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ウルシステムズのケース面接対策|中途で評価される力・出題例・解き方

ケース面接

2026/09/18

ウルシステムズのケース面接対策|中途で評価される力・出題例・解き方

目次
  • ウルシステムズ中途採用におけるケース面接の位置づけ


  • 選考プロセス全体の流れ


  • よくある出題パターンと例題


  • 新規参入型


  • 業務変革型


  • 職種によるケース面接の違い


  • 開発経験と顧客折衝経験をケース回答へつなげる方法


  • ウルシステムズのケース面接で評価される3つの力


  • ①顧客課題を技術と業務の両面から捉える力


  • ②自分で仮説を置き、優先順位を決める力


  • ③関係者を動かせる実行可能な提案にする力


  • ITコンサルタントのケース面接を解く思考の型


  • ケースの基本的な流れ


  • CaseMatch高得点者の回答に学ぶ思考プロセス


  • レジャー施設の売上向上で前提を置き、議論を前に進める方法


  • 深掘りに対して根拠を示し、仮説を更新する方法


  • ケース面接で評価を下げやすい3つのパターン


  • フレームワークを当てはめただけで優先順位を示さない


  • 原因を確かめずに施策を並べる


  • 面接官の指摘で根拠なく結論を変える


ウルシステムズ中途採用におけるケース面接の位置づけ

ウルシステムズのケース面接では、きれいなフレームワークよりも、顧客の業務と技術の両方を踏まえて優先順位を決め、実行できる提案にする力が問われます。社名はULSコンサルティングへ変更されていますが、本記事では検索されやすい「ウルシステムズ」の名称で解説します。

ここでは中途採用で求められる経験をケース回答にどう接続するか、実在のお題を使って整理します。

まずは1問から

選考プロセス全体の流れ

段階

主に確認されること

ケース準備の優先度

書類選考

経験と募集職種の接点

実績を業務課題・役割・成果で記載

1次面接

経験の再現性、顧客との向き合い方

高い。経歴深掘りと短い課題思考を準備

中盤面接

仮説思考、課題設定、ケース対応

最優先。ケースを一問通して口頭練習

最終面接

志望理由、価値観、入社後の貢献

ケースで示した強みを志望理由へ接続

オファー面談

条件・配属・入社意思

担う役割と期待値を確認

ITコンサル企業の中途採用では、顧客課題を整理し提案できるかを見極める必要があるため、ケースは1次から中盤の面接で問われる前提で、少なくとも二回分の実戦準備をしておくのが妥当です。1次で職務経験を深掘りされた際にも、課題設定・優先順位・成果指標を聞かれるため、経験面接とケース面接は分けて考えません。中盤でケースが出る場合は、構造化だけでなく反論を受けて提案を更新する力まで見られます。

よくある出題パターンと例題

ウルシステムズのケース対策では、事業課題を業務と技術の接点まで落とす練習が有効です。以下は、CaseMatchで取り組める実在のお題を、考えるべき論点ごとに整理したものです。

新規参入型

例題:インフラ事業者が保有データを活用して新規事業へ参入するには?

出題傾向:「データがあるから売る」ではなく、誰のどんな意思決定を改善するかから始めさせる出題。データの独自性、顧客の支払意思、法規制、販売体制を並べさせる設計

評価されるポイント:既存顧客への提供と外部向けプラットフォームで、必要な投資とリスクの違いを説明できるか

▼実際にこのお題を解いてみる

業務変革型

例題:ある企業の基幹システム刷新を、業務課題の解決として進める方法を提案してください。

出題傾向:刷新そのものを目的にせず、調達・生産・在庫・販売のどこで情報が途切れているかという事業影響を出発点にさせる出題

評価されるポイント:移行対象を一度に広げず、効果が大きくデータ品質を確保できる業務から段階的に変える提案ができるか

▼実際にこのお題を解いてみる

職種によるケース面接の違い

同じケースでも、応募職種に合わせて根拠の置き方を変えるべきです。求人にはコンサルティング、テクノロジー、AI活用、PM、データ利活用、製造・金融・公共など幅広い領域が掲載されています。

職種・領域

想定する課題の型

最初に確認する制約

評価されやすい提案

ITコンサルタント

業務改革、顧客体験、構想策定

顧客の成果指標、意思決定者、現場負荷

業務課題から変革ロードマップへつなぐ

アーキテクト

基幹刷新、システム統合、性能改善

既存資産、連携、可用性、移行停止時間

技術選定の理由と段階移行を示す

PM・PMO

大規模案件の遅延、品質、合意不全

期限、予算、責任分界、意思決定速度

リスクを優先順位化し運営設計まで出す

データ利活用

予測、データ事業、新規サービス

データ品質、利用同意、運用主体

利用者の判断を変えるユースケースを絞る

開発経験と顧客折衝経験をケース回答へつなげる方法

中途候補者は、過去の経験をケースの根拠に変えられます。「基幹刷新を経験したので刷新します」では弱く、「移行時の業務停止が大きなリスクだったため、対象業務を段階移行し、入力遅延率で定着を追った」と因果で話してください。

経験談は結論の飾りではなく、仮説の根拠として使います。 類似案件で見た制約を示したうえで、今回も同じ前提かを確認する姿勢が有効です。

顧客折衝の経験がある人は、相手の要望を受け入れた話だけで終えないことも大切です。要望の背景を確認し、優先順位を合意し、実施後にどの指標で成果を確認したかまで伝えましょう。ケースでは架空の状況でも、実務で培った確認・合意・検証の順番を再現できます。

ウルシステムズのケース面接で評価される3つの力

ウルシステムズの中途ケース面接で最優先すべきは、顧客の成果に結びつく論点を自分で選び、技術を手段として扱うことです。公式採用情報では顧客本位・当事者意識・自律性・変化を楽しむ姿勢を掲げ、業務アプリケーション開発や顧客折衝の経験も重視しています。

①顧客課題を技術と業務の両面から捉える力

ITコンサルタントの提案は、「AIを入れる」「基幹システムを刷新する」で終わりません。まず顧客が困っている業務、利用者、収益・コスト・品質への影響を捉え、その後に技術の役割を決めます。たとえば物流会社の納期遅延なら、原因は予測精度、在庫情報の更新、拠点間の意思決定、配送能力のいずれかです。システム刷新は原因を解消する選択肢であり、出発点ではありません。

顧客の業務上の損失を先に定義し、技術がどの業務指標を動かすのかまでつなげます。 技術名だけを先に置くと、課題を理解しない提案に見えます。

面接では「その施策で現場の誰の行動がどう変わるか」「既存システムや運用への負荷は何か」を問われます。回答時は、業務フロー、利用者、データ、実装制約の順で短く確認しましょう。開発出身者ほど実装の話に早く入れますが、顧客価値を先に置くことで経験がコンサルティングの強みに変わります。

さらに、業務部門が求める改善と情報システム部門が守るべき安定性は緊張関係にあります。だからこそ「全面刷新」か「現状維持」かの二択にせず、対象業務を絞った段階導入、データ連携の暫定対応、利用定着を測るKPIまで提案してください。顧客課題を解く姿勢は、技術の難しさを隠すことではなく、難しさを踏まえて成果への道筋を描くことです。

②自分で仮説を置き、優先順位を決める力

限られた面接時間で全論点を調べることはできないため、最初に仮説を置いて一つの論点を主戦場に選ぶことが重要です。売上低下なら客数と客単価を並べるだけでなく、「既存店で短期に動かせる購買率を優先する。理由は欠品や導線なら企業側で改善できるからです」と言い切ります。

仮説は正解である必要がありません。大切なのは、影響の大きさ、原因らしさ、検証のしやすさ、企業が動かせるかという基準で選んだ理由を話せることです。面接官に別の可能性を問われたら、まず自分の仮説の根拠を説明し、反論が妥当なら前提を修正します。

「三つとも重要です」と保留しないでください。 最優先を選び、落とした論点は後で検算すると宣言するほうが、思考の主導権を示せます。

優先順位には経験を使えます。似た案件でマスタデータの不整合が大きな手戻りを生んだ経験があるなら、「データ品質を先に見る」という仮説の根拠になります。ただし過去案件をそのまま当てはめず、今回も同じ状況かを確認する姿勢が必要です。経験則と確認質問を組み合わせる回答は、自律的に考えながら顧客に向き合える印象を残します。

③関係者を動かせる実行可能な提案にする力

良い施策はアイデアの多さではなく、実行の道筋で決まります。提案は「原因→動かすレバー→施策→KPI」に並べます。たとえば現場入力の遅れが在庫欠品を招くなら、レバーは情報更新のリードタイム、施策は入力画面と権限設計の見直し、KPIは更新遅延率です。

開発・業務・営業など利害が異なる関係者がいる前提で、導入負荷やデータ品質にも触れると提案の解像度が上がります。インパクトが大きくても、現場が運用できない施策は最優先にしません。

確認する軸

面接での説明例

顧客価値

納期遅延を減らし、解約リスクを抑える

実現可能性

既存データを使い、段階導入できる

関係者

現場、業務部門、情報システム部門の負荷を確認する

KPI

入力遅延率、欠品率、納期遵守率を追う

▼フェルミ推定を理解し、お題の全体像を把握する

ITコンサルタントのケース面接を解く思考の型

ケース面接は、フレームワークを披露する試験ではありません。どの課題を先に解くべきかを決め、提案の妥当性を面接官と検証する場です。

ITコンサルタントがケース面接で進める思考の流れ

ケースの基本的な流れ

  1. 課題とゴールを確認する:目的、期間、予算、対象、既存の制約を確認する。得られなければ「現時点では〇〇と仮定します」と前提を置いて進める
  2. 業態に合う構造で分解する:小売なら来店者数×購買率×客単価、製造業なら受注×供給能力×在庫、データ事業なら顧客数×継続率×単価
  3. 最優先の論点を一つ選ぶ:インパクトが大きく、企業が動かせ、短時間で検証できる論点を選ぶ。選ばなかった論点は「〇〇は副作用の確認段階で戻る」と扱いを伝える
  4. 原因から施策とKPIへつなげる:原因→動かすレバー→施策→KPIの順で、思いつきの施策を避ける

▼課題とゴールに沿って構造を理解する方法はこちら

CaseMatch高得点者の回答に学ぶ思考プロセス

CaseMatchのAI面接で高得点だった回答から、レジャー施設の売上向上ケースをどう進めるかを見ます。実在企業の選考再現ではなく、AI面接での回答ログです。

▼同じお題を受けてから、回答例を読むと学びが深まります

レジャー施設の売上向上で前提を置き、議論を前に進める方法

入場者数を増やす背景、期間と予算、加えてどの程度増やせばいいのか、売上目標を教えていただきたいです。

この回答が良いのは、目標・期間・予算という制約を先に押さえ、施策を評価できる状態を作っている点です。前提確認を増やしすぎるのではなく、「何を選ぶための質問か」を意識してください。続けて来場手段や既存・新規の構成を聞けば、アクセスと再来場のどちらを優先するか判断できます。

リピーター比率や客層構成から既存顧客の再来場に課題があると仮説を置き、交通アクセスと体験価値の2軸で原因と施策をつなげて説明します。

仮説を置いて会員施策や来場促進へ進めた点は有効です。一方で、再来場を何人増やすのかは「対象顧客数×施策到達率×再来場率」の形で置くと、母数の整合性が保てます。

深掘りに対して根拠を示し、仮説を更新する方法

面接官から「なぜリピーターが課題なのか」と問われたら、比率が低いからと繰り返すだけでは足りません。目標の増分を新規と再来場のどちらで積み上げるかを示し、その目標に対して既存顧客の再来場が不足している、と説明します。

地方都市郊外という立地から車来場比率を仮置きし、その根拠も常識的な範囲で説明します。

良い回答は、仮定を事実のように言いません。地方郊外という既知の条件から車利用を仮置きし、駐車場の制約や平日の余力と照合します。数字に違和感が出たら、結論を守るのでなく、効いている前提を直してください。

高得点回答から学ぶケース面接の改善ポイント

この回答から学べることは次の3点です。

  • 目標・期間・予算を確認して議論の範囲をそろえる
  • 構造化の後に、最優先の顧客課題を明言する
  • 増分は母数と掛け算をそろえ、深掘りには根拠で答える

▼他のお題にも挑戦してみる

ケース面接で評価を下げやすい3つのパターン

失敗を減らす最短の方法は、回答を「構造」「優先順位」「因果」の三点で見直すことです。

ケース面接で避けたい三つの失敗

フレームワークを当てはめただけで優先順位を示さない

3Cや4Pを埋めても、次に何を見るべきかがなければ提案につながりません。構造化の直後に「今回は既存顧客の利用頻度を優先します」と結論を置き、理由を一文で添えてください。

原因を確かめずに施策を並べる

アプリ、広告、値下げ、新商品を並べても、原因と無関係なら評価されません。原因が業務の情報断絶なら、動かすレバーは情報更新や意思決定速度です。施策の前に原因を言語化し、KPIで効果を測る設計に直しましょう。

面接官の指摘で根拠なく結論を変える

深掘りは正解の方向を教えるものではなく、根拠を問う質問です。まず自分の仮説を説明し、より強い反証が出た場合にだけ前提を更新します。CaseMatchで「なぜ」と問われる経験を重ねると、結論を守ることと、合理的に修正することの違いが見えてきます。

ケース面接の練習では、回答を録音して聞き返す方法も有効です。結論が最初の30秒にあるか、施策の理由を説明できているか、数字の前提が途中で変わっていないかを確認してください。改善点を一つだけ決めて次の問題に進むと、知識を増やすだけの練習から、話し方と判断の精度を上げる練習へ変えられます。

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畑中 翼

著者

畑中 翼
Senior Manager

フジクラで研究開発・新規事業開発に従事した後、アクセンチュア、デロイト、イグニション・ポイント、ADLでコンサルティングを経験。現在はSenior Managerとして転職支援を担当。製造業・R&D領域に強みを持ち、QUNIE Award 2024優秀個人賞、外資就活ネクストAランクの実績を持つ。

山岡 直登

監修者

山岡 直登
Director

銀行法人営業、JAC Recruitment、パーソルキャリアでのRPO・企業人事を経て、フォルトナにてコンサル転職支援に従事。現在はCaseMatchのDirectorとして人材紹介を担当。ビズリーチSランク、新興系コンサルティングファーム年間Award 2025の実績を持つ。

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