術は入社前にどこまで学ぶべきですか」と聞くと、働く姿を具体化できます。
アクセンチュアは共通研修、テクノロジー基礎研修、領域別研修を紹介していますが、内容や日数は入社時期によって変わる可能性があります。研修の充実を希望案件への配属保証とは解釈せず、初期業務の決まり方も確認してください。(出典:人材育成担当が語る、新卒・第二新卒入社者の活躍を支えるアクセンチュアの研修制度とは |アクセンチュア)
希望業務が見えてきたら、現職の経験と照合して応募候補を絞りましょう。CaseMatchのAIキャリアエージェントで、経歴をもとに職種選びの材料を整理できます。

必須条件を満たし、自分の行動と結果を一つ説明できるなら、在職中に応募準備を進めることをおすすめします。年齢や第二新卒の枠だけを気にして、先に退職する必要はありません。
実績は、大型案件や表彰に限りません。顧客からの問い合わせが重なったときに分類方法を変えた、引き継ぎ漏れを防ぐ一覧を作った、チームで認識がずれないよう確認手順を整えた、といった仕事も材料になります。大切なのは、課題に気づいた経緯、自分が選んだ行動、変化した点を説明できることです。
一方、必須の経験年数に届いていないなら、応募対象を変えるか、条件に届く時期から準備を逆算しましょう。現職に残る場合は、ただ時間を過ごすのではなく「改善提案を実行する」「担当業務の結果を記録する」など、応募時に説明したい経験を決めておきます。
短期離職や複数回の転職がある場合も、事実は隠さず、今回の職種選択とつなげます。「現職で分かったこと」「自分で改善しようとしたこと」「次に長く取り組みたい業務」を整理すると、職場を変えたいという希望だけで終わらない説明になります。
準備期間は、応募締切、選考日程、現在の書類・面接の準備状況から決めます。まず募集要項を調べ、職務経歴書を作り、その内容で面接練習をしてみると、応募前に補うべき点が見えます。仕事と並行しにくい場合は、応募数を絞り、一社ずつ求人理解を深めるほうが準備の質を保てます。
▼大手への応募を考える場合は、短い職歴をどう評価につなげるかという共通の準備も確認しましょう
応募時期を決めるには、今ある経験と、これから積みたい経験を分けると整理しやすくなります。CaseMatchのAIキャリアエージェントで、経歴を棚卸しし、転職理由を言語化する材料をまとめてみましょう。

職務経歴書は、職務概要と担当範囲を示したうえで、課題・自分の行動・結果をセットで書きます。職歴が短いからといって担当業務の一覧だけで終えると、仕事で何を考えたかが伝わりません。
以下は書き方を示すための架空の例です。数字、担当範囲、成果は本人の事実に置き換え、行っていない改善を自分の実績として使わないでください。
経験の種類 | 伝わりにくい記述 | 課題・行動・結果が分かる記述 |
|---|---|---|
営業 | 法人営業を担当 | 商談後の情報共有漏れに対し、確認項目と共有手順を整理。担当チームで対応状況を把握できる形にした |
事務 | 受発注の入力を担当 | 入力ミスが発生する箇所を分類し、確認順序を見直した。担当業務のチェック手順として引き継いだ |
エンジニア | システム開発に従事 | 仕様認識のずれによる手戻りに対し、不明点を一覧化して事前確認。担当機能の合意内容を文書に残した |
表のように整理する際は、成果の大小より、自分がどこで判断したかを掘り下げます。営業なら、どんな情報を集め、顧客や社内の認識をどうそろえたのか。事務なら、どの作業を観察して問題を見つけたのか。エンジニアなら、仕様や制約をどう整理したのかを、応募職種の業務と結び付けます。
▼経験の言い換えに迷ったら、コンサルで求められる能力と自分の行動を照合してください
数字を使える場合は、対象期間、比較対象、集計方法まで説明できる数字を選びます。改善前後の比較が難しいなら、手順を統一した、対象部署を広げた、担当範囲を引き継いだなど、変わった内容を具体化してください。チーム全体の成果を書く場合は、「その中で自分が担当したこと」を必ず分けます。
短い職歴でも、自分の判断と行動が具体的なら説明の材料になります。大きな成果を無理に作るより、実際にした仕事を、他人が理解できる粒度へ整理しましょう。
経歴を箇条書きにできても、応募書類として文章にする段階で止まることがあります。まず事実を整理してから、読み手が追いやすい順番にまとめましょう。CaseMatchの職務経歴書作成支援では、チャットで経歴を整理しながら書類を作成できます。生成した内容は自分の実績と照合し、担当範囲や数字を確認してから提出してください。
書き終えたら、面接で聞かれそうな「なぜその方法を選んだのか」「うまくいかなかった点は何か」もメモしておくと、書類と回答がつながります。顧客名や社内の機密情報は、そのまま出さず、業界や規模に置き換えて説明します。
志望動機は、現職経験、取り組みたい課題、コンサル職を選ぶ理由、応募先の職務との接点の順で組み立てます。「成長したい」だけでは、ほかの仕事ではなくその募集を選ぶ理由が残りません。
例えば、現職で顧客の課題を聞くなかで、商品提案だけでは解決できない業務上の問題に気づいたとします。この場合は、どんな課題を見たか、その経験から業務改革に関わりたいと考えた理由、応募求人でその仕事にどう関われるかをつなぎます。これは構成の例なので、自分が経験していない話を借りるのではなく、実際の仕事から材料を探してください。
「なぜ事業会社ではなくコンサルなのか」には、複数の組織の課題解決に関わりたいなど、希望する働き方と結び付けて答えます。そのうえで「なぜこの職種か」を、求人の仕事内容から説明します。会社の規模や知名度だけでなく、関わりたい業務や期待される役割に触れると、応募先固有の理由になります。
現職への不満は、改善のために自分がしたことと、次の職場を選ぶ基準へ置き換えましょう。「仕事が合わなかった」で止めず、何を経験して、自分に合う業務をどう判断したかまで話します。説明を整えるために事実を変える必要はありません。待遇の改善を希望すること自体は否定しませんが、仕事で実現したいことも併せて説明してください。
書き上げたら、転職理由を聞かれた回答と志望動機を続けて読んでみます。前半で望んだ業務が後半の求人に結び付いているか、研修を受けることだけが目的になっていないかを見直すと、一貫性を確認できます。

書類の材料がばらばらなら、現職で経験した課題を一つ選ぶところから整理しましょう。CaseMatchのAIキャリアエージェントで、経歴を話しながら志望動機に使う材料をまとめられます。

人物面接では、回答を個別に暗記するより、職務経歴書と同じ転職軸で説明できるかを確かめます。自己紹介で示した強みが実績につながり、転職理由が志望する職務につながっている状態を目指しましょう。
一般的な進行は、次のように整理できます。実際の工程は応募後の案内に従ってください。
デロイトは求人や経験・実績によって筆記試験、技術テスト、ケース面接が実施される場合があると説明しています。Strategy&は書類選考後に筆記試験または個人面接について連絡する案内です。特定の試験名や面接回数を全社共通と考えず、案内を受けた段階で準備を調整します。(出典:デロイト トーマツ グループ キャリア採用情報 - Deloitte)(出典:中途採用 | PwC's Strategy& Japan)
練習では、「自己紹介をお願いします」「仕事で工夫したことは何ですか」「失敗から何を学びましたか」「なぜ今、転職するのですか」「なぜこの職種を志望しますか」を続けて答えてみましょう。実績の回答は課題・行動・結果の順で組み、失敗の回答には、その後に変えた行動まで含めます。
短期離職の理由は、職場への批判を並べるより、入社前の想定と実際の仕事の違い、自分が取った行動、今回の選択基準の順に話します。説明を整えるために事実を変える必要はありません。「次は何を確認して選ぶか」が言えると、同じ問題を繰り返さないための考え方を示せます。
面接の一貫性は、どの質問にも同じ文章を答えることではありません。経験、転職理由、志望動機が、同じ仕事の選択基準に沿っているかを確認してください。
回答後に「具体的には」「あなた自身は何をしたのですか」と質問してもらい、追加説明まで練習しましょう。録音を聞く際は、話す速さより先に、質問に答えているかと、自分の貢献が明確かを確認します。逆質問は、初期業務、期待する成果、育成体制について用意し、採用ページの情報を踏まえて掘り下げます。
▼人物面接を含めて外資系コンサルの選考準備を広く確認するなら、こちらで全体の流れを整理できます
ケース面接は、答えの数字を覚えるのではなく、前提を置き、考え方を説明する練習をします。実施の有無は会社・職種によるので、応募先の案内を確認して準備してください。
練習用の「飲食業界の市場規模推定」を、国内居住者が日本の飲食店内で食事に使う年間支出として考えます。訪日客、持ち帰り、宅配は除き、店側の売上にも同じ範囲を適用します。以下の人数・頻度・支出・店舗数はすべて説明用の仮定であり、実際の市場データや特定企業の出題ではありません。
式は「利用者層ごとの人数×週の利用回数×52週×一回の支出」の合計です。外食しない人も含む層全体の平均として、重ならない三つの層に分けて仮置きします。
計算すると、働く成人は6,000万人×3回×52週×1,000円=9.36兆円、ほかの成人は2.496兆円、子どもは0.832兆円で、合計は約12.7兆円です。家族の会計でも一人分ずつ数えるので、親の支出に子どもの食事代をもう一度含めないようにします。
次は店舗側から検算します。対象店舗を50万店、一店の平均利用者を昼30人・夜50人で一日80人、平均支出1,000円、営業日数300日と別途仮置きすると、「50万店×80人×1,000円×300日=12兆円」です。客数は、例えば20席で昼1.5回転・夜2.5回転という場面に置き換えて説明できます。需要側の約12.7兆円との差は約6%ですが、近いだけで正確とは判断せず、小規模店や昼のみ営業の店にも平均客数を当てはめられるかを点検します。最初の結果に合うよう店舗数を調整してはいけません。
さらに、働く成人の利用を週3回から2回へ変えると、合計は約9.6兆円に下がります。結果への影響が大きいので、追加情報を得るなら、この層の平均頻度を優先します。結論は「この仮定では年間約12.7兆円。店舗側では12兆円となり規模感は近いものの、働く成人の外食頻度と店舗の平均客数を追加確認したい」と伝えましょう。別のお題でも、利用場面から仮定する、別の式で検算する、影響の大きい仮定を示すという順番を使えます。
ケースでは、前提確認から結論までの筋道を相手に見せることが大切です。途中の質問や前提変更に応じて計算を見直す練習まで行うと、答えの暗記から抜け出せます。
一人で解くと、頭の中では分かっていても説明が飛んでいる点に気づきにくくなります。声に出した回答に質問やフィードバックを受け、改善点を確認しましょう。CaseMatchのAI面接練習では、AI面接官と対話して回答を採点・振り返りできます。同じ種類のお題に取り組み、説明を省いた箇所から一つずつ直してください。
▼前提の置き方と計算の説明を、この市場規模推定のお題で実際に試してみましょう

解き方を読んだ後は、式を見ずに声に出して組み立ててみましょう。CaseMatchで同じ市場規模推定のお題に取り組み、考え方を説明する練習ができます。
AI採点つき
内定承諾前は、求人票、面談の説明、提示された書面を照合し、希望する仕事との違いを確認します。会社の知名度だけで、その差を見過ごさないでください。
確認項目 | 書面・面談で見る内容 | 採用担当への質問 |
|---|---|---|
給与 | 基本給、賞与の算定、固定残業代の内訳 | 提示額のうち確定部分と変動部分はどこですか |
労働時間 | 始業・終業、休憩、時間外労働、勤務制度 | 配属予定の業務では、どの勤務制度が適用されますか |
勤務地 | 雇入れ直後の場所、出張や転勤、変更範囲 | 入社時の勤務地と、その後変わる可能性のある範囲はどこですか |
業務 | 雇入れ直後の業務、将来の変更範囲 | 職種変更や配置転換の対象範囲はどこまでですか |
初期業務 | 研修後の担当、期待する成果 | 現時点で決まっている業務と未定の事項を教えてください |
入社日 | 入社予定日、条件確認の期限 | 条件の確認後に、入社日の調整は可能ですか |
労働条件は契約締結時に明示する義務があり、採用内定によって労働契約が成立する場合は内定時に明示が必要です。内定の連絡があればすべて同じ法的状態になる、という意味ではありません。(出典:採用時にはどのような労働条件が明示されるのでしょうか?|Q&A|確かめよう労働条件|厚生労働省)(出典:スライド 1 - mhlw.go.jp)
求人段階でも、業務・就業場所の変更範囲を確認できます。固定残業代がある場合は、基本給と対象時間・金額、超過分の追加支払いを読み、総額だけで比較しないようにします。(出典:2024(令和6)年4月1 企業から受ける労働条件明示のルールが変わります!)(出典:若者の募集・求人の申込みをお考えの事業主の皆さまへ 固定残業代 を賃金に含める場合は、 適切な表示をお願いします。)
口頭の説明と書面が違うときは、承諾前に該当箇所を示して確認しましょう。
▼条件だけでなく仕事内容のミスマッチも点検すると、入社後の後悔を減らす判断材料になります
研修は学習支援の制度であり、希望する案件への配属確約ではありません。採用担当に、決まっている内容と未定の内容を分けて聞き、未定事項はいつ誰から確認できるかまで確かめてください。
希望業務が入社後に変わる可能性も含めて受け入れられるかが、判断の基準になります。現職の退職手続きは、必要な条件と入社日を確認してから進めましょう。入社後の学習については、技術だけでなく資料作成や仕事の進め方も準備対象です。
▼未経験入社後に負担になりやすい場面を知っておくと、研修や初期業務について聞く質問を具体化できます
最初の行動は、応募条件の確認と、現職経験を一つ書き出すことです。第二新卒という呼び方より、自分が応募できる募集と、入社後に取り組みたい仕事を具体化しましょう。
1. 公式募集要項で学歴・経験年数・職種の必須条件を確認する 2. 現職の経験を課題・自分の行動・結果の順で一つ書く 3. 転職理由と志望動機を続けて声に出し、一貫性を確かめる
応募条件が合わなければ、別の募集枠へ切り替えます。条件が合う求人は仕事内容まで読み、準備した経験との接点を説明できたら、在職中に応募を進めてください。
経験をどの職種につなげるかで迷ったら、まず棚卸しから始めましょう。CaseMatchのAIキャリアエージェントで、経歴を対話しながら整理し、応募準備の材料をまとめられます。

著者
フジクラで研究開発・新規事業開発に従事した後、アクセンチュア、デロイト、イグニション・ポイント、ADLでコンサルティングを経験。現在はSenior Managerとして転職支援を担当。製造業・R&D領域に強みを持ち、QUNIE Award 2024優秀個人賞、外資就活ネクストAランクの実績を持つ。
監修者
村田製作所でスマートフォン向け通信モジュールのR&Dに従事した後、クニエにて製造業向けの業務改善・戦略コンサルティングを経験。フォルトナでは約5年間、コンサル・ポストコンサル領域の転職を支援。現在はCaseMatchで転職支援を担当。R&D・PLM・製造業領域に深い知見を持つ。
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