
ES
2026/10/28
インターンの志望動機は参加理由と経験と行動目標をつなげて書く
結論から始める四つの要素と穴埋めテンプレート
自己PRやガクチカと重なる経験は参加目的へ言い換える
インターンの種類に合わせて参加目的を決める
就業体験と企業理解では志望動機の着地点が変わる
本選考につながるかより参加中に確かめたいことを優先する
志望動機が思いつかないときは経験と募集要項を照合する
授業やアルバイトの経験から関心のきっかけを一つ選ぶ
企業理念より仕事内容とプログラムの共通点を探す
応募コースごとに取り組む課題と確かめたい仮説を決める
体験課題から自分が動く場面と検証したい問いを逆算する
複数社や複数コースへ応募するときは経験を残して目標を書き換える
業界別の志望動機例文を自分の経験に置き換える
メーカーとITと金融の例文
コンサルと商社と広告の例文
200字と300字と400字では残す情報を変える
同じ経験を使った文字数別の書き分け例
文字数指定と入力欄の設問に合わせて最終調整する
志望動機で避けたい表現と提出前の注意点
受け身の学習意欲と企業への賛辞は具体的な行動に直す
AIの文章は事実と自分の言葉を確認してから使う
ESの志望動機を面接で説明し検証できる回答に変える
一分の回答と三つの深掘り質問で一貫性を確かめる
募集要項を開いて志望動機の一稿を完成させよう
インターンに応募したいのに、志望動機が「学びたい」から先に進まないと悩んでいませんか。 参加目的・自分の経験・プログラムの特徴・参加中の行動目標をつなげると、背伸びせずに理由を伝えられます。業界別の例文と文字数の調整方法を使って、自分の一稿を作りましょう。
志望動機は「なぜ参加したいか」を最初に示し、その理由を経験と体験内容で裏付ける順番で書きます。まずは、商品企画の体験があるプログラムを想定した創作例を見てください。
「利用者の声を商品企画につなげる方法を実践したく、貴社のプログラムを志望します。接客のアルバイトで、お客様の困り事が商品の選びにくさに関係すると気付き、表示を工夫しました。利用者の課題から企画を考えるワークに魅力を感じています。参加中は意見の背景を整理し、提案の根拠を説明できるよう取り組みたいです。」
この文章では、企業への賛辞ではなく、参加して取り組みたいことが中心になっています。書き始めるときは、次の四つをそれぞれ一文で埋めてください。
穴埋めの段階では文章の美しさより、四つのつながりを優先します。接客経験から商品企画に関心を持ったなら、最後の目標も利用者理解や提案づくりに合わせましょう。途中で突然「海外事業を学びたい」と別のテーマに移ると、参加目的がぼやけます。
「学びたい」の後に、自分が何をするかを書き足しましょう。「社員から学びたい」ではなく、「提案への意見を受けて仮説を見直したい」まで示すと、参加中の姿が伝わります。
本選考の志望動機が入社後に担いたい仕事を説明するのに対し、インターンでは体験を通じて理解したい仕事や確かめたい適性を示せます。将来像が固まっていなくても、「関心がある仕事を実際に試す」という理由は成立します。
文章が整っても、口頭で説明すると経験と目的のつながりが抜けることがあります。提出前に、質問へ答えられるか試すと筋道を確認できます。CaseMatchのAI面接練習では、AI面接官と対話しながら志望理由を説明できます。一稿ができたら、文章を見ずに理由を話す練習に進みましょう。
同じ経験を使っても、設問に合わせて文章の中心を変えれば問題ありません。例えば接客経験なら、焦点を次のように分けます。
成果を長く説明するより、その経験が今回の参加目的につながった部分を残してください。経験の概要は共通でも、結びまで同じ文章を流用しないことが大切です。

参加目的は、実際に仕事を体験する企画か、企業や業界を理解する企画かで決めます。制度上のインターンシップは、就業体験を通じて自分の能力や適性を見極める取組です。三省合意では学生のキャリア形成支援を四類型に整理し、タイプ3・4をインターンシップと呼びます。(出典:インターンシップを始めとする 学生のキャリア形成支援に係る取組の推進について)
類型 | 主な目的と就業体験 | 志望理由の着地点の例 |
|---|---|---|
タイプ1 オープン・カンパニー | 企業・業界の情報提供。就業体験なし | 事業や職種の違いを理解し、関心のある仕事を絞りたい |
タイプ2 キャリア教育 | 教育が目的。就業体験は任意 | 仕事の考え方を学び、自分の進路選択に生かしたい |
タイプ3 汎用的能力・専門活用型インターンシップ | 就業体験が必須 | 実務で提案や分析に取り組み、自分の課題を確かめたい |
タイプ4 高度専門型インターンシップ | 高度な専門性を重視。就業体験が必須 | 研究などの専門性を実務に生かし、応用の課題を検討したい |
企業説明が中心の企画に「開発業務を担当したい」と書いても、内容と合いません。逆に実務体験がある企画で「業界の概要を知りたい」だけだと、仕事にどう向き合うかが伝わりにくくなります。表を使い、体験できる範囲と目標の大きさをそろえましょう。
ワンデー、オンライン、夏・冬という名称だけでは内容を判断できません。募集要項の「実施内容」「就業体験」「対象職種」を読んでから、志望動機の着地点を決めてください。
▼志望動機と並行して応募準備を進めたい方は、インターン準備全体の進め方も確認しましょう
選考上の扱いより、参加中に取り組む目的を志望理由の中心に置きましょう。一定基準を満たすインターンシップで取得した学生情報は、所定の時期以降に採用活動へ利用できます。参加が採用を保証する制度ではありません。(出典:令和5年度から大学生等のインターンシップの取扱いが変わります)
応募年度の募集要項で情報利用の欄を確認し、志望動機には仕事への関心と体験目標を書いてください。
大きな実績を探すより、面白いと感じた場面を一つ選ぶほうが書き始めやすくなります。授業の発表、研究の試行錯誤、サークルの運営、アルバイトでの会話など、仕事への関心につながる材料は身近な経験にもあります。
メモには「何をしたか」「どこで関心が動いたか」「もっと知りたいこと」の三点を書きます。例えばゼミで地域の店舗を調べたなら、調査そのものより「同じ商品でも売り方によって選ばれ方が違うと感じた」という気付きが、企画や広告への関心を説明する材料になります。
経験を選ぶ基準は、成果の大きさではなく今回の体験内容に近い問いが生まれているかです。チームで発表した経験から企画体験へ応募するなら、発表順位を強調するより、意見をまとめる際に何が難しかったかを示すほうが参加目的につながります。
第一志望ではない企業でも、志望度を偽る必要はありません。「業界を比較するため」だけでは応募先を選んだ理由が薄いので、「顧客の課題を分析する体験を通じて、提案型の仕事への適性を確かめたい」など、そこで試したいことまで具体化します。
経験が少ない場合は、授業で触れた考え方を実際の仕事で使ってみたい理由でも構いません。専門知識の不足を長く弁解せず、現在学んでいることと、参加前に準備することを区別して書きましょう。まだ経験していない役割を、担当したように見せないことも重要です。
候補が複数あるなら、各経験から生まれた問いを一行ずつ並べます。応募先の体験課題へ最も自然につながる一つを選び、残りは別の設問や面接の材料として保存してください。
企業研究は、理念への共感より先に「応募コースで何をするか」を読み取ることから始めます。次の順序で募集要項に印を付けると、志望動機に必要な情報を拾えます。
1. 対象職種と扱う仕事を確認する 2. 実習、分析、企画、発表など、参加者が行う内容を抜き出す 3. 必要な知識や技能を読み、自分の準備状況と照合する 4. 参加条件や日程を確認し、応募できるコースを絞る 5. 自分の経験から生まれた問いと、体験内容の接点を一つ選ぶ
ソニー株式会社の職場密着インターンは、実際の部署で社員とともに業務に取り組むプログラムとして案内され、社員のサポートやフィードバックも示されています。(出典:ソニー株式会社 | インターンシップ | 職場密着インターン)
この案内から読み取るべきなのは、単に「有名企業の社員に会える」という魅力ではありません。志望するコースの業務と自分の関心を結び付け、実務に取り組んだ後で何を確かめたいかを考えることです。開発なら実装や評価、企画なら課題の整理や提案など、目標はコースの内容に合わせて変わります。
応募先を選ぶ理由には、募集要項にある体験内容を一つ入れましょう。その内容と自分の経験がつながれば、根拠のない「貴社でしかできない」を使わずに理由を説明できます。
例えば「企業理念に共感したので学びたい」という下書きなら、「どの仕事で理念が表れていると考えたか」「その仕事に自分はどう関わりたいか」を問い直します。理念は関心を持った入口に使えますが、体験内容へつながらない引用を増やしても文章は具体的になりません。
募集ページを読み終えたら、左に自分の経験、右に体験内容を書き、共通する言葉を探してください。「利用者の困り事」「データからの判断」「関係者との調整」などが接点になります。共通点が見つからなければ、経験を盛るのではなく別の経験やコースを検討しましょう。
最新の日程、対象学年、設問は応募年度の案内で確かめます。企業サイトに示された仕事内容と、応募フォームで問われた内容の両方に合う一稿を作るのが基本です。
▼職種によって体験内容が分かれる企業の読み方を確認したい方は、仕事内容と応募準備を扱う記事も参考になります
自分の経験と体験内容の接点を言葉にできないときは、対話で材料を整理してみましょう。CaseMatchのAIキャリアエージェントで、経験から志望理由の一稿を考えられます。


体験の成果物から逆算すると、参加目標を「勉強したい」より具体的にできます。最終日に企画提案をするコースなら、提案の前にどんな情報を集め、何を判断する必要があるかを考えましょう。
参考になる募集例として、トヨタ自動車のデザイン実習の掲載内容には、テーマに沿ってコンセプト立案、アイデア展開、最終提案までを2週間で行う流れが示されています。ここでは募集内容の読み方の例として用い、現在募集中という意味では扱いません。(出典:トヨタ自動車株式会社)
体験課題 | 自分が行うことの例 | 確かめたい問いの例 |
|---|---|---|
コンセプト立案 | 想定利用者の困り事を整理する | 自分が重要だと思った課題は、利用者にも重要か |
アイデア展開 | 複数案を出し、条件をそろえて比べる | 発想を広げる際に、何を判断軸にすべきか |
最終提案 | 選んだ案の理由を説明する | 根拠と表現によって、提案の伝わり方はどう変わるか |
表の行動と問いは、志望動機を考えるための例です。募集側が定めた評価基準ではありません。自分の経験で実際に迷った点を問いにすると、参加目的に無理がなくなります。
文系の企画体験なら「顧客の声を整理し、提案の優先順位を判断したい」、技術職なら「実装後の評価を通じて、性能と使いやすさを両立する考え方を確かめたい」と応用できます。担当できる範囲は募集要項に合わせ、体験に含まれない仕事を目標にしないでください。
目標は一つに絞るのがおすすめです。分析、企画、交渉、海外事業と広げるより、最終提案へつながる一つの課題に集中すると参加理由が明確になります。
経験は共通で使い、対象課題・応募理由・行動目標を応募先ごとに変えます。企業名だけの差し替えでは、異なる体験内容に対応できません。
併願の可否と提出後の修正可否は各社の応募案内で確認しましょう。ソニー株式会社のFAQでは、プロフィールシートは提出後に確認・修正できないと案内されています。(出典:ソニー株式会社 | インターンシップ | よくある質問・お問い合わせ)
▼別のコースへ書き換える際は、体験内容の違いを先に確認してから目標を調整しましょう
関心の近い業界の例を選び、経験と体験内容を自分と応募先に合わせて置き換えましょう。以下は書き方を示す創作例文で、実際の提出文や通過実績ではありません。体験内容も仮定しているため、応募コースの募集要項にある内容へ書き換えてください。
業界名への憧れではなく、その仕事で扱う課題と自分の経験を結び付けます。まずは関心の近い例を一つ選び、経験と体験内容の二か所を差し替えましょう。
メーカーの例
「利用者の声を製品開発に反映する考え方を実践したく、貴社のプログラムを志望します。家電販売のアルバイトで、機能が多くても操作の不安から購入を迷うお客様に接し、使いやすさの重要性を感じました。利用者の課題を踏まえて製品を企画する体験に関心があります。参加中は、要望の背景を整理して提案の優先順位を考え、性能と使いやすさを両立する判断について理解を深めたいです。」
差し替えるのは、製品や利用者との接点、応募コースで扱う開発・企画の内容です。製品が好きという気持ちは入口にできますが、どの点を仕事として考えたいかまで示しましょう。
ITの例
「利用者の課題を整理し、使われる仕組みに落とし込む過程を体験したく、貴社のプログラムを志望します。サークルの出欠管理で入力の手間が課題となり、簡単なフォームを作成しました。この経験から、機能を作るだけでなく利用場面を理解する大切さを感じました。課題の把握から試作まで取り組む体験に魅力を感じています。参加中は、利用者の声を基に改善案を考え、使いやすさを確かめながら実装を進めたいです。」
差し替えるのは、実際に作ったものと担当範囲です。開発経験がなければ、授業で学んだことや不便を感じた場面から、体験したい工程へつなげてください。
金融の例
「顧客の状況を理解し、課題に合う提案を考える過程を体験したく、貴社のプログラムを志望します。ゼミで地域企業の事例を調べ、資金面の課題が事業計画や成長の方向性と結び付いていることに関心を持ちました。顧客の課題を分析して提案を考えるワークを通じ、金融の役割を具体的に理解したいです。参加中は、顧客の目標と制約を整理し、提案の理由を根拠とともに説明できるよう取り組みたいです。」
差し替えるのは、関心を持った顧客課題と提案の対象です。銀行、証券、保険では扱う仕事が異なるので、「金融で人を支えたい」だけで共通化しないことが大切です。
▼銀行のプログラムへ応募する方は、体験内容と設問を照合して金融の例文を具体化しましょう
分析・調整・企画のどの場面を体験したいかを選び、自分が動く姿を示します。難しい業界用語を足すより、経験から生まれた問いを分かりやすく書くほうが伝わります。
コンサルの例
「複雑な課題を整理し、実行につながる提案を考える過程を体験したく、貴社のプログラムを志望します。ゼミの地域調査で、売上低下の理由を一つに決めつけず、来店客への聞き取りと資料を比べて考える面白さを感じました。企業の課題を分析して提案するワークに関心があります。参加中は、仮説の根拠を確かめ、チームの意見を整理しながら、提案の優先順位と実行条件を説明できるよう取り組みたいです。」
差し替えるのは、分析した経験と対象課題です。「なぜその課題に関心があるのか」「自分は何を調べたのか」「提案の根拠は何か」を練習用の質問にして、文章の裏付けを確認してください。
▼コンサルの応募先を具体化したら、個社の選考と体験内容を確認して参加目標を調整しましょう
商社の例
「異なる立場の関係者をつなぎ、事業の価値を生み出す仕事を体験したく、貴社のプログラムを志望します。学園祭で出店者と運営担当の調整を行い、双方の条件を整理すると協力の方法を考えやすくなると感じました。関係者の役割や制約を踏まえて事業案を考えるワークに魅力を感じています。参加中は、それぞれが求める価値を整理し、実現に必要な協力や課題を検討することで、事業づくりへの理解を深めたいです。」
差し替えるのは、関係者の調整経験と、コースで扱う事業のテーマです。海外経験がなくても、立場の違う人と協力した経験から参加目的を組み立てられます。
広告の例
「生活者の行動や気持ちを理解し、伝わる企画へつなげる過程を体験したく、貴社のプログラムを志望します。サークルの新入生向け案内で、活動内容だけでなく参加時の不安を説明すると反応が変わり、受け手の視点に関心を持ちました。生活者の課題からコミュニケーションを考えるワークを通じ、企画の考え方を理解したいです。参加中は、対象者の状況を整理し、伝える内容と表現を根拠を持って提案したいです。」
差し替えるのは、受け手の反応を考えた経験と企画の対象です。表現の面白さだけでなく、誰のどんな課題に向き合いたいかを残しましょう。
▼広告の企画体験へ応募する方は、課題の内容を確認して生活者理解の目標を具体化してください
コンサルの志望理由を口頭でも説明できるか、練習問題で試せます。以下はアビームコンサルティングを題材にした人物面接練習で、インターン選考の実際の出題を断定するものではありません。
例文の型を自分の経験へ置き換えたら、理由を問われても説明できるか確認しましょう。CaseMatchでは、この志望動機の練習問題にAI面接官と対話しながら取り組めます。
AI採点つき
短い設問では参加理由と体験内容を残し、文字数が増えたら経験の根拠を足します。先に長文を書いて無作為に削るより、四要素の短い一稿を作ってから必要な説明を補う方法をおすすめします。
指定文字数 | 優先して残す情報 | 追加する情報・削る情報 |
|---|---|---|
200字 | 参加理由、経験の要点、固有の体験、行動目標 | 挨拶、企業への賛辞、長い背景説明を削る |
300字 | 200字の核となる四要素 | 経験で行った工夫や、関心が生まれた理由を補う |
400字 | 四要素とその根拠 | 体験内容を選ぶ理由や、検証したい問いを具体化する |
200字の完成例
「利用者の課題を商品企画につなげる考え方を実践したく、貴社のプログラムを志望します。接客のアルバイトで、お客様が商品の違いを理解しにくい場面に接し、案内表示を工夫しました。この経験から、利用者の声を整理して提案に生かす仕事に関心を持ちました。顧客の課題から商品を考えるワークを通じ、企画の判断軸を学びたいです。参加中は、意見の背景を整理して案を比較し、提案の根拠を説明できるよう社員の助言を受けて改善を重ねます。」
上の例は句読点を含めて200字です。次の例では同じ接客経験を使い、300字以内では行動の具体性、400字以内では応募コースとの接点を補います。追加する経験や体験内容も創作例の設定なので、自分の事実と募集要項に置き換えてください。
300字以内の完成例
「利用者の課題を商品企画につなげる考え方を実践したく、貴社のプログラムを志望します。接客のアルバイトで、お客様が商品の違いを理解しにくい場面に接し、案内表示を工夫しました。よく受ける質問を整理し、用途ごとの違いが分かる表示を店長に提案しました。一方、同じ商品でも重視する点が人によって異なり、意見の背景を聞く必要性を感じました。この経験から、利用者の声を整理して提案に生かす仕事に関心を持ちました。顧客の課題から商品を考えるワークを通じ、企画の判断軸を学びたいです。参加中は、意見の背景を整理して案を比較し、提案の根拠を説明できるよう社員の助言を受けて改善を重ねます。」
ここで追加したのは、質問を整理して表示を提案した行動と、人によって重視する点が異なるという気付きです。「表示を工夫した」の中身と、利用者理解に関心を持った理由を説明するために選んでいます。勤務期間や店舗の規模より、参加目的につながる事実を優先した例です。
400字以内の完成例
「利用者の課題を商品企画につなげる考え方を実践したく、貴社のプログラムを志望します。接客のアルバイトで、お客様が商品の違いを理解しにくい場面に接し、案内表示を工夫しました。よく受ける質問を整理し、用途ごとの違いが分かる表示を店長に提案しました。一方、同じ商品でも重視する点が人によって異なり、意見の背景を聞く必要性を感じました。この経験から、利用者の声を整理して提案に生かす仕事に関心を持ちました。顧客の課題から商品を考えるワークを通じ、企画の判断軸を学びたいです。特に、顧客の意見を基に複数の企画案を比較し、社員から助言を受けて見直す体験に魅力を感じています。要望が異なるとき、対象とする利用者と解決すべき課題をどのように絞るか確かめたいです。参加中は、意見の背景を整理して案を比較し、提案の根拠を説明できるよう社員の助言を受けて改善を重ねます。」
400字以内の例で加えたのは、複数案を比較して助言を受ける体験内容と、利用者や課題をどう絞るかという問いです。経験で感じた難しさを、そのコースで確かめたいことへつなぐために選びました。実際の募集に案の比較や見直しが含まれている場合に使える書き方です。同じ趣旨の「学びたい」を増やすのではなく、短い一稿では説明しきれなかった接点を補いましょう。
200字未満や100字の設問では、経験の詳しい経緯より参加理由と固有の体験内容を優先しましょう。「顧客の課題を整理して商品案を考える体験を通じ、接客で感じた利用者理解の難しさを検討したい」のように、短くても接点は残せます。
文字数を減らすと話のつながりが見えなくなることがあります。読み直すだけで判断しにくければ、口頭で説明して不足を探しましょう。CaseMatchは回答に対するスコアと改善点を提示します。点数を合否の予測にせず、説明を補う場所を見つける材料にしてください。
応募フォームの設問と文字数カウントを最終基準にします。「以内」は上限を超えず、「程度」は案内に沿って調整してください。文字数の充足率を合格基準として扱う必要はありません。
「参加目的」なら何を確かめたいか、「学びたいこと」なら対象となる知識や判断を先に答えます。改行や記号の扱いは入力欄で確かめ、貼り付け後に文章が欠けていないかも確認しましょう。削る際は結論より重複説明から手を付けます。
抽象的な意欲は、自分が行うことと確かめたいことへ直します。次の表で、下書きに近い表現を探してください。
抽象的な表現 | 改善例 |
|---|---|
成長したい、学びたい | データを基に仮説を立て、社員の助言を受けて検証方法を見直したい |
有名な企業だから参加したい | 関心のある製品の企画体験を通じ、利用者の課題を提案へつなげたい |
理念に共感した | 理念への関心をきっかけに、募集コースの顧客課題分析に取り組みたい |
御社でしかできない体験だから | 募集要項にある実習内容が、自分の関心と重なっている |
改善の判断基準は、参加している自分の行動を想像できるかです。「理解を深めたい」でも、対象が具体的で、調査や提案などの行動が添えられていれば使えます。学習意欲そのものを避けるのではなく、受け身の一言で終わらせないことが重要です。
待遇や知名度は企業に関心を持つきっかけになりますが、その説明だけではプログラムへの参加目的が伝わりません。また、比較の根拠がないまま「唯一」「業界で最も優れている」と書く必要もありません。確認した体験内容と自分の経験で、選ぶ理由を説明しましょう。
企業を褒める文を削っても参加理由が残るか確認してください。残らない場合は、体験したい課題と自分の行動目標を足すほうが、賛辞を増やすより効果的です。
書類では「貴社」、話す際は「御社」とするなど表現を整えつつ、まず内容の具体性を優先します。専門用語を理解せずに使うと、面接で自分の考えを説明しにくくなります。普段の言葉でも、経験と目的がつながっていれば十分伝わります。
AIは材料整理や推敲の補助に使い、事実の確認は自分で行います。経験の創作、企業名の取り違え、体験内容の誤り、誤字を点検し、実際に説明できる言葉へ直してください。
応募先の利用ルールを守り、個人情報や秘密情報は入力しないようにします。「提案を主導した」と出力されても、担当が資料作成だけならその範囲へ修正しましょう。文章の整い方より、自分の行動と考えが正確に伝わることを優先します。
ESができたら、一分を目安に話して、経験と参加目的のつながりを確かめます。ソニー株式会社の職場密着インターンでは、エントリー後に書類選考、インタビューを経る流れが案内されています。書類だけでなく口頭でも説明する準備が役立ちます。(出典:ソニー株式会社 | インターンシップ | 職場密着インターン)
一分は練習の目安で、本番では質問や指定時間に合わせます。話す順番は参加理由、経験の要点、取り組む目標です。書いた文をすべて読み上げるのではなく、理由を裏付ける事実を選んでください。
口頭回答の例
「利用者の声を商品企画につなげる考え方を体験したいと考えています。接客のアルバイトで、商品の違いが分かりにくいというお客様の声を受け、案内表示を工夫しました。その中で、要望の背景を理解する難しさに関心を持ちました。今回は顧客の課題から商品を考えるワークに取り組み、提案の優先順位をどのように判断するか確かめたいです。」
続いて、次の三つを練習用の質問として使います。特定企業の実際の質問内容を示すものではありません。
録音を聞く際は、抽象語が続く場所、経験の説明が足りない場所、企業名を変えてもそのまま成立する場所に印を付けます。例えば「さまざまなことを学びたい」が続くなら、体験で扱う課題を一つ示すよう修正しましょう。
丸暗記するのは文章ではなく、経験の事実と参加目的の核です。質問の順番が変わっても、同じ事実に基づいて答えられれば、ESとの一貫性を保てます。
一人では説明不足に気付きにくいので、第三者からの反応も使いましょう。回答を評価してもらうと、修正する箇所を絞れます。CaseMatchのAI面接練習では、回答にフィードバックが付きます。指摘された部分を直し、もう一度声に出して説明してください。
商社に関心がある方は、住友商事を題材にした志望動機の深掘り練習でも、経験と目的のつながりを確認できます。こちらも人物面接の練習問題であり、インターン選考の出題を保証するものではありません。
一稿を口頭回答へ変えたら、問い返された際の説明まで練習しておきましょう。CaseMatchの面接練習で、AI面接官へ回答して改善点を確認できます。

まずは応募コースの体験課題を一つ選びましょう。関心のきっかけとなった経験を書き、四要素で一稿を作ってから指定字数に調整します。最後に声に出し、経験と参加目標がつながっているか確認してください。
材料は選べても文章にまとめにくいときは、対話で整理すると進めやすくなります。CaseMatchのAIキャリアエージェントで、自分の経験を基に志望動機を考えてみましょう。

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著者
フジクラで研究開発・新規事業開発に従事した後、アクセンチュア、デロイト、イグニション・ポイント、ADLでコンサルティングを経験。現在はSenior Managerとして転職支援を担当。製造業・R&D領域に強みを持ち、QUNIE Award 2024優秀個人賞、外資就活ネクストAランクの実績を持つ。
監修者
銀行法人営業、JAC Recruitment、パーソルキャリアでのRPO・企業人事を経て、フォルトナにてコンサル転職支援に従事。現在はCaseMatchのDirectorとして人材紹介を担当。ビズリーチSランク、新興系コンサルティングファーム年間Award 2025の実績を持つ。
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